97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
大相撲九月場所千秋楽をTV観戦
本日は、大相撲九月場所千秋楽をTV観戦。チケット大相撲でのネット争奪戦で千秋楽が取れずに、二日後の戻りで昨日の14日目を取ったのだが、結果的には豪栄道の優勝をこの目で見れてよかった。まあ実質的には前日13日目の日馬富士戦の勝利で決まっていたのだが。

いつも向こう正面赤房下審判の向かって左奥に座り、毎回違うお姉ちゃんを横に連れている微妙な髪型のオジサンは、本日千秋楽はライトグリーンのポロシャツ着て白房下審判の右に座っている。横にお姉ちゃんは居ないが、まだ幕下の取組だし、後で来るのかな。連れているお姉ちゃんは皆美人。ただ、水商売風というほどケバくはないのだが、普通のOLにも見えない。あれは何なんだろねえ(笑)相撲中継を見るとどうでもよい余計な事も気になる。

中入り後に見ると、このオジサンの席には「喝!」の張本さんが座っていた。張本に席を提供したのか、張本に蹴り出されたのか。興味は尽きないねえ(笑)

十両の取組は優勝争いも千秋楽まで持ち込まれておりなかなか白熱。

安美錦は、立ち会い鋭く当り喉輪で英乃海をのけ反らせたまま張り手を顔に一発。左手をおっつけてバンザイ状態にしてからエイヤと渾身の引き。老練な技で千秋楽に勝ち越しを決める。大相撲では負け越しと勝ち越しはまったく違う。凄いねえ。

しかし右の喉輪でのけ反っている相手の顔に張り手カマすというのも、よくよく考えるとほとんどイジメに近い相撲(笑)ベテランにしか許されない。英乃海は取組前、伝説のベテランと一度当たってみたかったと語ったらしいが十分に思い知っただろ。勝ち越しがかかった千秋楽には当たらないほうが良いと(笑)

昨日の館内「どすこいFM」放送で女性のアナウンサーが、宇良が怪我している可能性について指摘していた。解説の親方のほうは「そうかなあ」と懐疑的だったが、前に落ちたり、呆気無く後ろに倒れる相撲が今場所目立った。相撲が覚えられたとはまた別の原因のように思えるのだが。しかし居反りを見せた今日の相撲を見ると、怪我があったとしてもだいぶ持ち直したのかもしれない。

中入り後の休憩時間、あの勝ち気な豪栄道にして、優勝決める前の日はまったく眠れなかったらしいとNHKアナウンサーが報告。13日目に日馬富士を下して実質的優勝を決めていてもそうなるとは、やはり優勝というのは恐ろしい重圧なのだ。

大怪我をしてもまったく弱音を吐かずに土俵に上がり続け、負けた後でも「そういうもんさ」としか言わず、胸を張って肩で風を切って歩いた大阪の「ごんた」な男が、昨日のTVインタビューでは仏頂面で涙をポロポロ流した。実に印象的。さぞ嬉しかったろう。稀勢の里の優勝インタビューも一度は見てみたい。ちょっと想像できないが、あるいはオイオイ泣くんじゃないかな(笑)

着実に相手をコントロールして自分の型に持ち込み、流麗に勝つ遠藤の美しい相撲。勝った後で笑顔を見せたのも実に珍しい。13-2。来場所は一気に前頭上位に復活だ。

御嶽海は10勝でおそらく九州場所での新三役が濃厚。最近突き押しではなく浅く差して寄る相撲が目立つ。宝富士は前傾姿勢で前に攻めると強いが、身体が固いので後ろに下がりだすとからっきし弱い。

高安はしかし何やってんだ。昨日の対遠藤の負けはよいとして、ここでもう一勝積み上げないと。大関獲りの場所の一勝よりも今場所に積み上げるほうが容易だったのに。先場所11勝、今場所が10勝で終わっては、3場所33勝ラインを当確と考えると来場所12勝。厳しい条件だ。

琴奨菊が左をこじ入れて一瞬危なかったが、豪栄道は右からのおっつけで琴奨菊の体勢を崩し、体を入れ替えて一気の寄り。豪栄道! 素晴らしい全勝優勝。誰にも文句を付けられる謂れのない完全優勝。白鵬がもし出場していても、きっと撃破して全勝だったはずだ。

