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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
今年最初の「新橋鶴八」訪問。
金曜日の夜は今年初めての「新橋鶴八」@ニュー新橋ビル。1月は大相撲観戦だの、なんだかんだあり、すっかり訪問が遅くなってしまった。

ブログをチェックしている五十嵐親方は「うちに来るのが毎年一番遅いじゃないですか」と言うのだが、そうだっけな。今年は確かに、巡回している寿司屋では一番最後の訪問。もう2月。でも去年は寿司納めで最後に訪問したからねえ。

裏から白衣来た若い男性が出て来たので、いよいよこの店も弟子を取ったとかとビックリ。いつも「儲けが減るから弟子は取らない」と言っていたのに。しかし、聞いて見ると、新進気鋭の銀座「H」の弟子が、短い間研修に来ているのだと。

この「H」という店は確か、先日「み富」訪問の時に雑誌の同じページに載ったと聞いたっけ。なんでも30貫出して3万円とか。「新橋鶴八」の大きさで握り30貫食うのは拷問だが、小ぶりの握りなのかね。この若者は、和食から入って寿司経験はまだ浅いとの事だが、寿司職人らしい面構えをしている。後でちょっと話をするとなかなか詳しく、修行中でもプロはプロだと感心。

カウンタには先客1名のみ。冷酒を所望すると、手伝いの女性は「今日は飲んでほしいものがあるんです」と磯自慢純米吟醸を出してきた。後で聞くとこれで瓶が空になったと(笑)しかし細かいスペックは忘れたが、磯自慢は、アメリカに住んでいる時、東京駅地下の「はせがわ酒店」で純米大吟醸四合瓶を持って帰り、その旨さに実に感心した良い酒蔵。あの酒は凄かったなあ。

その後は、加賀鳶の純米吟醸。芋焼酎水割りと。O氏も居ないし7時には満席になる模様なので早めに終わらないと。

お通しは酒盗。まずはつまみから。

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食べましたものは貰ったメモの通り。今回初めて知ったのだが、このメモは何を出すか最初から書いてある由。前回のようにつけ忘れがあるのは、つい他の客に出すはずみでメモに無いものを出すからだろうなあ。

勘定についてあれこれ聞くに、やはりお好みで頼む客の注文付け忘れは多いらしい。出してないものを付ける事はないものなあ。逆にキッチリつけてはいても無闇に沢山食べた客については、本当に全部請求して良いのかと気になって、ちょっと割り引く事もあるとのこと。大食いには優しい店(笑)もっとも、アワビ、大トロ、車海老など、高い種ばかり散々幾つも食べてから高いと文句を言う客も稀にはいるようで、物を知らずに厚かましいというのは実に怖い話。

ヒラメは大ぶりな身を肉厚に。当日締めたとの事で、個人的には熟成するよりこの具合のほうが好きだ。サバは旨味あり。醤油が要らないくらい塩が効いている。

つまみで出た煮ヤリイカは、いつも他の店で出す物より一回り大きく大味に感じるのだが、五十嵐親方によると小さいのは卵が入っていないのだと。どちらが本格かしばし議論したが、今度小さめなヤリイカ出す店で再確認しなければ(笑)

アナゴ一夜干しの炙りは実に肉厚で香ばしく脂が乗って美味い。握りにするアナゴとは元々違うものを仕入れている由。

握りはまずヒラメ昆布〆。昆布と白身の旨味が、ふっくらと米の甘味を含んで炊かれたこの店の酢飯とよく合う。酢飯については本家よりも具合が良い印象。サヨリも実に肉厚で大きい。コハダはネットリした鶴八伝来の旨さ。漬け込みのハマグリも良い。アナゴは珍しく塩とツメと2貫。良いものが無いのでしばしお休みするかもとのこと。アナゴが無いと江戸前の寿司屋として画竜点睛を欠く気がするけどなあ(笑) 

最後はカンピョウ巻で〆。満ち足りた気分でタクシー帰宅。


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歌舞伎座「二月大歌舞伎」、昼の部を観た
先週の日曜日は、歌舞伎座「二月大歌舞伎」、昼の部。

