97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
大相撲五月場所7日目を観戦。
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大相撲七日目を国技館で観戦。入場したのは10時過ぎだったが、もうカンカン照り。5月にしては随分と気温が高い。

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取った席は二階椅子席Aの2列目。土俵には近いのだが個人的にはこの列はあまり好きではない。前列が二階の最前列になるのだが、手すりがあるために、観戦に慣れていない者が来ると、これにベターっと寄りかかる「前ノメラー」が頻出する。土俵との角度があって一列目の頭と頭の間から土俵が見えるとよいが、そうでなければ「前ノメラー」の頭が邪魔になって土俵がまったく見えない事態になる。そして、この危惧は後に現実になった(笑)

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館内はまだガラガラなので、正面に掲げられた稀勢の里優勝額を見物に。二枚連続、一枚は大関、二枚目は太刀を持って横綱を締めているという所も見所。素晴らしい達成だったなあ。

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初日は開店10分前に来ると長蛇の列。入店を諦めたのだが、今回は二階の食堂「雷電」には開店15分前に並ぶ。入店してから取組表を検討。結びの白鵬よりも稀勢の里に掛かった懸賞のほうがずっと多い。白鵬はこの屈辱にさぞや腹を立てて、今場所の優勝必達を誓っている事だろう。

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「雷電」では、肝臓の薬に「しじみエスプレッソ」。冷奴とちゃんこ定食。国技館に来ると幾ら食してもよい気がするのが怖いところ(笑)

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この日は移動カメラでずいぶんと館内をあちこちと映していた印象。

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序二段の取組、なんで背中に土のついた力士が溜まりに座っているか不思議に思い双眼鏡で見ると、関脇高安同様に体毛なのであった(笑)沖縄出身の力士だとか。

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腹ごしらえも終わったので外で力士の入り待ち。明生は「頑張って」と声を掛けると小さく頷いた。人気力士になると、一般ファンの声援は無視するようになる(笑)

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この場所、黄色いひよの山と赤いの(名前失念)は、熱心に外を練り歩いている。宣伝になって実に結構だが炎天下で着ぐるみは大変だな(笑) 赤いのは何故か愛想よく、自分から握手を求めに来る。歌舞伎で云うと「赤っ面」。力士では、千代大龍か松鳳山をモデルにしていると思うけど(笑)

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幕下15枚目付け出しのツゥルボルト改め水戸龍は一人でひょこひょこやって来た。声援を送ると「ハイ」とばかり小さく頷く。まだスれてませんな(笑) もっとも土俵では負けてしまったのだが。残念。最低でも勝ち越しはしないと。

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元テンホー、大島親方は何時も同じような時間に現れる。引退しても大人気である。

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栃煌山の、オラオラと肩で風切るマッチョ歩きは何時見てもよいなあ(笑) 張り手を食らうと目をつぶってしまい呆気無く負けてしまうのであるが(笑)

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宇良は付き人と一緒になるべく影の部分を歩く省エネ場所入り。結構外で立っているのも暑かった。

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十両土俵入り前に席に戻ったが、大問題が発生。前列の若い女性が「前ノメラー」であった。常に座席には背をつけない。また、左に二名並んだ男性に連れてきてもらっているようなのだが、一番左の男性が喋り屋でずっと女性にあれこれ話しかけるので、当然ながら前に頭を出して話することになる。髪型も頭頂に髪を盛り上げているのでこれまた邪魔になる。

私の目線から取ったのがこの写真。これがずっと続いて改善の兆し無し。歌舞伎座なら館内放送でも注意があり、絶対に後ろから声を掛けるが、国技館の相撲観戦で「前ノメラー」をどれだけ注意してよいかは微妙なところ。桝席だって邪魔な連中いるけれども、行楽で来て飲み食いしながら観ている訳で、注意してその後何時間もお互いに気分悪いままに過ごすのも愚かな話だしなあ。

まあ優勝が決まるような大イベントもない。ストレスフルに観戦するよりも、とっとと帰って幕内の取組はTV観戦するかと国技館を出て、タクシー捕まえて帰宅。まあ、千秋楽なら我慢したが、席ばかりは運だから、こんな時もあるのは仕方ない。

これ以降はTV観戦日記。

元武双山の藤島審判長も、ちょっと立合いをやり直しさせ過ぎな感がある。自然な流れで成立した立合いを無理に止めると、審判が勝敗を左右する力を持ちかねない。それはマズい事だと思うのだが。昔のビデオ見ると誰も手なんか着いてないのだが。

審判長が頻繁に立合いを止めると、行司が萎縮して変な「忖度」をして余計な待ったを掛けるような気がする。土俵の充実を実は阻害していると思う。

この日は立行司式守伊之助が喉の炎症で休場。行司のシフトが変わっており、晃之助が後半戦にも登場。この行司も、力士の立合いを大いに邪魔する自分勝手な「手をついて」の声をやたら繰り返す迷惑な行司。これ以上偉くなってほしくないがなあ(笑)

高安は、立合いかち上げからの圧力が強かった。千代翔馬は突き落とされて、まるでぶつかり稽古のように土俵上で一回転。高安も負けを断ち切り気分を変えてまた頑張れるだろう。元々黒星が急に続く時は(本人は決して言わないが)怪我したらしい様子の時。身体が固いからだと思うが、今のところ怪我の様子が無いのは好材料。

今日の御嶽海は、自分の相撲を取るのではなく、稀勢の里の痛めている左手を攻めようという了見が宜しくなかった。嘉風はベテランだからそれで稀勢の里に勝てたが、伸び盛りの力士が年寄りの嘉風の真似をしてどうする。勿論、横綱には通じなかった。これを糧としてもっと精進しなければ。相手の弱点を突くのではなく、自分の相撲を取りきらねば。

今場所の白鵬は、左張り手、右からの顔面へのエルボーを多用して気合が入っている。大分批判があって封印したと思ったが、衰えた力をカバーするには必要な技なのだろう。下品な勝ち方だと思うけれども、勝敗に拘るならば仕方が無い。日馬富士も調子が良いのが場所を盛り上げる。高安も最後まで優勝争いに絡んでもらいたいなあ。



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大相撲五月場所初日観戦、写真日記
大相撲五月場所初日を国技館にて観戦。備忘のために写真日記を。

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前日は雨だったがこの日はなんとか雨は降らない模様。

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モギリの親方に取り組み表を貰って入り口を入ると、何時もは無い手荷物検査の列が。館内に入ると貴賓席に続く通路にフカフカの絨毯が引かれ、カバーで覆われている。これは前に遭遇した天覧相撲と同じ。しかし1月場所初日が天覧だったし、果たして5月もそうなのかな。

二階の貴賓席を覗いてみると、アレ? 貴賓席に椅子が3つある。理事長は後ろに座るはず。だとすると、天皇陛下ではなく、皇太子殿下ご夫妻と愛子様なのか。今まであったっけ。

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横綱4名の等身大パネルは明日から一階に展示されるらしいが、今回は貴賓席使うので二階正面側に。

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二階席西側の売店では、やはり琴奨菊弁当は無くなっている。1月場所にここに来て、大関陥落が決まった琴奨菊の弁当が5月には無くなるのかねと売り子のオバちゃんに尋ねたら、「いや、10勝したら戻るから!」、「そうそう、勝負だから何おこるか分かんないよ」と元気だったのだが、やはり陥落すると例外は無いのですな。他の売店では売っている照ノ富士弁当がここには売ってないのは、先場所変化して琴奨菊大関復帰に引導を渡した照ノ富士への無言の抗議か(笑)

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何時もは「雷電」でちゃんこ定食を食するのだが10分前に行くと既に長蛇の列。これはアカンと日馬富士弁当を購入して腹拵え。

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稀勢の里の結びには懸賞がずいぶんかかってますなあ。

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この天皇賜杯は今場所誰の胸に。

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二階席Aであるが、土俵はちょっと遠く感じる。この日は外国人の観客も多かったなあ。

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三段目でこの人が出ると必ず見てしまうなあ(笑) 上にも上がらないが下にも行かず、いつも同じくらいの所で取っているというのもなかなか出来ないことだ。

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今回除幕される優勝額は2枚とも稀勢の里のもの。1枚は大関の姿、そして1枚は横綱。正面側に設置されている。

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しばし外で力士の入り待ちなど。宇良の着物は天狗の模様。栃煌山のマッチョ歩きは相変わらず良い。実は荒くれではなく真面目な力士。某スポーツ新聞の力士紹介では趣味が「読書」と書いてあった。読書て(笑)

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貴源治は初関取の初勝利。若い関取なので頑張ってもらいたい。

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協会ご挨拶。四横綱揃って壮観ですな。

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貴賓席辺りを事前にセキュリテイ・チェックしていたのだが、この時点で既に椅子はさっきの三席から二席に。あれれ?