稀勢の里は、怪我をしてから上位への白星配給マシーンと化した照ノ富士を寄り切り。まあ大した勝利ではない。しかし気になるのは、まだあの変なムフフ笑いを続けている事。効果は無かったのが証明されたのだから、もう止めとけって。精神集中には他の方法考えろって。

優勝は決定したが、土俵の取組は更に続く。日馬富士は廻しを取って鶴竜を寄り立てる。行司を巻き込まないよう、最後の寄りは日馬富士が若干手加減してゆっくり目に決めたのでは。しかし、式守伊之助は、以前差し違えも沢山あったし、行司としての資質を疑う。日馬富士が向こう正面に寄り立てるのは予想できるのに、その後ろのわずかなスペースを、あの時に東側に動く必要が本当にあっただろうか。行司も能力ではなく年功で昇格するから仕方ないが、空位の行司最高の名籍、木村庄之助に相応しい行司かどうかは見極めが必要では。

表彰式の前、豪栄道が真面目に君が代を歌っているのは、悪ガキの番長が中学の卒業式で国歌斉唱しているのを見るような微笑ましい光景。優勝インタビューは、NHKアナウンサーが泣かせようとしていたのか随分と長いもの。しかし豪栄道は落ち着いた立派な受け答えだった。素晴らしい達成。誇るべき全勝優勝。来場所はまた来場所の風が吹くのだが、大相撲の歴史に確かに残るだろう。


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両国国技館で豪栄道の優勝を見た
大相撲九月場所14日目を観戦に両国国技館まで。元々はチケット大相撲で千秋楽を狙っていたのだが取れず14日目を選択。しかし豪栄道優勝決定の日となったから14日目で良かったなあ。

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本日も満員札止め。相撲人気も凄いねえ。 幕下以下の取組が大分終了してくるので、13日目から取組開始は10時40分から。前回よりものんびりと国技館に。

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たとえ今日優勝が決定しないとしても、この天皇賜杯と優勝旗は九分九厘豪栄道のものだろう。しかし場所前に誰が豪栄道が優勝すると予想したろうか。今場所の相撲なら、たとえ白鵬が出場していたとしても豪栄道が優勝していただろう。感慨深いなあ。

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一階売店で豪栄道Tシャツを記念に購入。琴奨菊の時も優勝したその日に琴奨菊Tシャツを購入したのでよい記念になった。問題はいつ着るのかという事だが、まあ通天閣の近くを歩く時くらいかなあ(笑)

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二階椅子席A。取組が始まる前の土俵は静謐で美しい。

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いつも通り「雷電」でちゃんこ定食で一杯。精算の時、いつも受付している着物姿の綺麗なお姉さんに「明日も来られるんですか」と聞かれたので「チケット取れなかったけど、豪栄道は今日多分優勝するからね」と雑談すると、お姉さんは「えっ、遠藤は優勝もう無理ですか?」と。遠藤推しなのであった。まあ来場所以降に期待だよねえ。

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場所入りする力士達を見物していたのだが雨足が強くなり館内へ。この場所はいつも雨が降っていた気がする。

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大輝、琴恵光、阿武咲全て勝利して十両の優勝争いは混沌としてきた。

今場所の宇良は動き回ると前に落ちるのではとヒヤヒヤする。この日も危なかったが阿夢露の体が先に落ちた。

安美錦は、怪力でセオリーに無い強引な攻めをしてくる大砂嵐を叩き、突き上げた上で渡し込み。物言いがついたが勝利。これで7-7まで成績を戻した。大怪我しているのに素晴らしい

隠岐の海は優勝の可能性さえ囁かれた序盤の大活躍から失速し、この日は幕内前半で相撲を取る。負け越しするのではと心配したが琴勇輝の押しをたぐりにたぐって土俵際で「逆とったり」で勝利。一場所で「逆とったり」二回というのは珍しいのでは。攻められた土俵際で懐の深さで逆転し、ケロっとする隠岐の海らしい勝利。

遠藤ー高安戦は観客の歓声が凄かった。しかし遠藤がどちらが関脇か分からない堂々たる相撲で素早く正面から寄り切る。遠藤が負けて豪栄道優勝では場所が締まらない。すばらしい勝利。高安は千秋楽にもう1勝積み上げて来場所の大関獲りを楽にしたいところ。

豪栄道は玉鷲の突っ張りをかいくぐり、右差し左前みつ取って一気の攻め。実質的には昨日優勝を決めたようなものだが、14連勝で優勝を正式に決めた。素晴らしかったねえ。

稀勢の里はもう身体に力が入らないのでは。日馬富士が厳しい喉輪で体勢を起し、左を差して寄ると呆気無く土俵を割る。意気消沈の場所だろうが、また一から出直しだ。

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打ち出しで跳ね太鼓が聞こえる外に出るともう外は暗い。千秋楽は残すものの、今場所はもう終わったようなものだ。豪栄道は素晴らしかった。優勝を称えたい。千秋楽は負けても良いよ← オイコラ!


