97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
タイヤの空気圧低下
朝は久々に外で4マイル・ラン。若干肌寒いくらいの気温だが、手袋までは必要でなく、やはり風を受けて走るのが気持ちよい。

午後、買い物に外出した帰り、580を北上していると、車のダッシュボードに「Tire Pressure Low(タイヤ空気圧低下)」の表示が急に点灯。車の挙動には変化ないから、まさかバーストしたとは思えないが、いったんこのランプがつくと、路面から伝わってくる振動や車の揺れまで、全部タイヤのせいではないかと疑念が湧いてくるなあ。

とりあえず速度を落とし、次の出口でフリーウェイを降りて、タイヤを点検。外見は異常ないし、蹴飛ばしてもちゃんと固いのではあるが、一応空気入れておくかということで、近場のShellのスタンドに。

空気を入れるコンプレッサー機械が設置されおり、コイン投入口には75セントとあるのだが、アクティベイトするにはキャッシャーに申し出ろとも書いてある。しかたないので、キャッシャーのところまで言って、「エアの機械をアクティベイトしてくれ」と頼むと、若い男は「え、何それ」という。「だからさあ、タイヤをインフレートする、75セント入れるマシンがあそこにあるじゃない」というと、「ああ、あれはただ75セント入れればいいんだよ」と。

だったらアクティベイトうんぬんなど書くなよなあ、と機械まで戻ると、その上に更に看板があり、「カリフォルニアでは条例により、給油を行った車にエアとウォータ-を無償で提供すべき旨が定められている。これに関してコンプレインがある場合には、下記の番号に電話せよ」とある。察するに、ガスを入れてから、キャッシャでゴネたらタダにしてくれるんじゃないか(笑)

まあ、しかし、わざわざそのためにだけ給油して、またキャッシャーで押し問答するのもアホらしいので、そのままコイン投入。ちゃんと動く。アクティベイトうんぬんと余計な事を書いてたので、とんだ時間の無駄であった。

実は、車のタイヤの空気を自分で入れるのは恥ずかしながら初めて。日本では有人のスタンドで頼めばやってくれるし、ディーラーの点検なんかもあったからなあ。

75セントで3分間動くのだが、意外に手間取って、更に3分延長することに。最初からキャップを全て外しておくなど、準備してから金入れないと間に合わないことや、空気圧を先に指定した上で、ノズルをしっかりとビープ音が鳴るまで保持しないといけないなど、初めての体験から分かって、なかなか勉強になった。なんでもやってみないと分かりませんなあ。

空気圧を調整すると、ダッシュボードの警告ランプは消灯。とりあえず、いったんこれで様子を見るか。

この車も新車で受け取ってちょうど1万マイル(1万6千キロ)乗ったが、今まで点検に出したのは1回だけ。これは私が不精なのではなく、そもそも車の所有権を持つフリート・リーシングの会社の基準がそうなってるのである。最初の点検とオイル交換が7500マイル、次の点検とオイル交換は1万5千マイル。まだ5000マイル走らないと次の点検時期にならない。

まあ、考えてみると、日本は車検以外に、初回1000点検や、3ヶ月点検やら6ヶ月点検など、あまりにも点検がありすぎるのではないか。まあ、アメリカがやらなすぎるということなのかもしれないが。
「キネ旬」映画ベストテン
「キネマ旬報」が、映画史上のベストテンを発表したとのニュース。外国映画のベストテンはこうなっている。

1. ゴッドファーザー
2. タクシー・ドライバー
2. ウエスト・サイド物語
4. 第三の男
5. 勝手にしやがれ
5. ワイルドバンチ
7. 2001年宇宙の旅
8. ローマの休日
8. ブレードランナー
10. 駅馬車
10. 天井桟敷の人々
10. 道
10. めまい
10. アラビアのロレンス
10. 暗殺の森
10. 地獄の黙示録
10. エル・スール
10. グラン・トリノ