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幕内土俵入り。

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先場所は、本場所での初めての稀勢の里土俵入りと横綱初勝利を見物に大阪場所初日を観戦したのだが、この日は東京本場所初めての稀勢の里土俵入り。東京本場所初勝利は残念ながら目にすることはできなかった。

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先場所の天皇賜杯、優勝旗返還に続き、一月場所、三月場所二枚の優勝額除幕式。全て稀勢の里の独壇場。万雷の拍手。素晴らしい。ただ今場所は怪我の具合がなあ。

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中入り後、幕内前半戦が終わって勝負審判の交代時に、貴賓席に皇太子殿下妃殿下が入場。天覧相撲は時折あるが皇太子殿下の来賓は久しぶりらしいが。まあ昭和天皇は確かに相撲が好きだったらしいが、今上天皇と皇太子はそんなに相撲が好きなのかな。理事長は後ろに控えて時折ご進講。さすがに「どすこいFM」は聞いていない模様(笑)

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明らかに傷は癒えていない様子だが、東の正横綱として、初日に初めて東から結びの一番の土俵に登る稀勢の里。なんとか勝利してくれと思ったが。

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嘉風は突き押しの相撲で、突いたり叩いたり、時として横に変わったりいなしたりを繰り返して勝機を見出すワチャワチャした相撲。普通は最初から四ツに組んで右から相手を絞り上げたりしない。今日は稀勢の里の痛めた左腕を標的に、右から執拗におっつけて攻めた。勿論反則でも何でもない。痛かったら出場した方の責任。負けるほうが悪い。ただ、やはり嘉風は嫌な野郎だ。そう思うのはこっちの勝手(笑)

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弓取り式の後、皇太子殿下妃殿下は満場の拍手の中、四方に手を振って会場を後に。初日は終わった。やはり稀勢の里は無理だったかという寂しい気分と共に。



大相撲「町田巡業」観戦写真日記
先週の日曜日、町田市で行われた、「大相撲 町田場所」を見物に。

開場が朝8時と早いので、前乗りで前日に町田入り。小田急線沿線に住んで居たのはもう随分前。懐かしくて、実に乗車時間短いのだが、旅気分で新宿からロマンスカーなど乗ってみた。

駅前のホテルにチェックインして、夕飯でも食べに出るかとエレベーターでロビーに降りる。ドアが開くと前に、遠藤関が立っていたのでびっくり。前の日の巡業からバスで移動してきて、このホテルに投宿するらしい。御嶽海関もロビーに。巡業は力士との距離が近くで面白い。

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当日は朝8時に町田市総合体育館に。直ぐに入場が先頭で始まったが、もう長蛇の列。凄いねえ。

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席は西の花道すぐ横。力士が歩いて行くとズシンズシンと地響きがする。朝から幕下の公開稽古。土俵を降りても、貴公俊だろうか、花道にボタボタと汗が落ちて溜まるほど、四股や腕立て伏せなど身体を動かしていた。近くで見ると大きいなあ。

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しばらくすると幕内の稽古が。申し合いに三番、ぶつかり稽古。横綱白鵬は、貴景勝を指名して三番稽古。その後、ぶつかり景子でさんざん引きずり回し、大いに「可愛がって」、場内が沸く。

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稽古から引き上げる鶴竜に手を振った少年には障害が。目を止めた鶴竜は足を止め、身を屈めて少年と握手をした。真面目で心優しい横綱。そして大相撲では「現人神」ともいえる横綱であることの意味をきちんと分かっている。怪我で成績は上がっていないが、もう一花咲かせて欲しい。

巡業の際に赤ん坊を差し出す母親に気が付くと、日馬富士は必ず近寄って抱き上げる。白鵬は、災害被災地へ義援活動を続けている。モンゴルの横綱達に日本の大相撲は随分支えられているのだ。稀勢の里もこれから見習ってほしいが。

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売店があるかどうか不明だったので、事前に弁当券を購入。引き換えて腹ごしらえ。なかなか結構であった。館内ではレストランも開いていてお相撲さんたちで賑わっていたらしい。そっちに行ってもよかったなw

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当日の取組。相撲甚句も初っ切りも面白かった。

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大銀杏髪結い実演の後で花道を引き上げる北太樹。町田出身だけあって声援が盛大でご機嫌で手を振っていた。

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花相撲は、手に汗握って観戦する必要がないから気楽に観戦できて、これはこれで行楽として実に面白い。土日に行きやすい巡業があれば、また行ってもよいなあ。


大相撲三月場所総括 大相撲の神様はドラマを用意していた。
初日、7日目、中日、9日目と、二週連続で大阪遠征した大相撲三月場所もいよいよ終盤。さすがに最後の週は遠征予定を入れていない。

13日目金曜日は、できれば速攻で帰宅して録画をチェックしたかったのだが、どうでもよいような仕事上の宴会予定が入っている。浮世の義理を果たすためには仕方ないので参加。帰宅まで情報遮断するつもりであったが、会食中に「大相撲どうなった」などという話題が出て、皆スマホをいじりだしたので「こらアカン」と大相撲アプリで結果をチェック。

なんと稀勢の里は日馬富士に負けている。しかも、動画を見ると土俵下に落ちた後、立ち上がれず胸を押さえて痛みに悶絶状態。元々痛がる様子などまったく見せない力士が苦悶しているというのは深刻な怪我に違いない。これは心配だ。

帰宅してからもう一度NHK中継の録画をチェック。どうも激痛は土俵上で日馬富士を小手に振った時からあったようだ。土俵下に落ちた後は普通に起き上がろうとしていたが、「アレ?腕が動かない」といった顔で胸に手をやった途端にとんでもない激痛が走り「痛ててて!」と悶絶したような状況。

一夜明けた土曜日、もはや休場かと覚悟していたが、なんと稀勢の里は強行出場するとニュースが。本当に大丈夫か。

稀勢の里は15年間の相撲人生で、本場所を休場したのは1日しかない。場所前のインタビューでも辛かった事を聞かれて、「本場所を1日休んだこと」と答えた力士。15歳で入門して、相撲の事しか知らない、そんな真面目で愚直な男に「出場できるか」と聞いたら「出る」と言うに決まっている。「止めるのも師匠の仕事だぜ」と言いたいが、この逸材を育て上げた真の師匠、元横綱隆の里の鳴戸親方は既に泉下に眠っている。

しかしひょっとして隆の里は、今頃草葉の陰で、大願成就してついに横綱に昇進した愛弟子が、無理を押しても出場するという決断に、「そうだ、それでこそ横綱だ」と微笑んで頷いているのだろうか。

いずれにせよ、泣いても笑っても本場所は後二日間だけ。対戦相手も既に決まっている。出場を決めたなら後先はもう考えず、ドーンとぶちかましてゆくしかない。亡き師匠のご加護だってあるだろう。稀勢の里よ、頑張れ!