豪栄道が、実質的な優勝を決めた日
大相撲九月場所13日目はチケットも取れてないし仕事もあるので出勤。しかし夕方からネット情報を遮断し、定時速攻で帰宅して録画観戦。

もう後は余計な情報が入って来ないのでのんびり缶チューハイ飲みながら。十両の優勝争いも白熱しているので、十両の取組からチェック。佐藤は普段から態度悪そうなところが気になるが重心低く強いね。安美錦は残念。十両優勝の行方もだいぶ絞られてきた。残り二日は優勝の行方と幕内下位との入れ替えが見所に。しかし宇良はどうも調子悪そうなのが気になる。

土俵入りの後幕内の取組。輝は臥牙丸を破って幕内で初の勝ち越し。以前はやはり力が足りないと感じる相撲が多かったが、今場所は力強い攻めが印象的。もっと稽古してもっと上位に登ってほしい。

前半戦最後が遠藤と松鳳山。「手をついて」連呼で立合いの邪魔をする晃之助の行司。遠藤は松鳳山の突進をマトモに受けたが、土俵際の魔術師のような足さばきと身体の回転で松鳳山を破る。調子良い時の遠藤がようやく戻ってきた。これで本日の優勝は無し。明日の本場所チケットがあるのでこれは大変重要(笑)

魁聖は「俺だけ負け越してたまるか」パワーで正代を負け越し仲間に引きずり込む(笑)あのパワーが負け越し前に出れば(笑)御嶽海は先場所、直前に怪我をして星が上がらなかったが、今場所は地力の強さを見せた。高安は廻しが取れずに引き、その後もバタバタして御嶽海を呼び込んでしまった。優勝争いからは脱落。しかし白星を積み上げて来場所の大関獲りにつなげてほしい。

照ノ富士は膝がもう相撲取れないほど壊れている。カド番琴奨菊は7勝まで来てから3連敗ともたついたが、照ノ富士に勝利してカド番脱出。無理しても最後まで出る照ノ富士は、終盤では上位への白星配給役となっている。稀勢の里も鶴竜もあと1勝を積み上げるだろう。日馬富士だけは同部屋で恩恵無し。終盤真剣勝負の興を削ぐし怪我にも悪い。無理せず休めば良いと思うけど。

稀勢の里は脇が甘く腰高。あっけなく鶴竜に左下手を差され、すくい投げにもんどり打って土俵下へ。おそらくもう緊張の糸が切れていた。挙動を見ていても決してメンタルが強いほうではない。毎場所「綱取り頑張れ」と言われ続けて精神的には大変辛かっただろう。横綱昇進はこれでまったくの白紙に戻ってかえって吹っ切れるのでは。 今後は2場所連続優勝するだけだと、いったん割り切ればよい。

ここ何場所かで突然出現した、花道入り前からのあの謎のムフフ笑いは、立合い前に緊張で目をバチバチさせる事をうるさく指摘され、自分なりに平常心をどのように維持するか考えていたのではと思う。しかし慣れない事をやっても続かない。横綱昇進のチャンスが一旦消え去った今、あのムフフ笑いはもう止めよう。ちょっと気持ち悪いから(笑) もう一度全て初心に戻ってやり直すのがよいのでは。土俵上の四股だけは改善したので今のままで。

最後の大一番は、全勝の大関豪栄道と二敗で追う横綱日馬富士。仕切りの途中で両者がにらみ合い、伊之助に促されて別れる。仕切り途中の長いにらみ合いやら気合が乗った時間前の立合いなど、昭和の頃にはよくあったけれど、実に久々に見た気が。両者気合が乗る。

今場所の豪栄道なら日馬富士を真っ向から攻めきれると思っていたが、鋭い立合いから両差しになって日馬に寄られ、引いて墓穴を掘ったかと思ったが、最後にラリアットのように右手を相手の首にぶち当てる捨て身の首投げで勝利。首投げは批判されながらも豪栄道の得意技。悪いクセでもあり今場所出てなかったが、最後のここ一番で出さざるを得ないほど追い詰められたのは、やはり日馬富士の凄み。