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今回の公演は昼夜とも「初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言」あり。死後に三世尾上松緑を追贈された尾上辰之助は、当代の四代目松緑の父親ということになる。

最初の演目は、初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言、「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)すし屋」

竹本座で演じられた人形浄瑠璃から歌舞伎に。関西では子供が悪さをすると「ゴンタな子やなあ」などと昔は言ったもので、これはこの演目の「いがみの権太」から来ている。 

当代松緑は、「いがみの権太」は初役だそうであるが、「義経千本桜」の三役の中では一番自分の素に近いと筋書きで述べている。確かに本人のニンにあるのだ。菊之助の弥助は高貴な雰囲気、梅枝のお里も田舎娘の純朴な可愛らしさを出して印象的。

演目として見ると、田舎娘の純な恋は成就しない、首実検の首は偽物、悪人が善人へと回帰する歌舞伎独特の「もどり」。歌舞伎のお約束があれこれ盛り込まれた作品。しかしストーリーの展開は、特にいがみの権太が親父に刺されてからが結構間延びしてスローで、「もどり」の演出も唐突。まあストーリーを楽しむというよりも、役者を見物する作品なのかもしれない。前の段にあたる「木の実」「小金吾討死」が出ないと、親父が持って帰る首の由来や、いがみの権太の妻子が身代わりになった事も分かりづらい。

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お昼は花篭で「刺身御膳」。よく見る接客担当の温厚そうなおじさんが福豆の大入袋をテーブルに置いていってくれた。この人は前にも「賢者の食卓」の試供品をくれた。良い人だなあ(笑)

お昼休憩のイヤホンガイドでは、二世松緑、辰之助と子供時代の四代松緑が三代揃ったインタビュー再録。当代松緑は子供の頃からハキハキと自分の言葉で喋り、大層利発な子供だったことが感じられる。

次の演目も、「初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言」。

長谷川伸原作の新歌舞伎、「暗闇の丑松(くらやみのうしまつ)」

序幕の舞台は、隣家も含めて二階だけであり、階下の出来事は物音だけで描写される。丑松と夫婦になった娘のお米を妾奉公に出そうとする強欲な母親お熊と、折檻役に雇われた浪人は、丑松を殺そうと階下に降りて行き、丑松に返り討ちに合うのだが、殺人の場面を見せない演出が逆に舞台に緊張感を与える。

人を殺した暗澹の遁走、兄貴分に預けた恋女房が女郎になっていた再会の衝撃、兄貴分の裏切りを訴える恋女房を信じてやる事ができなかった為の悲劇。丑松はそしてその恨みを抱いて更なる闇に落ちてゆく。大詰めの湯屋でも、殺人の場面は直接には描かれない。それがそこまでの闇が深いだけに、それが観客の想像力を掻き立てる。時蔵と菊五郎は息の合った円熟の演技。

実にエモーショナルな世話物であるが、誰も幸せにならないまさに暗闇の作品。夜の部に出る「名月八幡祭」でもそうだが、辰之助はこんな悲劇に生きる陰影のある役が得意だったようだ。早世した原因になる大病を抱えた故の影であったのかもしれないが、一度舞台を観てみたかったなあ。写真を見ると当代の松緑は目元がよく似ている。

最後は。「団子売(だんごうり)」

芝翫と孝太郎が仲睦まじい団子売の夫婦に扮して餅とつき、面をつけて軽妙に踊る。短い舞踊で打ち出し。





西大島「與兵衛」、今年初訪問。
先週の日曜は、歌舞伎座「昼の部」を見物した後、一旦帰宅して夜は西大島「與兵衛」に。一月は大相撲見物などバタバタしたので今年初めての訪問。

一月は大相撲観戦に明け暮れていたと話をすると、親方が、ちょっと前に炎鵬が支援者に連れられて来た話を。身体も小さいし、一通りは食べたが、そんなに大食ではなかったと。前にどこかで、炎鵬は米のご飯が嫌いだと読んだ事があるが、寿司だと大丈夫なのかな。アメリカ人でも白ご飯は味が無いといって、醤油掛けたりする人いるものなあ。