14日目の横綱土俵入り、稀勢の里が入場すると会場は怒涛の歓声と拍手が嵐のよう。なんとしてでも責任を果たそうとする新横綱の姿に胸が熱くなる。テーピングは肩から左腕まで。心配していた大胸筋の断裂ではないようだ。土俵入りで手は高く揚がるものの、いつもバチーンと大きな音で勢いよく打つ柏手は、おそるおそるといった状態で手を合わせるのみ。やはり腕に痛みがあるのだ。

対戦は結びで鶴竜と。鶴竜も大怪我した相手では相撲を取りづらかっただろう。稀勢の里に右で顔を張られながらも、右でのおっつけやはず押しなどの稀勢の里の左を狙うエグい技は使わず、スッと二本差して淡々と寄り切った。稀勢の里の左肩にあまり負担無いように勝とうとしていた印象。土俵際でも力を抜いて身体が土俵の下に落ちないよう、取り口が心優しかった。しかし、稀勢の里の怪我は酷く、まったく相撲にはならなかったのは、予想していたこととはいえ衝撃的。

十四日目には、もうひとつ、結果的に今場所の優勝の行方を左右した重要な一番があった。8勝5敗。五月場所で大関復帰するにはもう後一番も負けられない琴奨菊に対して、照ノ富士が立合い大きく変化して、琴奨を転がした一番。

観客席はどよめき、怒号が飛んだ。大阪の客は大一番での変化が嫌いだ。優勝インタビューで「変化して勝って嬉しいんか!」と怒号が飛んで白鵬を泣かせたのも昨年の大阪場所。NHKのTV中継はあまり野次が聞こえないように音声を調整しているのではと思うが、次の一番を取った日馬富士が「照ノ富士への野次が酷くて集中できなかった」と述べており、そのせいか可哀想に玉鷲に負けてしまった。騒然とした会場の雰囲気がよく分かる話。

照ノ富士はこの琴奨菊戦で観客を敵に回し、千秋楽の会場でも、怒涛の如き応援は全て稀勢の里に向けられたように思えた。四面楚歌の気分だったことだろう。

千秋楽朝のニュースで稽古場に下りた稀勢の里の写真が掲載されたが、左腕には青黒いアザが。、左上腕二頭筋の部分的な断裂か。だとすると左で廻しを引きつけるのは無理だ。厳しいなあ。

TV観戦していたが、こんなに心が浮き立たない千秋楽もあまり例が無い。昨日の相撲からみると、稀勢の里は照ノ富士の寄りに、呆気なく土俵を割って照ノ富士が優勝。そして優勝インタビューでは昨日の相撲を忘れていない観客の怒号や野次が飛んでウンザリさせられるのではと思っていたから。

12連勝して優勝が射程に入ってきた新横綱が13日目に大怪我。大相撲の神様も実に残酷な事をなさる。そう思っていたのだが、まさかあんな結末が用意されていたとは。大相撲の神様、誠に申し訳ございませんでした(笑)

土俵入りの時から稀勢の里は実に落ち着いた表情。やれることを全力でやりきるしかないと心に決めていたのだろう。反面、照ノ富士は表情に精彩が無かった。やはり昨日の琴奨菊に引導を渡した一番の変化で、会場から厳しい罵倒を浴びせ掛けられた影響もあっただろう。千秋楽の会場は照ノ富士にはオールアウェイの雰囲気。

本割の一番は、稀勢の里が左に大きく動いて照ノ富士の動きを組み止め、痛む左をなんとかこじ入れようとしつつ、最後は寄って来た照ノ富士を右に回って突き落とし。後退しない圧力があった。

優勝決定戦の一番も稀勢の里は落ち着いていた。むしろ照ノ富士のほうが居心地が悪い不安そうな表情。

勿論稀勢の里の左は入らない。両差しになって出て来る照ノ富士に対して体勢を入れ替えて捨て身の右からの小手投げ。右しか使えない状態では他に技の出しようはなかったが、これが見事に決まる。この二連勝には呆気にとられ、そして胸が熱くなった。何かが憑依したかのような鬼神の如き相撲。

新横綱の優勝は、1995年の貴乃花以来22年ぶり。如何に難しいかが分かる。先場所後の横綱昇進は甘い判断ではなかった。稀勢の里が真の横綱であることを日本全国に見せつけた涙の優勝。素晴らし過ぎるほどの達成であった。稀勢の里おめでとう!


大相撲三月場所、九日目観戦日記
大相撲三月場所九日目を観戦。観戦後には帰京しなければばらない。ホテルをチェックアウトして荷物はいったんコインロッカーに。なんばグランド花月のあたりをブラブラして飯でも食ってから会場入りするかと思ったのだが、休日とあって近辺はごった返している。会場で弁当買うことにしてエディオンアリーナ入り。

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会場はまだガラガラ。しかし売店の弁当はもう売り切れ寸前であった。

大阪場所の溜席に座る維持会員達の会名は「東西会」と言うらしいんだけど、それで会員席が東西に集中して居るのだろうか。正面は会員の座布団無し、向こう正面は赤房下のごく数席だ。ここは、どの場所でも、目立ちたがり屋が好んで座る場所だけどねえ。

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大阪場所は学校からの卒業シーズンでもあるので、就職場所と呼ばれ前相撲から始める新弟子が多い。本日は新序二番出世披露。未経験者が多いと思うが、中には立派な体格の若者も。兄弟子や親方の化粧回しを借りて。怪我が付き物の厳しい世界だが、船出した若人達に幸多かれと祈る。

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今場所は元高見盛の振分親方が、病欠の親方の代打ちで審判席に座って居るのも話題。「何で俺が」と言う引き摺り出され感満々の情けない顔で審判席に座っている。下の写真は帰京後に録画から取ったもの。NHKの放送でも話題だったようだが、本日、二番出世披露後の審判交代で審判長席に座ったので場内がちょっとどよめいた

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初審判長の本日は、3回も物言いがあり、何度も場内アナウンスをする羽目に。2回目は何とかこなしたものの、1回目と3回目は後半何を言ってるのか分からなくなり、会場から、「高見盛頑張れ?!」と言う暖かい声援が飛ぶ。これは今日一番の見ものであった。面白かったなあ(笑)

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三度目の物言い後の場内アナウンス。後半で頭が真っ白になり、「あっ、あっ、とっ、とっ」と絶句した後、「取り直しといたします」とだけようやく絞り出した後、「何でこんな事に」と激しく反省する元高見盛、振分親方をNHK中継の画像から。

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幕下筆頭、貴源治が勝って関取を決める所を観たかったのだが力真に敗北。十両も小柳が負けて優勝争いは混沌としてきた。

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この日の栃煌山の対戦相手は、ご当地の徳勝龍。徳勝龍へのちびっ子の声援が多く、大人気なく「栃煌山、頑張れ?!」と何度も怒鳴っていたら声が枯れたw そのあとはエコモードで。

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打ち出し後に新大阪まで。新幹線の車中で、なんば高島屋で買った鰻弁当。蒸していない関西風鰻もたまに食すると美味い

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大相撲アプリでこの日の取組を振り返りながら帰京。

これは昨日帰京してから見た相撲中継録画の稀勢の里だが、やはりどこかまだ平常心じゃないところがあるのではと感じるなあ(笑) もっとも順調に勝ち進んでいるので、案外大丈夫なんだろうけれども。新横綱で優勝して、甘い昇進だったという評判を吹き飛ばしてもらいたい。

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大相撲三月場所、中日観戦日記
日曜の朝はホテルの部屋で焼け跡状態で目覚める。よくちゃんと戻って来てチェックインしたことだ。ちっとも覚えてないや(笑)しかし忘れ物などもなく一応帰って来た時はまだ大丈夫だったようだ。

本日は椅子SS席を取っている。ちょっと早目にホテルを出て、なんば駅まで行き、地下街直結の「なんなんタウン」の串カツ屋に入る。初日に来た際、エディオンアリーナ館内の売店で弁当頼んだのだが、あまり感心した出来ではなく、先に腹ごしらえしてから場所入りしようという算段。食べログで早く開いている串カツ屋を調べておいたのだ。