日馬富士が負けた後の、ちょっと照れたような笑いが良い。「相手が強い。しょうがないな」と。勝っても負けても全身全霊でやり切ったと自分で納得しているからこそ出て来る表情。そして勝った時も相手には優しい。これぞ真の男だ。

本日、14日目は、遠藤が高安に勝ち、しかし豪栄道が玉鷲を一蹴して初優勝するという場面を見たいなあ。高安が遠藤を破った時点で豪栄道優勝というのもなんだか気合が抜けてしまう。

もっとも、いずれにせよ今場所の実質的な優勝決定戦は、この日の日馬富士ー豪栄道。国技館で観戦できた人はうらやましい。

大相撲九月場所11日目をTV観戦
昨夜は、全勝豪栄道と二敗稀勢の里の直接対戦の大一番がある大相撲九月場所11日目をTV録画観戦。

幕下筆頭小柳は勝って3-3まで成績を戻した。なんとしても勝ち越ししなくては。十両では幕下陥落崖っぷちの北太樹が7勝まで星を戻してきた頑張りが光る。入門以来全て勝ち越しで順調に出世してきた宇良は、負けて4勝7敗とこの辺で一度停滞するか。バッタリ前に落ちるのが気になる。

今場所の輝は、時として相変わらず脆い時もあるが、力強く勝つ場面も多い。幕で勝ち越す力がようやく付いてきた。若いのだから稽古だ。もっと稽古だ。

遠藤は玉鷲相手に張り差しに行ってかえって墓穴を掘った印象。2敗目を喫する。しかし上位陣が星を潰し合えばまだチャンスがある。隠岐の海は宝富士と大相撲だったが、最後はちょっとガス欠気味。横綱大関5名を倒して7勝1敗まで行ってから3連敗というのがいかにも隠岐の海。千代鳳は昨日バッタリ前に落ちておかしいと思っていたが膝を怪我して今日から休場。あれあれ。

稀勢の里は豪栄道の右差しを警戒して左を固めて立合い。突いて出た。豪栄道は一瞬グラっとしたがアゴを引いて右に回り後ろに下がらない。稀勢の里の腰が高くなったところで動きよく両差しになって突っ込み、寄り立て最後は渡し込み。体力気力とも充実。よく身体が動いている。稀勢の里の綱取りに引導を渡したのが豪栄道だったとは。

稀勢も溜りからムフフと笑みを見せて緊張した感じはなかったが。負ける時は土俵の外に格好悪く転落する負けが多いのも印象悪いよねえ。結果論に過ぎないけど、稀勢の里は突き放すのではなく、密着して左の強烈なおっつけから左四つを狙った方が良かったかもなあ。

鶴竜は横綱の貫禄で突き落とし一閃、横綱の貫禄で琴奨菊を倒す。横綱の顔も張る高安。苦しまぎれの突き落としだったが日馬富士の体も崩れていた。ただ高安は攻められており完勝ではない。日馬富士は相撲に勝って勝負に負けた格好。これで全勝の豪栄道を追う一敗力士が消滅したが、日馬富士と豪栄道との直接対決もこの後組まれるし、経験豊富な日馬もまだまだ優勝を狙える。

本日、12日目は、全勝豪栄道が横綱鶴竜。今場所の調子では豪栄が勝つと予想。既に後続とは二差がついており今日勝つと優勝可能性は更に高まる。二敗で追う日馬富士は琴奨菊と。これは対戦成績から言っても日馬富士の勝利だろう。同じく二敗の高安は嘉風。嘉風は今場所精彩を欠いており、順当に高安が勝つのでは。これまた二敗の遠藤は御嶽海。遠藤は突き押しにどう対応するか。これも見逃せない。

本日はTV観戦だ。


大相撲九月場所9日目観戦写真日記
先週月曜の祝日、大相撲九月場所9日目を両国国技館椅子席で観戦。雨模様。

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座席は正面3列の50番。ここは斜めから角度を持って土俵を観ることになるが勝負は分かりやすい。座席の前後にも余分なスペースがありゆったり快適である。

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この日も早めに場所入りして序ノ口の取組から観たのだが、お昼はいつもの「雷電」で一杯。相撲観戦が続くと身体に悪いな(笑)