評論家や文化人による投票を集計したそうだが、10位に得票数同じ映画が集中しており、結局ベスト18ということに。

この18本の内、見たことないのは、第三の男、ワイルドバンチ、天井桟敷の人々、道、暗殺の森、エル・スールの6本。第三の男は、題名くらい知ってるが、その他は、題名すら知らないものばかり。世の中やはり広いもんである。



「Orphan(エスター)」
先日乗ったUAのB767は、3クラスで、ビジネスにも新型のフルフラット・シート導入したNew Configuration。15インチのモニターが座席前について、オンデマンドで映画を選択できるのが結構。

しかし、UAの経費節減からか、ラインアップの更新はだいぶ遅いようだ。「スタートレック」など、もう何ヶ月もやってるように思ったが。

ホラー・ジャンルに1本だけ掲載されていた「Orphan」という映画を見た。

3人目の子供を死産したことに悩む夫婦は、孤児院から9歳の少女を養子に迎えることにする。家族を火災で亡くしたというロシア生まれの少女エスターは流暢な英語をしゃべり、絵画や歌も器用にこなす聡明で大人びた美少女。しかし、家族の一員として家に来てから、この少女は奇妙で恐ろしい本性を次第に現し始める。

ペンシルバニアへ言及した台詞などで、一瞬これは、魔女伝説の方向に話が進むオカルト物かと思ったが、結果としては一応スリラーの範疇内に収まった。しかし、なかなか怖い結末。

観客には一歩先にこのエスターの奇怪な行動や邪悪さが明かされるのだが、回りの登場人物はそれになかなか気づかない。そんな心理劇がサスペンスを盛り上げて、小品ながらなかなかよくできている。エスターを演じたイザベル・ファーマンは、計り知れぬ暗黒面を持つ少女を巧みに演じて、存在感ある好演。

日本では、「エスター」という題名で10月に公開されたらしい。

「昭和二十年夏、僕は兵士だった」
「昭和二十年夏、僕は兵士だった」読了。

「散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した梯久美子が、戦争を兵士として実体験した著名人に取材した記録。

まだ学生の頃だが、戦記物や兵隊生活を描いた本になぜかずいぶん凝ったことがあって、あれこれ読んだ。当時はまだ軍隊暮らしを回想する人も多数健在で、結構いろんな本がシリーズで出ていた記憶あり。隊内で員数合わせと称する泥棒が頻繁に行われていたことや、陸軍の内務班では、古参兵による陰湿ないじめやシゴキが行われていたことなど、これまたどの記録にも決まって書かれていたのを思い出した。

この本では、5名の元兵士にその戦争体験を聞いているのだが、戦争を実際にその身で体験した者にしか語りえない心情に、実に重みがあってリアル。

海軍士官であった建築家池田武邦が語る、「戦場の血と硝煙の匂い、それだけは決して忘れられない。どんな戦争映画を見ても、匂いがないから本物とは感じられない」との述懐や、船に沈む際、自分の足にしがみついてきた兵隊を蹴り落とし、自分が助かったという大塚初重の体験談など、どれも真実にしかない重みに満ちている。

俳優の三國連太郎の徴兵忌避や敗戦後の帰国の顛末なども実に興味深いもの。ただ、彼の経歴には、何かもっと隠された深い闇を感じるのだが。

漫画家水木しげるは、今まで何冊か自伝を書いており、以前に一冊読んだことがある。本人の飄々とした述懐を読むと、なんだか呑気な兵隊暮らしであったかのようにさえ感じさせるが、所属する部隊がほとんど全滅する中を生延びて、左手を失いながらも帰国したという、実に壮絶な体験。ニューギニアの原住民とすっかり仲良くなって、ずっとここに残れと言われた話も自伝で前に読んだが、昔から実に変わった人だったんだなあ。もしも現地に残ってたら、「ゲゲゲの鬼太郎」は生まれてなかった訳である。