入店すると、まだ朝の10時半なるも焼酎水割を飲んでいる爺さまがカウンタに突っ伏している(笑)その後、この爺さまは復活して店のお姉さんと馬券の話など。カウンタに座るなり、店のお姉さんが「飲み物は?」と聞くので生ビールを所望。その後にやって来るオッサン連中はみんな(おそらく馬券場に行く前の)常連で、お姉さんは、「おはよう! 瓶ビールだよね」などと常連の好みを皆覚えているかのようだ。昭和歌謡が流れる店で朝から串カツで一杯。大阪は楽しい場所ですなあ(笑)

最初の串カツ盛り合わせは、串カツ、玉ねぎ、うずら、鰯、海老。ラードと思しい香ばしい脂でカラっと揚がっている。白菜の漬物もアテに。その後で、芋焼酎水割りを所望すると焼酎が徳利一杯に供され、水も別の入れ物にドーンと。自分で勝手にお替り作ってねという趣向。大阪は楽しい場所ですなあ(笑)

串カツは追加で、イカ、キス、蓮根など。サクサク香ばしいカツを食して勘定は2000円とちょっと。ちゃんと全部ついているか確認してしまった。また来なければ。

しかし本日の目的はここではない。エディオンアリーナで開催されている大相撲三月場所中日観戦。

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椅子席は東の4列目、正面寄り。割と角度があって土俵の取り組みも見やすい。

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幕下上位の取り組みまでは大分間があるので入口で力士の入り待ちなど。前のオッサンは背が高く写真を撮る時にやたらに肘を横に張るので後ろは大迷惑だw

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栃煌山がのっそりと。

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宇良もやってきた。この入口は相撲維持会員、東西会員とたまり席の客席入場口、再入場口も兼ねているので大混雑。全員鉢巻絞めた、北播磨の大応援軍団が入場していった。

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そしてご当人の取組。あの大応援団は何処にと思ったら。

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向う正面椅子席に大軍団が控えていたのだった。ご当地の声援というのは心温まる良いものだ。

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栃煌山土俵入り。この日はちゃんと勝ち星を伸ばした。

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稀勢の里の威風堂々たる土俵入り。絞めてみるまで、こんなに綱が似合うとは思わなかった。

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稀勢の里は松鳳山を押し切るかと思ったら二本差されて逆襲され、ちょっとバタバタしたが土俵を割るような気配なし。最後は、バサーと投げ捨てるような感じで松鳳山を土俵に這わせる。

この日は琴奨菊も勝ったし横綱大関安泰。

打ち出し後、どこかで食事してホテルまで戻るかと、なんば周辺を探すが、お好み焼き屋、うどん屋と次々に満席で蹴られる。仕方ないのでホテルに戻ってホテル内の和食」「弁慶」で夕食。寿司カウンタに座るのも面倒臭いので、上握り盛り合わせ「御堂筋」なるものを注文し、グラスビールと芋焼酎水割りを一杯。土曜に飲み過ぎたのでちょっと控えめに。

大相撲三月場所、七日目観戦日記
先週の金曜日は仕事関連の会食。なんだかんだで話込んで結構帰宅が遅くなった。

翌日の土曜日、大相撲三月場所観戦の為に大阪に移動。

大丸東京駅地下、ミート矢澤で「フィレステーキ弁当」なるものを。これが弁当かと目が飛び出る値段。話のタネに一度食したかったのであるが、決して悪くないものの値段は張るし、一度試したらもういいかなあという印象。

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車内で更に缶チューハイ飲んでほろ酔い気分で新大阪で下車。降りた直後のエスカレータは皆左側に立っているが、御堂筋線に乗り換えるとエスカレータは大阪式に全員右側に立つ。東西の違いが面白い。

心斎橋で一旦下車し、ホテルに荷物を預けてエディオンアリーナまで。この体育館は中にコインロッカー無く大きな荷物を持ち込むと大変なのだ。でも持ち込んでる客をたまに観るのが不思議。あれはどこに置いているんだろうなあ(笑)

今回は会社の相撲好きが確保したマス席を一席融通してもらっている。エディオンアリーナは土俵が近くなかなか迫力あり。しかし飲んで騒いで観戦して、打ち出し後は、更に飲みに繰り出し酩酊してホテルに戻ったから、肝心の土俵の事はあんまり覚えて無いんだよなあ←あかんがな。

隠岐の海が余計な頑張りで栃煌山を破ったのだけは覚えている。稀勢の里も高安も全勝を維持。勢は応援したけど敗北してしまった。

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花道にも近くなかなか迫力ある席であった。

大相撲三月場所 初日観戦写真日記 その2
大相撲三月場所初日を観戦したので、写真日記その2。

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大露羅を見ると、その巨体に、つい写真撮ってしまうなあ。

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オペラグラスで見ていると、元高見盛の振分親方が西の審判席に。心細そうな、「なんちゅう顔してんねん」という風情だったので記録のためパチリと。高見盛は相変わらず面白いなあ(笑)

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十両土俵入り。新十両、石橋改め朝乃山は富山出身。地元から贈られた鰤の化粧廻し。昨年春場所に三段目最下位格付け出しでデビューして1年で関取。そして高砂部屋の部屋頭にという大出世。先場所のどすこいFM放送でアナウンサーが「富山の人間山脈というらしいですよ」と語ると解説の親方が、「人間山脈言うたら、アンドレ・ザ・ジャイアントでしょう。人間山脈はちょっと大げさですよ」と熱心に否定していたのを思い出した(笑)

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小柳も今場所から髷が結えるように。まだまだ出世するだろう。早く幕内に上がって暴れてもらいたい。大学相撲出身は身体も基礎はほぼ出来上がっており相撲も巧いが、力士として肉体的な力が伸びて行くのはせいぜい25歳前後くらいまで。年齢的に残された時間は、実はそんなに長くないかもしれない。

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協会ご挨拶は4横綱が揃って壮観である。

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新横綱稀勢の里、本場所での初土俵入り。綱を締めてみると、この威風堂々たる体躯は、やはり横綱にこそ相応しかったのだという思いを新たにする。せり上がりは4回くらいとちょっと早い気がするが、慣れてくればだんだんと落ち着いてくるだろうか。もっとも北の湖なんかはずっとせっかちなせり上がりだったよなあ。

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天皇賜杯返還。

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優勝旗返還。

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花道を帰る顔は何故か仏頂面ですな(笑)

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新横綱の本場所初取組とあってご祝儀の懸賞がたくさん。結びの一番よりも多かった。

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稀勢の里の塩撒きは、何時もながら美しい。

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新横綱初日は豪風を押し出して横綱初勝利。稀勢の里の本場所での初土俵入りと初勝利をこの眼で観れて、実によかった。大阪までわざわざ来た甲斐があったというものだ。

大相撲三月場所 初日観戦写真日記 その1
先週土曜日は、歌舞伎座昼の部の後、一路東京へ。前泊して、日曜は大相撲三月場所初日に。稀勢の里の本場所初土俵入りと初勝利をこの目で観るのが目的。

ホテルは新大阪付近だったので御堂筋戦でなんばまで。去年だって来たのだが、地下を歩いているとエディオンアリーナに向かう出口が分からなくなった。もう一度案内板に戻ろうと思ったところ、三人組のお相撲さんに遭遇。あ、彼らについて行けばよいやと後ろから同行。無事に体育館到着。

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1年ぶりの大阪場所。懐かしいね。

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入り口門の後ろ歴代横綱の掲示板には稀勢の里の名前も燦然と輝く。

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本日は東京から持ってきた天皇賜杯と優勝旗の返還式も行われる。