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1階のロビーは以前、売店が出たり、横綱大関の写真パネルが飾ってあったりしたのだが、何時頃からか全て撤去されてスッキリ。ただ、入り口でペラペラの大きな取組表を貰うのだが、折りたたむ机が無いんだよ(笑) 茶屋経由だと畳んであるのをくれるみたいだが。

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二階角の席は写真を撮るのに好適なのかカメラの砲列が。これはアマチュアじゃなくて報道だよなあ。でないとこんなに並ばないと思うけど。

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この日も序ノ口の取組で物言いが。やはり若い行司が怖いオッサンに絡まれているように見える(笑) 昔は、物言いの際に差し違えを指摘され、土俵を叩いて涙の抗議した立行司が居たと聞くが、序ノ口の行司はペイペイの若者だからなあ。

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大露羅はデカイねえ(笑) この日は2勝目。

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場所帰りに見てもデカイ(笑)

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そして114キロの石浦と280キロがすれ違う。体重差166キロというのは幕内力士1名分だ。

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元千代大海は審判入場の時、呼び出しの控えで塩を拝借して、審判席に着く前に土俵に撒くんだ。今まで気づかなかった。

幕下では琴鎌谷敗北、阿炎は3勝目、ついこの前幕内に上がり座布団作ってもらって喜んでいた明瀬山はジェットコースターのように急転直下、幕下転落して先場所も負け越し、今場所も既に5敗目で負け越し決定。気の毒にもう関取には戻れないのでは。長く幕内を張っている力士の力が如何に図抜けているかということなのだけれど。

幕下筆頭まで駆け上がってきた小柳は十両前にして緊張したか3連敗したものの、2連勝。勝ち越してほしいね。

十両では大輝勝利、安美錦敗北、宇良も負けた。自己最高位の十両筆頭まで上がった宇良は今場所攻めても攻められても前に落ちる相撲が多い。どこか故障があるのではと心配だが。

この日の横綱大関は、照ノ富士が高安とガップリ組むも力負けして寄り切られるという寂しい敗北だったが他は安泰。照ノ富士は今にも横綱に駆け上がると思われた逸材だったが膝を大怪我して無理して場所に出場するうちにスッカリ壊れてしまった。復活があるだろうか。寂しい話。

豪栄道はこの日も勝った。身体が良く動いている。館内は大いに湧いた。

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打ち出しで外に出て跳ね太鼓にを聞くと、もう秋の風。日一日と日が短くなってゆく。いかにも秋場所だ。



大相撲九月場所中日を観戦
大相撲九月場所、中日を観戦に両国国技館まで。何故か早く目が覚めたので、序ノ口の取組から見てみるかと早めに国技館へ。開場は8時。序ノ口の取組は8時40分から。

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しかし館内はまだ閑散としている。コアな相撲ファンや関係者が多いようで、序ノ口の相撲取りの名前にも応援の声がかかる。

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まだペイペイの行司が裸足で仕切る取組に物言いがつくと、怖い親方がゾロゾロ土俵に登ってきて、若い行司が、「お前は何てことをしてくれたんだ」と叱られているように見えて実に気の毒だな(笑)

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一部で話題となった服部桜、武蔵川部屋のドキュメンタリーで馬鹿真面目なヘッポコぶりが面白かった風武など、序ノ口や序二段の相撲は、相撲になってない取組も多く、逆に新鮮で面白い。相手の立合 いにどうやって合わせてよいか二人共分からない取組は元魁皇審判長が優しくアドバイスを与える(笑)

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お昼は二階の食堂「雷電」で、しじみエスプレッソと冷奴を肴に一杯やって「ちゃんこ定食」も。力士弁当も大好きだが、ちゃんこで一杯も実に良い。一階の弁当売り場では浅草今半のすき焼き弁当を3,240円で午後1時から売り出しているそうなので、今後試してみるか。

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新序出世披露が行われる。

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大露羅はやはりデカイなあ。しかし大きいから強いとは限らないのが相撲の面白いところ。

関取衆が次々に土俵入り。

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本日も満員御礼でござった。
大相撲九月場所7日目をTV観戦。
この3連休は相撲漬けの予定。昨日土曜日は大相撲9月場所7日目をTV観戦。もちろん両国国技館で見物するライブ感は何物にも代えがたいが、部屋で飲みながらのんびりTV観戦するのも実にリラックスしてよい。