場所後にも伊勢ヶ浜部屋の幕下が後援者に連れて来られたそうだが、初場所は負け越しで来場所の巻き返しを誓っていたとか。寿司屋には意外に相撲取りが来ており、聞くと面白い。

お酒はまず本日の大吟醸を。「澤屋まつもと」のUltra 純米大吟醸。澄んだ酸味とふっくらした甘味が心地よい。

まず牡蠣のスープが供される。実に滋味深い複雑で濃厚な旨味が溶けた出汁。大振りな牡蠣。

いつも通りまずお通しの一皿。マグロづけ、イカゲソ、海老頭づけ、ホタテ煮浸し、白子。お酒のお代わりは「十四代」。本丸は端境期で物が無く、荒ばしりだとのこと。普通よりちょっと甘味があるかな。その後で「醸し人九平次」。

ここから握りに。マグロ中トロづけ。硬めに炊かれた酢飯は他の店よりも若干低い温度に保たれているが、寿司種と口中で混然とほどけ崩れて與兵衛の寿司となる。

ヒラメは甘酢づけの後に胡麻醤油づけ。スミイカ。シマアジはづけにした後、皮目を香ばしく焼き霜にして、薄切りを重ねて握るこの店の名物。才巻海老は、軽く酢に潜らせ、おぼろを噛ませて握る。火を軽く通して甘酢に漬けた北寄貝も他店ではまったく出会った事のない仕事。

ここから光り物に。大振りなサヨリ。コハダは江戸前伝来の仕事。サバは脂の具合と酢〆の具合を変えて2種。甘い脂の旨味が充満。

煮物には古式を残すコクのあるツメをつけて。ハマグリ、白醤油で炊いたアナゴもこの店独特。最後は玉子を貰って〆。

なんだかんだと親方と雑談し、冗談にも付き合ってさんざん笑ったので何時も通りの楽しい夜になった。勘定を済ませて店を出ようとすると、「昨年までは手ぬぐいだったんですが、今年からはボールペンです」と親方から解説があり、年賀のボールペンを頂いた。

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「與兵衛」の名前入り。寿司屋の名前入りボールペンというのはこれはこれで珍しい気が。



銀座「鮨 み富」今年初めての訪問。
先週土曜の夜は今年初の銀座「鮨 み富」。昼から通しでやっているはずだが、5時ちょっと前に入るとカウンタにはちょうと端境期で他に客無し。1月に一度電話したのだが満席で、今回が今年初めての訪問。もう2月になってしまった。

窓際の席に着席。向かいのビルは結婚式場らしいが、前にオープンカーを留めて新郎新婦が乗り、道路に面したビル内部の披露宴会場のから披露宴参加者が盛んに写真を取っている。

三橋親方とあれこれ雑談しながら。店の景気を聞くに、最近随分と客足も安定してきたと。「東京最高のレストラン」の注目店に出ていたね」と聞くと、確かに掲載されたのだが、あの本を読んだというお客さんは殆ど来ませんねえと。まあ私も本屋で立ち読みしただけだけど(笑)むしろ「週刊新潮」のグルメページに掲載されて、これを見て来るお客さんが結構いたとのこと。

ほどなく二人連れのお客さんもカウンタに来店。店もちょっと賑やかに。

お勧め日本酒、島根の純米吟醸「月山」。軽く爽やかな酸味があり淡麗な旨味。寿司にさわらない良い酒。まずお好みでつまみを切ってもらう。まずヒラメ。上質な旨味あり。ブリは尾のほうだが熟成した旨味あり。小柱は細切りの海苔をかけて。小柱と海苔はまた合うのだよなあ。

二人客はおまかせのコースらしく、白魚やホタルイカなどの小鉢が出ている。

奥の仕込み場から「新富寿し」に居たもう一人の職人、三井さんが顔を出して今年もよろしくとご挨拶。火曜日は三井さんがつけ場に立っての営業なのだという。

ミル貝は小型だが切り付けると身が丸まるほど新鮮。貝柱と紐は塩で炙って別に供される。サバもつまみで。しっかりした〆。シャコは新富独特の濃い色の漬け込み。

隣に出している種を見ても貝類は素晴らしく新鮮。「新富」の頃は社長が仕入れに行っていたので、この店を新規開店してからも仕入れはあちこち店を回って大変だったようだが、もう随分と仲卸と顔も出来、店ではお好みで食する客も多くなってきて、良い寿司種が回転する良い循環になってきたようだ。