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取組表を見ると、新横綱初日とあって、ご祝儀で懸賞は稀勢の里の方が結びの白鵬よりずっと多い。新入幕の宇良にも異例の10本かかっている。まあご当地のご祝儀ということだろうけれども。遠藤は新入幕の時から大人気。懸賞が多過ぎて、先輩力士の反感を書い、発奮した相手がことごとく賞金目当てに馬鹿力出して来たから苦戦したと言う説があるのだが、宇良が潰れないように願いたい(笑)

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椅子席Sだが土俵までの距離は短く、席の傾斜が随分とついているので前の観客が「前ノメラー」でもあまり気にならないのが良いところ。ただ席は座布団がくくられているものの、体育館のプラスティック製で、両隣に男性が来るともう身動きできないほど。また国技館は相撲女子も多いが、どうしてか、大阪場所は早く来る汚いオッサン連中が多い。早く来て、全体としては空いているのに、自分の席の両隣だけ既にオッサンが座っていると、なんだかガックリくるが、この日はそんな事なかった。

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10時半頃入ったのでまず腹ごしらえ。売店で「横綱弁当」なるものを。三段重の立派なもの。ただ、内容的には弁当だし、まあそこそこかな。そして椅子席で食べるには向いていない(笑) 隣が空いていたからよかったが。

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本日も当然ながら満員御礼が出た。協会ご挨拶、優勝杯返還、横綱土俵入りなどの取組中の写真は、写真日記その2で。

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この日は、稀勢の里は盤石の相撲で横綱初戦を飾り目出度い。宇良も勝利。しかし、白鵬、日馬富士が敗れるという波乱あり。春場所は意外に荒れないという説もあるが、この場所は既に初日から荒れる気配。

打出しの後、新大阪まで戻り、一路帰京へと。忙しいが面白い週末だった。

大相撲初場所、千秋楽観戦写真日記
先週日曜は、国技館にて大相撲初場所千秋楽を観戦。昼前から国技館に来ていたのでNHKラジオで聞いたのだが、すでに千秋楽が始まる前に審判部は稀勢の里の横綱昇進を横審に推挙する考えを固めていたのだそうで。

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国技館正面の壁には以前、相撲絵が描いてあったと思うのだがいつの間にか無くなっているね。

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千秋楽は開始が遅いので、この日は初めの一番から。今場所は場所を盛り上げるシナリオが次々に崩れ、しかもそれが全て稀勢の里を利する方向に働いている。牛久大仏なのか相撲の神様なのか、いずれにせよ大変な天佑だった。

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14日目に優勝は既に稀勢の里に決している。この優勝旗も稀勢の里に今日手渡されるのか。

今場所は上位に休場が多かったが、それは稀勢の里の責任ではない。「2場所連続優勝に準ずる」という規定については、先場所は確かに次点ではあるものの決定戦には進まず2差。しかし年間最多勝と合わせて一本という感じか。

まあ、年間最多勝も白鵬が1場所全休しているので棚ぼたという気もしないでもないが、白鵬休場は稀勢の里の責任ではない。全場所出場したから達成した記録ではある。しかし考えてみるとあれこれ微妙な感ありw まあ実力がある事は証明すみ。多分普通にやると鶴竜より強いのでは。

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雷電で腹ごしらえした後で、南口通路にて関取衆の入り待ちを。コーンは大相撲風味なれど、種類あり。

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安美錦は、アキレス蜷今場所いまいち。

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宇良はやっぱり横目で観客を観察しているなあ。

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双子の兄弟で並んで歩いてくると歩くリズムとポーズもそっくりなのが分かる。普通なら判別できないが、この日は貴源治が十両での取り組みのため大銀杏を結っているため、ちょんまげの貴公俊と区別がつくのだった。両人とも関取になったら連日取り組みがあるし、これは分かりませんなあ。

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豊ノ島は一敗して来場所の関取復帰はならなかったものの、5月場所には戻ってほしいね。

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栃煌山は相変わらずマッチョ歩きで。今場所は膝の怪我が酷かったようだ。

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キャッチセールスに付きまとわれているかのような錦木。心なしか迷惑そうに見えるがw

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輝はまだ若い。もっと体を作って頑張ってほしい。

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二横綱一大関が休場で、協会ご挨拶で土俵に上がる横綱大関の人数もも寂しい印象。


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序の口、序二段は優勝決定戦。

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横綱になったらもう大関に陥落することはなく、幕内土俵入りに戻ってくることはない。来場所の横綱昇進を決定的にして、初場所千秋楽、稀勢の里最後の幕内土俵入りをこの目で観られて良かった。

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昼は何時もの雷電だったのだが、午後、記念に琴奨菊弁当を購入。二階西弁当売店の年配の売り子のおばちゃんに、この弁当も今場所で最後かなと言うと、「来場所10勝するから」、「勝負の世界は何が起こるか分かんないからさあ」と明るいのだった。琴奨菊頑張れ!

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稀勢の里は不知火型だと思ったら、雲竜型で土俵入りやるらしいね。

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三役そろい踏み。

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琴奨菊も来場所は関脇か。

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白鵬は実に落ち着いているように見えたのだが。

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稀勢の里の塩撒きは実に美しいねえ。

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今場所後半戦の勝敗は掲示板の如し。

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弓取り式。

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国技館で大相撲千秋楽に君が代斉唱するのはなんだか清々しい気分だなあ。

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優勝額も贈呈される。

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優勝インタビューは残念ながら背後から。

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退場する稀勢の里に子供が縋り付いていたのだった。

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出世力士手打ち式、手締めの後、神送りの儀と最後まで。 優勝パレードの出発を待っていると遅くなるので、一足先に家路に。

いやはや、初場所も終わってしまった。



大相撲初場所中日、写真日記
両国国技館で行われている、大相撲初場所、中日8日目を観戦したので、写真日記など。

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いつも通り「雷電」でちゃんこ定食頼んで一杯。

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この天皇賜杯は果たして誰の手に。

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場所入りを待つ南側通路にはコーンが設置されているのだが、よく見ると大相撲仕様なのであった。

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観戦は面白かったのだが、前の席のカップル男性のほうが、大砲みたいなレンズつけたデジイチ持った、いわゆる「前ノメラー」で、前に身を乗り出して観戦するのにはずっと悩まされた。観劇やスポーツ観戦をあまりした事が無い人なんだなあ、きっと。自分の前に「前ノメラー」が居た体験があれば、分かるはずなんだが。

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宇良は声がかかると、けっこう声出した相手を横目で観察しているよねえ(笑)

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小柳は随分寒そうな場所入り。

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栃煌山は怪我の状態良くないのか、今場所は星が上がらないが、相変わらずオラオラとマッチョ歩きで場所入り。しかし土俵上で顔を張られると目を瞑って顔をそむけてしまうところがマッチョじゃないんだよなあ(笑)

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右は貴景勝。しかし左は、貴源治か貴公俊なのか分からない。二人共関取になったら、場所入りでどちらか分からないなきっと。

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中日に行われる新序出世披露。兄弟子に化粧まわしを借りての晴れ舞台。しかし本当に化粧まわしを着ける地位まで上がれる者は何人いるだろうか。勝負の世界の荒波に飛び込む彼らに幸多かれと盛大な拍手が送られるのだった。

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この日は豪栄道に土がついてガッカリだったが、結びの一番では白鵬にも土がつくという大波乱。実に面白かった。

大相撲初場所二日目を観戦
成人の日の祝日は、両国奥義感で大相撲初場所二日目を観戦。備忘の写真日記など。

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この日は和装デー。着物姿の女性多し。

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二階椅子席A。正面と東の間。前の席おの間が若干ゆったりしている。

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まずいつもの「竜電」で腹ごしらえ。チャンコ鍋には餅と紅白蒲鉾が入る正月バージョン。しじみエスプレッソも貰ってなかなか結構である。案内とレジを担当する着物の綺麗なお姉さんが、今度東側の二階に寿司の売店も出しましたのでそちらも宜しくお願いしますねと(笑)。