幕下筆頭小柳はようやく初日が出た。正代と稽古しても分が良いという実力だが、幕下筆頭まで上がって関取の座が目の前にちらつくとやはり考え過ぎたかこれまで3連敗していた。

木曜の午後は、国技館で観戦したのだが、南側通路で関取の場所入りを待っていたところ、ふと振り向くと後ろ側をちょうど小柳が歩いて来た。皆前方ばかり見て誰も気づいてなかったが、「頑張って!」と拍手するとちょっと驚いたようにこちらを見て軽く頷いた。この日は負けたんだけれども、7日目に初日が出て目出度い。十両からの陥落にもよるが、幕下筆頭は一つでも勝ち越せば基本的に十両昇進濃厚。あと3連勝して関取の座を掴んでほしいね。

宇良は千代丸に叩かれて呆気無く前に落ちる。今場所は、攻めても攻められても随分と脆く前に落ちる。元々がトリッキーな取り口であるから、相撲を覚えられたという感じでもない。足首に包帯しているが、ひょっとすると何か怪我しているんではと心配だ。宇良も十両筆頭で勝ち越しさえすれば幕内に上がる可能性あるのだが2勝5敗と星勘定がちょっと厳しくなってきた。

安美錦は白星先行に。幕内経験のある実力者は前への圧力が強いから逆に引きや叩きが有効な気がする。幕下に落ちてしまうと今度は自分が前に出ないと勝てない場合が多いから、やはり十両が頑張り所だ。

最近、四股名と顔がなかなか一致しない力士が何人かいるのだが、音の「しょう」に「翔」「松」「咲」と随分かぶる漢字があるのも原因か。「阿武咲」や「旭日松」なんて、なんと読むか一瞬考えこんでしまう。あとは「鵬」の字も使い過ぎ。全体に四股名もキラキラネーム化しており、もっと出身地の山河など、言霊を感じさせる名前が増えると良いのだけどなあ。

遠藤は旭秀鵬の引きに乗じて一気の押しで6勝目。ようやく怪我が治ってきた印象。このままの調子を維持できれば、来場所は幕内上位に返り咲きだ。膝の怪我を繰り返す事だけが心配。

琴勇輝と天風はお互い香川出身の「国モン」対決。幕内経験に一日の長がある琴勇輝が勝利。琴勇輝も5勝で調子よく後半戦も暴れてほしい。勢も御嶽海も快調。正代はまだ初日が出ないというのは一体どうしたことか。

照ノ富士が貴ノ岩の出し投げに屈し、鶴竜が好調の高安に敗れた以外は上位陣安泰。稀勢の里もなんともか持ち直している。

隠岐の海は横綱大関総なめの大記録がかかっていたが、相手の豪栄道は、そもそも稽古場では無敵。大関になってから負けが込んだのは、怪我のせい。悪い所なければまあ隠岐の海には負けない。

場所前の隠岐の海は尾車部屋で熱心に出稽古していたと尾車親方が解説で褒めていたが、これまで稽古していないから「稽古の貯金」がそもそも無いのだよなあ。大型で懐も深く身体も柔らかい。若いうちから猛稽古していたら空恐ろしい力士になっていたはずなのだが。

本日中日は、両国国技館で観戦予定。十両も注目の対戦が目白押しだし、幕内でも、遠藤ー勢、隠岐の海ー御嶽海、豪栄道ー嘉風など見逃せない。



大相撲九月場所初日を観戦
先週土曜日は朝4時半起きでゴルフ。日本でゴルフやるとこれだから嫌だよなあ。会社のコンペ。スコアのほうはサッパリだが、ツキがあって、7位賞とオネストとチーム戦優勝の商品をゲット。もっとも、これ以上ゴルフに投入する人生の時間は無いからもう上達することはあり得ないなあ。

日曜は大相撲九月場所初日を観戦に両国国技館まで。乗ったタクシーの運転手に行き先を告げると「今日が初日でしたね」と。なかなか相撲に詳しく、稀勢の里談義など。初日の相手は隠岐の海だが、上背もあって懐が深く、油断するとあれはやられますよ言ってたが、まさかその通りになるとは(笑)

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国技館には11時前に到着。入口の左右は以前弁当などの出店が出ていたが、最近は取り払われてスッキリと。力士が場所入りしてくる南側通路も、以前はピザの車屋台など出ていたが最近は無くなった。理事長交代に伴い利権関係にも見直しがあったのかね。