「新富寿し」のほうは、もう正式に再開は断念した模様とのこと。居抜きで寿司屋に貸したらよいのではと思うが、長いカウンタのあの場所を使い切れる店があるかねえ。奥には座敷もあるのだが、先代の奥さんが住んでいた和室や風呂場などもあり、風呂場はずっと物置になっていた由。歴史ある店で、客で来ていた有名な画伯の画なども無造作に飾ってあったがお客にも説明した事がない。倉庫にはもっとお宝が眠っているのじゃないですか、と。「鑑定団」で新富寿し特集をやったら良いかもね(笑)

お茶に切り替えて握りに。お好みで1貫ずつ。硬めの酢飯に若干小ぶりの握り。

まず昆布〆。古い江戸前の仕事。中トロ、コハダも新富伝来の仕事。カスゴも1貫。アナゴ、ハマグリの煮物も新富伝来の濃い味付け。最後はこれまた独特のカンピョウ巻で〆。




神保町「鶴八」を訪問。
火曜日は早く帰れる見込みになったので、お昼過ぎに神保町「鶴八」に電話。寿司屋に電話するのは基本的に営業時間外だが、4~5回鳴らしてでなければ仕込みで立て込んでいるのだろうと切る事にしている。この日もそうしたが、10分後に今度は「鶴八」から着信あり。さっきは出れなくてすみませんと「鶴八最後の弟子」君が言うので、今日の夜空いているか聞くと大丈夫とのこと。

会社帰りの早い時間。この一角だけまだ昭和の香りが残っているような路地裏の店。良いなあ。

先客は2人。しかし私の直後にもう一人。どうも大常連O氏の知り合いのようで石丸親方とO氏の事をいろいろ喋っている。顔が広いですな。

飲み物はいつも通り菊正冷酒を所望。お通しはマグロのヅケ。隣の爺さまはもう握りの注文に移っており、1貫ずつ注文を連発するので落ち着くまでしばし待つ。

切ってもらったのはまず白身から。ブツブツと大振りに切られたヒラメは旨味十分。大きな縁側も。注文が一段落したので、石丸親方と初場所の結果をあれこれ雑談。石丸親方は天覧相撲は中日ではとキチンと予想していたのであった。

しかし、稀勢の里が3日出て引退するとは思わなかったし、白鵬の休場も予想外。玉鷲の優勝も誰も予想していなかったから、実に荒れた場所であった。天覧相撲の話なども。しかし玉鷲も既に34歳。御嶽海は怪我をしたし、錦木や北勝富士も序盤は見違える活躍であったが後半は失速。貴景勝だけは気を吐いたが大関昇進は見送り。なかなか若手が台頭して来ない。

塩蒸しも切ってもらう。サバは脂の甘味が濃い。漬け込みのハマグリは伝来の、甘辛の味。この辺りでお茶を貰って握りに。いつも通り、中トロ、コハダ、アナゴを各2。最後はカンピョウ巻。しみじみとした満足感で神保町を去る。

平成最後の大相撲初場所、 千秋楽

平成最後の大相撲初場所、千秋楽も国技館で観戦。

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板番付に稀勢の里の名前が載るのも今場所が最後。

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稀勢の里の引退によって三横綱時代はこの場所で終わってしまった。

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三大関もこの場所は調子が悪かった。栃ノ心は来場所カド番。貴景勝は来場所に大関昇進を賭けることに。

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稀勢の里、豪風の引退ですっかり昔の話という印象になったが、九州場所後に引退した里山の引退相撲のパネルが。チラシも完成して場内に置かれていた。

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この日は2階椅子席から観戦。この日は前ノメラーが居なかった。ラッキー(笑)

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まず腹ごしらえ。栃ノ心は大阪場所大丈夫とは思うが、一応、念の為に「栃ノ心弁当」を。

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関取に混じって各段優勝力士も表彰式の為に場所入り。

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豊昇龍はこの日に勝って5勝目。来場所は幕下の15枚目以内に入ってくるのでは。