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店を出て東側に行くと、確かに「すし処雷電」が新装開店。小さな立ち食いのカウンタも。大相撲観戦中に、ちょっと寿司を摘むのも良いなあ。

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初日に除幕された大関豪栄道の優勝額。この1年で日本人の優勝額が二枚増えたことになる。

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大露羅が出ると、つい写真取ってしまうよなあ(笑)

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栃煌山は何時も場所入りが早い。関脇の時だって十両や前頭下位と同じくらいの時間に入って来た。真面目なんだね。しかしこの虚勢を張ったマッチョ歩き。好きだなあ(笑) ただ先場所からいまいち調子悪い。今場所も怪我が結構深刻なのでは。心配だ。

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怪我で幕下陥落した豊ノ島は羽織も着れないが、それでも観客の前を堂々と場所入りして盛んな応援の声を受けていた。錦木は何時かきっと、メガネを外し忘れたまま、化粧廻しをつけて本場所の花道を、土俵入りに歩いて来る。錦木ならきっとやってくれると信じている(笑)

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先の東京場所までは、入り待ちする観客の後ろから場所入りしていた小柳も、今回の両国では、堂々たる関取となって観客の眼の前を土俵入りしてゆく。

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この日も勿論、満員御礼が出た。

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稀勢の里の塩撒きは、何時もながら美しいよなあ。小さじ一杯分だけちょっと土俵に置きに行くような宇良の塩撒きはあんまり格好良くないので、ちょっと所作を見習ってもらいたい(笑)

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打ち出し後、テンテケテンとリズムの良い跳ね太皷を聞いつつ国技館を後にしてタクシー帰宅。夜空の明星は金星か。面白かったなあ。


大相撲九州場所観戦写真日記
先週の祝日に、大相撲九州場所十一日目を観戦に九州遠征したので、備忘の写真日記など。1週間のアメリカ出張から帰国したのがその前の土曜。月曜火曜と仕事で、火曜の夜に飛行機で九州入りという結構厳しい日程だが、九州場所はこの祝日しか訪問予定が立てられず、しかもチケット大相撲で争奪戦に参戦したら、なんと溜席が取れたという事もあって1泊の強行軍で九州往復。

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前泊はANAクラウンプラザ。何時に場所入りしようかと思案したが、前日までの中継で見るにNHK BS放送開始の1時頃でも、溜席は人がほとんど座っていない。飲食禁止でもあるから、とりあえず外で昼を済ませてから場所入りしようかと中州川端まで。博多座の前を通りかかると、海老蔵の石川五右衛門が公演中。この時初めて、なぜ前週の相撲中継で海老蔵が息子連れで大相撲観戦していたのか分かった。歌舞伎座には毎月行くが、九州での歌舞伎公演はチェックしてないからなあ。

博多座脇「たつみ寿司」で一杯やって握りのセットを。薬味を多用する創作系の寿司だが、結構面白い。

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ブラブラ歩いて福岡国際センターまで。中洲川端の駅からすぐだ。お茶子さんに座布団まで案内してもらう。ちゃんと番号が定位置に振られている。心づけ替わりにパンフレット買ってお釣りを進呈。

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溜席は4列目で土俵が近く迫力あり。力士のぶつかる音や突き押しの音、息遣い、土俵下に転落した時のズシンという衝撃音など、やはり近くでなければ味わえない臨場感。溜会の席は座布団の色が違い、会員の名前が表示されている。座布団下は開けられるようになっており、履物と小さな荷物入れになっているとは知らなかった。両国国技館もそうなのかな。なにしろ溜席に座るのは初めてであるからして全てが珍しい(笑)

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まだ三段目の取り組みであったから溜席はガラガラ。最初にシールをくれて、これを胸につけろと。チケット持ってない客の侵入を防ぐためかな。確かに両国で椅子席から見ていても、早い時間に土俵に近い溜席に座っているのは大抵実はそこのチケット持ってない観客で、混雑する頃になると違う人が座っている。まあ、ガラガラな時はうるさくないんですな。

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土俵に近いと、巨大な大露羅が更にデカく見える。ど迫力だ(笑)

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常幸龍、無傷の6勝目も見れてよかった。常幸龍は今場所三段目優勝。膝の大怪我から手術を経て、ようやく復活ののろしである。初場所も頑張れ。

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土俵入りも溜まりに入ってくる力士も、まさに眼前で実に迫力あり。飲食禁止であるから、お酒も途中で飲まないので相撲観戦に集中できてよい。本来はカメラ、携帯も禁止と書いてはあるのだが、前の席の外国人が一眼レフでカシャカシャやってるので、私も取り組み前ならよかろうとiPhone7 Plusで(笑) まあ最前列には報道のカメラマンが座ってデカいカメラ構えてるのだけどねえ。

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この日は豪栄道は勝ったし、稀勢の里も鶴竜を撃破してなかなか良かった。

しかし眼前で繰り広げられる圧巻の取り組みに感心しているうちにあっと言う間に弓取式。溜りで見る相撲は実に素晴らしかった。機会あればまた溜りで観戦したいものだが、取れないんだよねえ。来年初場所のチケット発売も今週末。またネットでの叩き合いでチケット争奪戦なのだが、椅子A席取るのがやっとじゃないかな。

大相撲九月場所千秋楽をTV観戦
本日は、大相撲九月場所千秋楽をTV観戦。チケット大相撲でのネット争奪戦で千秋楽が取れずに、二日後の戻りで昨日の14日目を取ったのだが、結果的には豪栄道の優勝をこの目で見れてよかった。まあ実質的には前日13日目の日馬富士戦の勝利で決まっていたのだが。

いつも向こう正面赤房下審判の向かって左奥に座り、毎回違うお姉ちゃんを横に連れている微妙な髪型のオジサンは、本日千秋楽はライトグリーンのポロシャツ着て白房下審判の右に座っている。横にお姉ちゃんは居ないが、まだ幕下の取組だし、後で来るのかな。連れているお姉ちゃんは皆美人。ただ、水商売風というほどケバくはないのだが、普通のOLにも見えない。あれは何なんだろねえ(笑)相撲中継を見るとどうでもよい余計な事も気になる。

中入り後に見ると、このオジサンがよく座っている赤房下の席には「喝!」の張本さんが座っていた。張本に席を提供したのか、張本に蹴り出されたのか。興味は尽きない(笑)

十両の取組は優勝争いも千秋楽まで持ち込まれておりなかなか白熱。

安美錦は、立ち会い鋭く当り喉輪で英乃海をのけ反らせたまま張り手を顔に一発。左手をおっつけてバンザイ状態にしてからエイヤと渾身の引き。老練な技で千秋楽に勝ち越しを決める。大相撲では負け越しと勝ち越しはまったく違う。凄いねえ。

しかし右の喉輪でのけ反っている相手の顔に張り手カマすというのも、よくよく考えるとほとんどイジメに近い相撲(笑)ベテランにしか許されない。英乃海は取組前、伝説のベテランと一度当たってみたかったと語ったらしいが十分に思い知っただろう。勝ち越しがかかった千秋楽には当たらないほうが良いと(笑)

昨日の館内「どすこいFM」放送で女性のアナウンサーが、宇良が怪我している可能性について指摘していた。解説の親方のほうは「そうかなあ」と懐疑的だったが、前に落ちたり、呆気無く後ろに倒れる相撲が今場所目立った。相撲が覚えられたとはまた別の原因のように思えるのだが。しかし居反りを見せた今日の相撲を見ると、怪我があったとしてもだいぶ持ち直したのかもしれない。

中入り後の休憩時間、あの勝ち気な豪栄道にして、優勝決める前の日はまったく眠れなかったらしいとNHKアナウンサーが報告。13日目に日馬富士を下して実質的優勝を決めていてもそうなるとは、やはり優勝というのは恐ろしい重圧なのだ。