まず雷電で腹ごしらえ。昼から飲むのでしじみエスプレッソで肝臓をいたわり、お通しに板わさ。そしてちゃんこ鍋定食。お酒はウーロンハイと菊正樽酒300ミリ。当日の取組表を検討しながらのんびりと。

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二階の椅子席A。最前列なのでまあ前を気にしなくてもよいのが助かる。

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天気悪いので力士の入り待ちは止めて三段目、幕下の相撲を。横にヒッピー風のアメリカ人が来て、何やら沖縄出身の三段目力士の取組が終わったかどうか聞いてきたので、あれこれ会話。残念ながらもう取組は終了していた。日本語も結構しゃべれて、なにやらギターの弾き語りをしてるんだとの事であったが、相撲見物にも色んな人がいますな。

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この日も満員御礼。

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初日恒例協会ご挨拶。

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幕内土俵入りの後、横綱土俵入り。

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天皇賜杯、優勝旗の返還。

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優勝額除幕式は、東京場所でニ場所分行われるのだが、五月場所優勝の白鵬は休場のため、宮城野親方が代理出席。

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沢山の懸賞がかかった、稀勢の里vs隠岐の海戦。まさか稀勢の里があんなにも呆気無く負けるとは。というか、それがまた稀勢の里なんだけれども。

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打ち出しの跳ね太鼓に送られて場所を出る頃には外はもうちょっと暗くなっている。秋場所だなあ。これからどんどん日が短くなってゆくのだ。



「分店」に蹴られて「新橋鶴八」本店に
木曜日は、休肝日でまっすぐ帰るつもりだったが、会社を出るとちょっと気が変わった。一杯やって帰るか(笑)

台風が次々に来て悪天候が続いているし、寿司屋に行くのもどうかと思ったのだが、逆にキャンセル続発で閑古鳥だと可哀想だと念のため「新橋鶴八分店」に電話。親方が出て、今週は土曜までずっと予約で満席だという。大常連O氏も断ったくらいだと云うから凄いな。もうすっかり大人気店。大常連O氏は本店に行ってると思いますよとのこと。

しかし「台風ばかりのこんな時期に、予約して寿司屋に来るなんで実に酔狂な客がいるなあ」と云うと、五十嵐親方は「今、こうやって電話してる人がいるじゃないですか」と笑う。まあ、それはそうなんだけどさあ(笑)

仕入れの事を聞いてみると、魚はなんとか揃ったとの事。今週は一杯ですが来週は是非どうぞと言われたが、今週の日曜から大相撲九月場所が始まるから、夜は早く帰宅して録画チェックするのが日課だしなあ。ということで曖昧な返事を(笑)

「分店」に蹴られてそのまま帰るかとも思ったが、やはり一度寿司屋に電話してしまうと止まらないもので、今度は「新橋鶴八」本店に電話。石丸親方が出て、申し訳なさそうに「7時までなら大丈夫なんですが」というので、「いやいや、それで大丈夫」と速攻で入店。

カウンタには先客はまだ二組。7時から満席になるのだとか。繁盛ですな。大常連O氏からも予約の電話があったが店が立て込んでるので断ったとか。あらま気の毒に本日は流浪の民だ(笑) こっちはカラオケに誘われなくて助かったと云うと、「新橋鶴八最後の弟子」君が、「Oさんは、一緒にカラオケに行って楽しかったと何度も店で言ってましたよ。よほど楽しかったんですよ」と云う。なんだか誘いを断るのが悪いような気分に(笑)「まあ、それにしても、あんなに家に帰りたくない人も珍しいですねえ」と石丸親方。まあ、人生色々ですが(笑)

分店は今週土曜まで満席だと言ってたよと伝えると、「そうですか」と石丸親方は破顔一笑して実に嬉しそうだ。親方は親も同然なんだなあ。

お通しは塩蒸しアワビの周りの部分切り落とし。ちゃんとアワビの味がするから得した気分。冷酒を貰って。市場では魚が少ないと仲卸は大変だったそうだが、種札はきっちり揃っている。 まずヒラメをつまみで。

豊洲市場移転延期の影響を尋ねると、11月築地移転の週は休もうと思っていたが、この分では休めないかなあと石丸親方。ただ現在の築地に一部残る仲卸用のビルも完成しており、そこで仕入れても商売はできるのではとの事であったが。