戦争を兵士として体験した人たちの年齢は、もう80歳をとうに超えており、今後まとまったインタビューが世に出る機会は、ますます少なくなってゆくだろう。その点では大変に貴重な記録である。
UAで50万マイル
United航空のサイトでは、自分のマイレージをWebでチェックできるのだが、「Lifetime United flight miles」という項目があって、これはUnited Airlineで今までに飛行した総距離。

前回の駐在時からずっと同じマイレージナンバーを使用して積算してるので、1993年からの通算ということになるが、この距離が50万マイルに達した。

50万マイルというと80万キロ。地球一周が4万キロであるから、地球を20周。ちりも積もればで、ずいぶん乗ったなあ。

この「Lifetime United flight miles」が100万マイルに達すると、ミリオン・マイラーとして、プレミア・エクゼクティブの終身メンバーのステイタスが与えられるというのだが、これはいくらなんでも達成不可能な気がする。しかし、この制度があるということは、ちゃんと100万マイル乗ってる人がいる訳で、世の中には、ずいぶん飛行機乗ってる人がいるものである。

「山口瞳 対談集」
「山口瞳対談集」(1)から(3)を同時に購入。目次を見ながら気になったものから拾い読みしてるのだが、これが実に面白い。

(1)ではまず、池波正太郎との「我ら頑固者にあらず」対談が秀逸。俺達が頑固者なんじゃない、他人に気働きをしなくなった今の連中のほうがおかしいんだ、と意見一致して悲憤慷慨するさまが、誠に印象的。

山口を、「命がけの僻論家」と称する司馬遼太郎との「東京・大阪、我らは異人種」対談は、この対談集の中でも白眉の出来。東京嫌いの司馬、大阪嫌いの山口が、ガップリ四つに組んで、関西と関東の違いを倦まずに語る。

生理的に受け入れられないものを、「東京人の考えじゃない」、「関西風だから嫌なんだ」、「田舎者だ」と一刀両断する山口瞳の価値判断は、損すらもあえて引き受ける痩せ我慢でもあると思うが、その潔さがいかにも東京人。山口の指摘を柔らかに受け止め、関東、関西の良いところ、悪いところを併せ呑むようなフトコロを見せながら、結局のところ関西への思いを語る司馬遼太郎も、実に味わい深い。

私自身は神戸生まれ神戸育ちではあるけれど、社会に出てからはずっと関東文化圏で生活してきたから、どちらの主張も身に染むものばかり。最近は日本全体の均質化が昔よりも進んだろうが、それでもなお、関西と関東の感性はずいぶん違うのだよなあ。

生涯の師であった高橋義孝との対談も、枯れた味わいがあって面白いし、野球の長島茂雄や王貞治、将棋の大山康晴など、各界著名人との対談でも、山口瞳の哲学や趣味がそのまま現れて、なるほどねえ、と頷ける話多し。

山口瞳がホストの対談と、ゲストに呼ばれた対談が混在してるのも、読み進めるうちに趣が変わって、なかなかよい。

山口瞳のエッセイには一頃傾倒してずいぶん読んだから、初見の対談でも、初めて読んだ気がしない。昔からよく知ってる親戚のジイサマが話してるのを、「ああ、また言ってるよ」と頷きながら聞く如き懐かしい感慨あり。

しかし、山口瞳が亡くなったのは95年。もう14年も経つとは、にわかに信じ難い気がする。

韓国射撃場で火災
韓国釜山の射撃場火災で大勢の死者。

韓国で拳銃が合法とは知らなかった。まあ、日本があまりにも規制にうるさすぎるという事なのかもしれないが。ホノルルなどでも、実弾射撃ツアーの客引きが路上で日本人と見れば声をかけている。