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役力士10名が勢揃いした初日の協会ご挨拶に比べると実に寂しい。

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序ノ口優勝は二子山部屋の狼雅。モンゴル出身の高校横綱。

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千秋楽は国歌斉唱が行われるので伴奏の音楽隊用の席が準備されている。

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休場がこんなに出るとはねえ。稀勢の里、豪風も場所中に引退したのだから随分と寂しい土俵になった。

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これより三役。

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遠藤は怪我だらけであるから玉鷲のような大型力士には分が悪かろう。9連敗もうなづける。結局なすすべもなく敗れて玉鷲の優勝が決定した。豪栄道は埼玉栄高校最強先輩の名前を守って貴景勝を粉砕。今場所で唯一ともいうべき素晴らしい相撲。

玉鷲は、この2年くらいで急に強くなった印象。しかしまさか優勝するとは。国技館でも観客は優勝インタビューまで随分と残っていた。
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阿武松審判長はこの日のうちに、貴景勝の大関昇進を見送ると談話。三役三場所優勝を含む33勝というのは堂々たる成績でこれよりも低い成績で大関昇進した人はたくさんいる。最後の取組の印象だけを重く見るのはちょっとおかしな気もするが。まあ相撲の昇進基準というのは昔からアバウト。今までもお相撲さんが集まってのアバウトな判断で決めてきたのだから、今回も伝統通りやるという事なんだろう。

北勝富士は前頭上位に来ると、序盤に大物を食うのだが、終わってみると負け越しという場所が多かった。今回は前頭上位でなんとか勝越しし、来場所でようやく三役か。

この初場所は、力士の引退について考えた場所でもあった。稀勢の里と豪風が場所途中で引退。力士は誰も何時か現役を引退してゆく。白鵬も、いつまでもやれる気がしていたが、怪我の具合は結構悪そうだ。鶴竜も古傷に悩む。大関陣も今後どこまで大丈夫だろうか。30歳前半の役力士に落日が迫っている気も。

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千秋楽は跳ね太鼓が打たれない。相撲が終わったという喪失感が更に増す気がするのだった。


平成最後の大相撲初場所、14日目
初場所14日目にも両国国技館にやってきたのだった。

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まずは腹ごしらえ。「雷電」でちゃんこ定食。

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そもそも鍋にはうどんが入っており、ご飯つきという炭水化物満載なのだが、初場所の「ちゃんこ定食」には餅まで入っている。正月の暴飲暴食の余波もあってちょっと体重が増えた。これもまた初場所恒例。

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この日は2階椅子席。椅子席は椅子席で楽で良い。

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ただ、この日は土俵方向の前席に座ったのが、大顔面、髪を逆立て、座高がエラく高く、しかも前ノメラーという大変な災難。いるんだよなあ稀に。前のどの列を見ても、この男ほど座高が高い男は見当たらない。まあ席は運だからなあ。

土俵が見づらいのでしばし外で力士の入り待ちなど。

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相撲のほうは、この日から白鵬休場につき豪栄道不戦勝で前半戦の絶不調はあったものの辛くも勝ち越し達成。高安は、怪我で休場の後再出場し昨日でなんとか勝越しを果たした御嶽海が相手。しかし廻しを捕まえた後は、御嶽海はもはや抵抗できず。高安も、怪我させないよう恐る恐るといった感じで土俵外に運び、これまた勝ち越し。どちらの大関も、あれこれあったが、なんとか勝ち越しの日だった。

優勝候補の玉鷲も、貴景勝も順当に勝ち。優勝の行方は明日の千秋楽に。



平成最後の天覧相撲。大相撲初場所中日
中日8日目も国技館で観戦。

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入口には長蛇の列が。近づいてみると、元寺尾錣山親方のほうに全員並んでいるのだが、反対側の親方はガラガラ。気の毒じゃないか(笑) ということで錣山親方ではない方のモギリで入場。親方ではなくて世話人の人のようだったが。