塩蒸し、アジ、ハマグリとつまみで。どれもいつもと同じ新橋鶴八の味。

他の客に名物の鉄火巻を作成していたのだが、マグロが山盛り。よくあれで巻けるよなあといつも感心する。石丸親方によると酢飯が少ないからだと。そして、神保町では赤身とトロで作成していたのだが、中トロも入れてマグロ全部を味わえるようにしたのが「新橋鶴八」独自の工夫なんだとか。

ウニやマグロは買って来て出すだけで寿司屋の仕事手間は何もかかっていない。だからなるべく原価に近い値段で量もドーンと出す。でも、仕事した種からはちゃんと利益を頂きますよと、「神保町鶴八」諸岡親方譲りの鶴八哲学を久しぶりに聞いて実に懐かしい気分。

そして、その仕事した〆た物や煮物なども、「新橋鶴八」では実は大きな利益は乗せていない。「一回300円の利を取るよりも100円ずつ3回で300円の利益を上げるのだ」というのも神保町諸岡大親方の教えであり、この店に来ると本当にその哲学が今でも生きている事が得心できるのだった。だから真摯で真っ当なこの店が好きになる。

お茶に切り替えて、握りは2貫ずつ。まず中トロ。コハダは他の客が頼んだ時には「新子もありますが」と聞いていたが、私には大きいのを。そうだ、ネットリと〆るこの店の仕事には、やはり肉厚のコハダでなくては。アナゴも何時ものトロトロ具合。炙るのは、香ばしさを出すのが目的ではなく煮上がりの状態近くに戻すためなので、煮汁を塗りながらごく軽く火を通すのだとか。長年来ているが煮汁を塗っているのは気がつかなかった。何でも常に発見あり。

ハマグリ出汁のお汁が出て、最後はカンピョウ巻で〆。何時もと同じ店で、何時もと同じものが何時もと同じように燻し銀のように旨いこの幸せ。7時5分前にお勘定を頼み、支払済ませて「ありがとうございました」の元気よい声を聞いて店を出ると、ちょうど数名のお客さんが店前に到着した所だった。酒も飲んでつまみも握りも食べて1時間弱の滞在。早く帰宅できて実に良い。


歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」昼の部
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先週の日曜日は、歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」昼の部に。前日に夜の部を見物したから二日連続の歌舞伎座。さすがに昼夜一日通して歌舞伎座というのは今まで一度もやったことないな。

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最初の演目、「碁盤忠信(ごばんただのぶ)」は出演陣総出でだんまりを繰り広げる最初の場が実に賑やか。染五郎と菊之助がそれぞれ両花道を同時に使った幕外の引っ込み。夜の「吉野川」用に両花道が設営されているので、使わねば損という感じなのかもしれないが、両方同時の幕外の引っ込みは初めて観た。

染五郎の碁盤を使った荒事風見得や立廻りも印象的。古式の江戸荒事ではないのだが、染五郎が懸命に奮闘している様子は伝わってくる。この秀山祭では染五郎が一番大変な気がする。まあ血族である叔父さんと曽祖父の為に一肌脱いて健闘ということだろうけど。

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ここで35分の幕間。花篭で「つきじ膳」なるものを。海鮮の小丼が3つ。炭水化物が多い気もするが、なかなか結構。

二番目の演目「太刀盗人(たちぬすびと)」は軽妙な松羽目物の舞踊。あの化粧では誰やら分からないが、又五郎が滑稽な演技で笑いを誘う。真面目な田舎者を体現してかっちり踊る錦之助との対比も面白い。彌十郎も言われるがままにあっちに行ったりこっちに行ったりと腰の定まらない役人役だがこれも軽妙で笑いを誘う。

「一條大蔵譚」以前に吉右衛門で一度、仁左衛門で一度見ているが、仁左衛門の大蔵卿にはどこまでも公家を感じるのに対して、吉右衛門大蔵卿にはどこか武家の本性を感じる部分がある。秀山際では初めての演目だとのことだが、手慣れた演目で流石に吉右衛門が実に分厚く演じる。魁春も印象的に成立している。

作り阿呆と源氏再興を願う源氏けいの血を引く能力ある男の本性を何度も揺れ戻す終盤は、心根を侵食しつつある幽かな狂気すら感じるような迫力。この日は大向うの鶏爺さんが随分と元気。まあ元気とは言っても他の日との同社比であって、他の大向うに比べたらもう聞いていられないような老残を晒すヘナチョコな声なんだけれども(笑)

朝は雨がパラついたが打ち出しで外に出るとカンカン照り。