日本では、銃器をあまりにもも規制しすぎて、ヤクザと警官以外は誰も見たことも触ったこともないから、逆に外国に行くと興味を引かれる面もあると思うが。

まあ、しかし、観光旅行先でとんだ災難に遭って実に気の毒なお話。

「事業仕分け目安箱」を設置する
来年度予算要求の無駄を洗い出す政府の行政刷新会議は、「事業仕分け」の真っ最中。議論は公開で、ずいぶん白熱しているようだ。ずいぶん荒っぽい手法にも思えるが、自民党族議員がスッカラカンにいなくなったからこそ可能な会議。無駄が省けるのなら、どんどんやってもらいたい。官僚に聞けば、「予算に無駄など無い」というに決まっているが、無駄が無いはずがないのだから。

民間会社の費用予算というのは、常に収益との対比で考える訳で、利益が出ないければ、必要であっても設備投資延期する、人を切る、経費も節減する、と、いわば自律的な費用低減システムが組み込まれている。

もちろん官公庁でやってる仕事が収益事業でないのは理解しているが、税金使う予算立てるほうは、税収とのバランスなど最初から考えていない。リターンとの比較もなく、あれが要る、これも要ると積算してゆくと、いくらでも予算が膨れ上がるのも道理。なんらかの歯止めをかけないと。

各省庁から、予算を項目別に優先順位をつけて提出させ、省庁別の予算配分総枠は政治で決定。優先度の高いものから積算していって、配分された枠に達したところで打ち切り。それ以下の予算要求項目は自動的に廃止。本来それくらいのドラスティックな措置をすべきなのでは。

もしも、枠外になった事業をどうしてもやりたければ、自分達でリストの事業優先順位を見直せばよい。官僚側は、この事業を廃止するには、余分な費用がかかりますと理屈こねるに決まってるが、もしもそうなら、その費用分は、すでに枠内に収まった事業を更にカットすればよろしい。

そんな風にでもしないと、国家予算はいつまでも使い放題。要求は増えて行くばかりなのは火を見るより明らか。しかし、予算編成のシステムを、そんな風に変えるには、もちろん大変な抵抗が予想され、一朝一夕には行かないだろうが。

政治が無駄な事業を発見してカットする、この「仕分け」方式を今後も継続するなら、何が無駄な事業かを効率的に発見する手法のりファインが重要。今回は、約3000の国の事業から国会議員チームが447事業を選び出したらしいが、確かに名前見ただけで、お役所の無駄使いだと感じる事業多し。しかし官僚も知恵者である。今後はこの「仕分け」に引っかからないよう、あの手この手で手法を凝らしてくるに違いない。

やはり、無駄な事業の発見を、部外者が行うのは至難の技。官僚を問い詰めても、自分達の仕事や天下り先が減るような事を言うはずもない。

ひとつ効果があると思うのは、密告制。脱税の摘発というのは、ほとんど密告が発端なのである。では、税金使う無駄の摘発にも同じ手法を使っては。

密告というと響きが悪いから、例えば、「事業仕分け目安箱」と命名しよう(笑)。

行政刷新会議を正式な窓口として、「事業仕分け目安箱」を設置する。秘密保持を約束して、当の官僚や公益法人・外郭団体の職員から、不要な仕事、無駄についての通報を推奨する。もしもその事業を廃止して、税金節減の効果があるようであれば、その摘発者に報奨金を与えてもよい。事業廃止によって通報者が職を失うのなら、その補償まで踏み込む。

新聞の投稿欄のようになっても始末に負えないから、通報は内部者に限定する。何の仕事もしないのに、秘書つき、部屋つき、車つきで天下ってきたお役人や、意味のない仕事の連続に、ウンザリしてる下級官僚や団体職員は結構いるだろう。そこから直接意見吸い上げるほうが、話が早いのではないか。

今まで、のんきにやっていた仕事の無い部署の人間や天下りの元高級官僚も、通報されてはかなわないから、なんらかの自浄作用もあるだろう。

まあ、官僚の省内権力抗争などに使われては困るのだが、ダメかねえ、「事業仕分け目安箱」。