大怪我をしてもまったく弱音を吐かずに土俵に上がり続け、負けた後でも「そういうもんだ」としか言わず、胸を張って肩で風を切って帰って行った大阪の「ごんた」な男が、昨日のTVインタビューでは仏頂面で涙をポロポロ流した。実に印象的。さぞ嬉しかったろう。稀勢の里の優勝インタビューも一度は見てみたい。ちょっと想像できないが、あるいはオイオイ泣くんじゃないかな(笑)

着実に相手をコントロールして自分の型に持ち込み、流麗に勝つ遠藤の美しい相撲。勝った後で笑顔を見せたのも実に珍しい。13-2。来場所は一気に前頭上位に復活だ。

御嶽海は10勝でおそらく九州場所での新三役が濃厚。最近突き押しではなく浅く差して寄る相撲が目立つ。宝富士は前傾姿勢で前に攻めると強いが、身体が固いので後ろに下がりだすとからっきし弱い。

高安はしかし何やってんだ。昨日の対遠藤の負けはよいとして、ここでもう一勝積み上げないと。大関獲りの場所の一勝よりも今場所に積み上げるほうが容易だったのに。先場所11勝、今場所が10勝で終わっては、3場所33勝ラインを当確と考えると来場所12勝。厳しい条件だ。

琴奨菊が左をこじ入れて一瞬危なかったが、豪栄道は右からのおっつけで琴奨菊の体勢を崩し、体を入れ替えて一気の寄り。豪栄道! 素晴らしい全勝優勝。誰にも文句を付けられる謂れのない完全優勝。白鵬がもし出場していても、きっと撃破して全勝だったはずだ。

稀勢の里は、怪我をしてから上位への白星配給マシーンと化した照ノ富士を寄り切り。まあ大した勝利ではない。しかし気になるのは、まだあの変なムフフ笑いを続けている事。効果は無かったのが証明されたのだから、もう止めとけって。精神集中には他の方法考えろって。

優勝は決定したが、土俵の取組は更に続く。日馬富士は廻しを取って鶴竜を寄り立てる。行司を巻き込まないよう、最後の寄りは日馬富士が若干手加減してゆっくり目に決めたのでは。しかし、式守伊之助は、以前差し違えも沢山あったし、行司としての資質を疑う。日馬富士が向こう正面に寄り立てるのは予想できるのに、その後ろのわずかなスペースを、あの時に東側に動く必要が本当にあっただろうか。行司も能力ではなく年功で昇格するから仕方ないが、空位の行司最高の名籍、木村庄之助に相応しい行司かどうかは見極めが必要では。

表彰式の前、豪栄道が真面目に君が代を歌っているのは、悪ガキの番長が中学の卒業式で国歌斉唱しているのを見るような微笑ましい光景。優勝インタビューは、NHKアナウンサーが泣かせようとしていたのか随分と長いもの。しかし豪栄道は落ち着いた立派な受け答えだった。素晴らしい達成。誇るべき全勝優勝。来場所はまた来場所の風が吹くのだが、大相撲の歴史に確かに残るだろう。


両国国技館で豪栄道の優勝を見た
大相撲九月場所14日目を観戦に両国国技館まで。元々はチケット大相撲で千秋楽を狙っていたのだが取れず14日目を選択。しかし豪栄道優勝決定の日となったから14日目で良かったなあ。

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本日も満員札止め。相撲人気も凄いねえ。 幕下以下の取組が大分終了してくるので、13日目から取組開始は10時40分から。前回よりものんびりと国技館に。

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たとえ今日優勝が決定しないとしても、この天皇賜杯と優勝旗は九分九厘豪栄道のものだろう。しかし場所前に誰が豪栄道が優勝すると予想したろうか。今場所の相撲なら、たとえ白鵬が出場していたとしても豪栄道が優勝していただろう。感慨深いなあ。

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一階売店で豪栄道Tシャツを記念に購入。琴奨菊の時も優勝したその日に琴奨菊Tシャツを購入したのでよい記念になった。問題はいつ着るのかという事だが、まあ通天閣の近くを歩く時くらいかなあ(笑)

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二階椅子席A。取組が始まる前の土俵は静謐で美しい。

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いつも通り「雷電」でちゃんこ定食で一杯。精算の時、いつも受付している着物姿の綺麗なお姉さんに「明日も来られるんですか」と聞かれたので「チケット取れなかったけど、豪栄道は今日多分優勝するからね」と雑談すると、お姉さんは「えっ、遠藤は優勝もう無理ですか?」と。遠藤推しなのであった。まあ来場所以降に期待だよねえ。

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場所入りする力士達を見物していたのだが雨足が強くなり館内へ。この場所はいつも雨が降っていた気がする。

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大輝、琴恵光、阿武咲全て勝利して十両の優勝争いは混沌としてきた。

今場所の宇良は動き回ると前に落ちるのではとヒヤヒヤする。この日も危なかったが阿夢露の体が先に落ちた。

安美錦は、怪力でセオリーに無い強引な攻めをしてくる大砂嵐を叩き、突き上げた上で渡し込み。物言いがついたが勝利。これで7-7まで成績を戻した。大怪我しているのに素晴らしい

隠岐の海は優勝の可能性さえ囁かれた序盤の大活躍から失速し、この日は幕内前半で相撲を取る。負け越しするのではと心配したが琴勇輝の押しをたぐりにたぐって土俵際で「逆とったり」で勝利。一場所で「逆とったり」二回というのは珍しいのでは。攻められた土俵際で懐の深さで逆転し、ケロっとする隠岐の海らしい勝利。

遠藤ー高安戦は観客の歓声が凄かった。しかし遠藤がどちらが関脇か分からない堂々たる相撲で素早く正面から寄り切る。遠藤が負けて豪栄道優勝では場所が締まらない。すばらしい勝利。高安は千秋楽にもう1勝積み上げて来場所の大関獲りを楽にしたいところ。

豪栄道は玉鷲の突っ張りをかいくぐり、右差し左前みつ取って一気の攻め。実質的には昨日優勝を決めたようなものだが、14連勝で優勝を正式に決めた。素晴らしかったねえ。

稀勢の里はもう身体に力が入らないのでは。日馬富士が厳しい喉輪で体勢を起し、左を差して寄ると呆気無く土俵を割る。意気消沈の場所だろうが、また一から出直しだ。

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打ち出しで跳ね太鼓が聞こえる外に出るともう外は暗い。千秋楽は残すものの、今場所はもう終わったようなものだ。豪栄道は素晴らしかった。優勝を称えたい。千秋楽は負けても良いよ← オイコラ!


豪栄道が、実質的な優勝を決めた日
大相撲九月場所13日目はチケットも取れてないし仕事もあるので出勤。しかし夕方からネット情報を遮断し、定時速攻で帰宅して録画観戦。

もう後は余計な情報が入って来ないのでのんびり缶チューハイ飲みながら。十両の優勝争いも白熱しているので、十両の取組からチェック。佐藤は普段から態度悪そうなところが気になるが重心低く強いね。安美錦は残念。十両優勝の行方もだいぶ絞られてきた。残り二日は優勝の行方と幕内下位との入れ替えが見所に。しかし宇良はどうも調子悪そうなのが気になる。

土俵入りの後幕内の取組。輝は臥牙丸を破って幕内で初の勝ち越し。以前はやはり力が足りないと感じる相撲が多かったが、今場所は力強い攻めが印象的。もっと稽古してもっと上位に登ってほしい。

前半戦最後が遠藤と松鳳山。「手をついて」連呼で立合いの邪魔をする晃之助の行司。遠藤は松鳳山の突進をマトモに受けたが、土俵際の魔術師のような足さばきと身体の回転で松鳳山を破る。調子良い時の遠藤がようやく戻ってきた。これで本日の優勝は無し。明日の本場所チケットがあるのでこれは大変重要(笑)