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もうひとつ、列が伸びる理由は、入場直後に荷物チェックがあること。館内に入るとまだカバーがされているがフカフカの絨毯が奥のエレベータまで敷かれている。二階エレベータ出口からは貴賓席まで絨毯が。そう、平成最後の大相撲への行啓幸。天皇陛下皇后陛下をお迎えしての天覧相撲なのだった。記念になる良い日に来たなあ。昨年の初場所は暴力事件の不祥事で相撲協会から辞退。今年は平成最後の初場所でもあり、初日か中日が天覧相撲ではと予想はしていたが。

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この日は一階枡席。まだ優勝争いも混沌として、のんびりと相撲を観戦する雰囲気。しかし白鵬がこの後休場するとは思わなかったなあ。

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まずは腹ごしらえ。6日目から再発売された「稀勢の里弁当」を売店で。売店のオバちゃんは「今回食べておかないと来場所は無くなるよ」と。鳥とネギの塩だれ焼き、野菜煮物、梅干しの甘露煮など、朴訥などちらかというと田舎の味。稀勢の里らしいなあ。懐かしい日本の味だ。

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腹ごしらえの後は館内をブラブラ。ホール正面、優勝記念品が並んだ展示室は、最初表のガラスを職員が親方の指示のもとで拭いていたのだが、しばらくして戻ってくると、今度は内側までガラス拭きする事に。外を拭くと今度は内の曇りが気になる。窓ガラス拭きあるあるネタであった(笑)

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中日は恒例の新序出世披露。今場所前相撲から取った力士が披露され、来場所は序ノ口に名前が乗る。兄弟子に化粧廻しを借りて相撲界に入って最初の晴れ舞台。二回目に自分の化粧廻しをつけて関取まで昇進できる者が何人いるやら。館内からは盛大な温かい拍手が。相撲人生の健闘を祈る。

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この日は、宇良がようやく幕下まで上がってきたかと応援していたのだが、まさか後半戦で前に大怪我した同じ右膝の前十字靭帯断裂に見舞われるとは思いもしなかった。

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幕内、横綱土俵入りの後は幕内前半戦。

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幕内後半戦、5時の勝負審判交代時、j花道からに入場してきた勝負審判は席につかず正面貴賓席を見つめたまま起立。観客も次々に席を立って待つうちに館内放送があり、天皇皇后両陛下が貴賓席にご入場。館内は万雷の拍手。平成の天覧相撲はこれが最後だ。

相撲のほうは結構上記がポロポロ負ける。松鳳山が立ち合いでやや変わって突き落とすと、高安はよろけるように前にバッタリ。脆かった。豪栄道も玉鷲に悪夢の5敗目を食らうという大関受難の日。皇后陛下からは休場者について身体は大丈夫かと八角理事長に御下問があった由。しかし、白鵬は碧山を一蹴して中日勝ち越しであった。

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全ての取組が終了し、弓取り式も終わると、両陛下がお帰りになりますとのアナウンスで、また観客が起立してお見送り。両陛下が貴賓席を去られる最後の瞬間に、期せずして万歳の声が起こり館内全体に広がる。いよいよ迫ってきた平成の終わりを惜しみ、大相撲の弥栄を祈念しつつ。



平成最後の大相撲初場所、7日目。
初場所7日目は、社内相撲好きが取った桝席に便乗して国技館観戦。

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最初に二階をブラブラ。大関3人のパネルは1名休場、残りの豪栄道、高安も黒星先行とあってはなんだか寂しい感じだ。

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枡席合流前に「雷電」で何時ものちゃんこ定食。冬場は温まってよいなあ。

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館内で優勝額を見物。今回除幕された白鵬と貴景勝。新たな力も台頭しているが、それでもまだ優勝する白鵬のこの力は素晴らしい。

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館内には、もう増える事はない稀勢の里のたった2枚の優勝額も。残念だったなあ。もっともっと館内に増えてゆくと、横綱昇進を決めた時には単純に信じていたが。横綱昇進最初の場所、あの運命の怪我が。

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枡席は花道にも近いなかなか良い場所。桝が2つ8名で、持ち込みの日本酒4合瓶5本、ワイン3本、ビールや缶酎ハイも多数ということで、なんだかんだで大宴会しつつ観戦。まあ、これまた相撲観戦の醍醐味ですな(笑)

取り組みのほうは、鶴竜は前の日から休場。白鵬はまだ勝ち続けていた。この頃は当然ながら白鵬が優勝するだろうと思っていたけれどもなあ。ヨレヨレの大関2名も、この日はなんとか安泰。

場所がはねた後も、近くのちゃんこ屋でまた大宴会。最後に店の前からタクシーに乗ったのは覚えているが、宴会の記憶はさっぱり無いなあ(笑)


平成最後の大相撲初場所、5日目を見た
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大相撲東京場所の溜席というのは、相撲維持会員という6年間で400万円以上払うような会員の席になっているのだが、全てが埋まらないために一般発売もある。チケット大相撲では毎場所電話受付で溜席を抽選で購入できる申込みができるようになっている。何度もトライしたがちっとも当たらない。当たりは無いのではと疑っていたが、初場所の5日がなんと当選した。セブンイレブンで発券。もちろん土日は人気が集中するのは分かっていたので、平日に申し込んだ分。従いまして、午前中は仕事、午後は半日年休と取って国技館まで。

国技館に着いたのは1時ちょっと前。ただ、溜席というのはそんなに早い時間から客が入っていない。まず二階の「雷電」で腹ごしらえを。受付の着物の綺麗なお姉さんに「あら? スーツ姿は珍しいですね」と言われる。確かに平日に仕事から直行したのは初めてかもしれない(笑)。

スーツ姿で昼酒飲んで、いつもの「ちゃんこ定食」。相撲場や歌舞伎座に来ると、不思議と昼間から酒飲んでもよい気がするんだよなあ。江戸時代からの行楽であるから、伝統の力を感じる(笑)

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九州場所や大阪場所で溜席に座ったことはあるが、東京場所は、座布団が緑の席が維持会員席で、エンジの座布団が一般発売であるように思われる。二階席から見るとよく分かるが、一般の溜席というのは実に少ない。まあ、飲み食いも出来ないし、ストイックな好事家向けの席ではある。皆遅くから来るのも理由があって、長く座布団に座っているとお尻は痛くなるし身体も凝って大変なのだ。もしも今後行く機会があったら携帯用の折りたたみ座布団を持参するなあ。

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さすがに土俵は近く迫力がある。カメラ、携帯の持ち込みは禁止となっているが、後ろの列では携帯で写真取るくらいは見ていると全然大丈夫。一眼レフ持ち込みはさすがにいないな。九州場所では溜席にでかいカメラ持ち込んでいる外国人がいたが(笑)

初日は三役力士が全員揃ったのだが、4日目に稀勢の里引退、この日から栃ノ心休場と5日目にして既に2名減。この時点では、白鵬は連勝を続けており、まさか横綱が不在となるとは思わなかった。

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土俵入りも近い。しかし初日に見た稀勢の里の土俵入りは、3日目取り組みを終えての引退ですでに無し。そんなに呆気なく引退にまでなるとは正直思っていなかった。土俵にも常なるものは無い。喪失感は大きい。

食堂「雷電」に行ったので気づかなかったが、引退したというのでこの日から売店で「稀勢の里弁当」を発売中止にしたら、記念に買い求めるお客から苦情が殺到して6日目から再発売することにした由。国技館サービスというのも、お相撲さんらしい、クソ真面目というか、単細胞なDNAがあるよなあ。目端の効く商売人なら、今場所中は記念特需で売れると見て増産する所なんだけれど(笑)

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今場所はお揃い、オデコ絆創膏なふたり。オデコ絆創膏直接対決もあった珍しい場所であった。

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ちびっこ相撲の時からのライバル、影山くんと対決する大関豪栄道。初日から一直線の4連敗という冥府魔道を彷徨っていたのだがこの日に、栃煌山に勝ってようやく初日。今場所は果たして勝越しできるのかとずっと心配した場所だった。先場所怪我した右胸と腕は相当悪いのでは。筋肉の断裂が稀勢の里のように酷くないとよいが。
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溜席で見物していると、幕内土俵入りの後はあっという間。溜席の観戦で一番違うのは、身体のぶつかるズシンという音だ。実に面白かった。

はね太鼓を聞きつつ、国技館を後にする。