魁聖は「俺だけ負け越してたまるか」パワーで正代を負け越し仲間に引きずり込む(笑)あのパワーが負け越し前に出れば(笑)御嶽海は先場所、直前に怪我をして星が上がらなかったが、今場所は地力の強さを見せた。高安は廻しが取れずに引き、その後もバタバタして御嶽海を呼び込んでしまった。優勝争いからは脱落。しかし白星を積み上げて来場所の大関獲りにつなげてほしい。

照ノ富士は膝がもう相撲取れないほど壊れている。カド番琴奨菊は7勝まで来てから3連敗ともたついたが、照ノ富士に勝利してカド番脱出。無理しても最後まで出る照ノ富士は、終盤では上位への白星配給役となっている。稀勢の里も鶴竜もあと1勝を積み上げるだろう。日馬富士だけは同部屋で恩恵無し。終盤真剣勝負の興を削ぐし怪我にも悪い。無理せず休めば良いと思うけど。

稀勢の里は脇が甘く腰高。あっけなく鶴竜に左下手を差され、すくい投げにもんどり打って土俵下へ。おそらくもう緊張の糸が切れていた。挙動を見ていても決してメンタルが強いほうではない。毎場所「綱取り頑張れ」と言われ続けて精神的には大変辛かっただろう。横綱昇進はこれでまったくの白紙に戻ってかえって吹っ切れるのでは。 今後は2場所連続優勝するだけだと、いったん割り切ればよい。

ここ何場所かで突然出現した、花道入り前からのあの謎のムフフ笑いは、立合い前に緊張で目をバチバチさせる事をうるさく指摘され、自分なりに平常心をどのように維持するか考えていたのではと思う。しかし慣れない事をやっても続かない。横綱昇進のチャンスが一旦消え去った今、あのムフフ笑いはもう止めよう。ちょっと気持ち悪いから(笑) もう一度全て初心に戻ってやり直すのがよいのでは。土俵上の四股だけは改善したので今のままで。

最後の大一番は、全勝の大関豪栄道と二敗で追う横綱日馬富士。仕切りの途中で両者がにらみ合い、伊之助に促されて別れる。仕切り途中の長いにらみ合いやら気合が乗った時間前の立合いなど、昭和の頃にはよくあったけれど、実に久々に見た気が。両者気合が乗る。

今場所の豪栄道なら日馬富士を真っ向から攻めきれると思っていたが、鋭い立合いから両差しになって日馬に寄られ、引いて墓穴を掘ったかと思ったが、最後にラリアットのように右手を相手の首にぶち当てる捨て身の首投げで勝利。首投げは批判されながらも豪栄道の得意技。悪いクセでもあり今場所出てなかったが、最後のここ一番で出さざるを得ないほど追い詰められたのは、やはり日馬富士の凄み。

日馬富士が負けた後の、ちょっと照れたような笑いが良い。「相手が強い。しょうがないな」と。勝っても負けても全身全霊でやり切ったと自分で納得しているからこそ出て来る表情。そして勝った時も相手には優しい。これぞ真の男だ。

本日、14日目は、遠藤が高安に勝ち、しかし豪栄道が玉鷲を一蹴して初優勝するという場面を見たいなあ。高安が遠藤を破った時点で豪栄道優勝というのもなんだか気合が抜けてしまう。

もっとも、いずれにせよ今場所の実質的な優勝決定戦は、この日の日馬富士ー豪栄道。国技館で観戦できた人はうらやましい。

大相撲九月場所11日目をTV観戦
昨夜は、全勝豪栄道と二敗稀勢の里の直接対戦の大一番がある大相撲九月場所11日目をTV録画観戦。

幕下筆頭小柳は勝って3-3まで成績を戻した。なんとしても勝ち越ししなくては。十両では幕下陥落崖っぷちの北太樹が7勝まで星を戻してきた頑張りが光る。入門以来全て勝ち越しで順調に出世してきた宇良は、負けて4勝7敗とこの辺で一度停滞するか。バッタリ前に落ちるのが気になる。

今場所の輝は、時として相変わらず脆い時もあるが、力強く勝つ場面も多い。幕で勝ち越す力がようやく付いてきた。若いのだから稽古だ。もっと稽古だ。

遠藤は玉鷲相手に張り差しに行ってかえって墓穴を掘った印象。2敗目を喫する。しかし上位陣が星を潰し合えばまだチャンスがある。隠岐の海は宝富士と大相撲だったが、最後はちょっとガス欠気味。横綱大関5名を倒して7勝1敗まで行ってから3連敗というのがいかにも隠岐の海。千代鳳は昨日バッタリ前に落ちておかしいと思っていたが膝を怪我して今日から休場。あれあれ。

稀勢の里は豪栄道の右差しを警戒して左を固めて立合い。突いて出た。豪栄道は一瞬グラっとしたがアゴを引いて右に回り後ろに下がらない。稀勢の里の腰が高くなったところで動きよく両差しになって突っ込み、寄り立て最後は渡し込み。体力気力とも充実。よく身体が動いている。稀勢の里の綱取りに引導を渡したのが豪栄道だったとは。

稀勢も溜りからムフフと笑みを見せて緊張した感じはなかったが。負ける時は土俵の外に格好悪く転落する負けが多いのも印象悪いよねえ。結果論に過ぎないけど、稀勢の里は突き放すのではなく、密着して左の強烈なおっつけから左四つを狙った方が良かったかもなあ。

鶴竜は横綱の貫禄で突き落とし一閃、横綱の貫禄で琴奨菊を倒す。横綱の顔も張る高安。苦しまぎれの突き落としだったが日馬富士の体も崩れていた。ただ高安は攻められており完勝ではない。日馬富士は相撲に勝って勝負に負けた格好。これで全勝の豪栄道を追う一敗力士が消滅したが、日馬富士と豪栄道との直接対決もこの後組まれるし、経験豊富な日馬もまだまだ優勝を狙える。

本日、12日目は、全勝豪栄道が横綱鶴竜。今場所の調子では豪栄が勝つと予想。既に後続とは二差がついており今日勝つと優勝可能性は更に高まる。二敗で追う日馬富士は琴奨菊と。これは対戦成績から言っても日馬富士の勝利だろう。同じく二敗の高安は嘉風。嘉風は今場所精彩を欠いており、順当に高安が勝つのでは。これまた二敗の遠藤は御嶽海。遠藤は突き押しにどう対応するか。これも見逃せない。

本日はTV観戦だ。


大相撲九月場所9日目観戦写真日記
先週月曜の祝日、大相撲九月場所9日目を両国国技館椅子席で観戦。雨模様。

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座席は正面3列の50番。ここは斜めから角度を持って土俵を観ることになるが勝負は分かりやすい。座席の前後にも余分なスペースがありゆったり快適である。

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この日も早めに場所入りして序ノ口の取組から観たのだが、お昼はいつもの「雷電」で一杯。相撲観戦が続くと身体に悪いな(笑)

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1階のロビーは以前、売店が出たり、横綱大関の写真パネルが飾ってあったりしたのだが、何時頃からか全て撤去されてスッキリ。ただ、入り口でペラペラの大きな取組表を貰うのだが、折りたたむ机が無いんだよ(笑) 茶屋経由だと畳んであるのをくれるみたいだが。

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二階角の席は写真を撮るのに好適なのかカメラの砲列が。これはアマチュアじゃなくて報道だよなあ。でないとこんなに並ばないと思うけど。

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この日も序ノ口の取組で物言いが。やはり若い行司が怖いオッサンに絡まれているように見える(笑) 昔は、物言いの際に差し違えを指摘され、土俵を叩いて涙の抗議した立行司が居たと聞くが、序ノ口の行司はペイペイの若者だからなあ。

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大露羅はデカイねえ(笑) この日は2勝目。

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場所帰りに見てもデカイ(笑)

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そして114キロの石浦と280キロがすれ違う。体重差166キロというのは幕内力士1名分だ。

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元千代大海は審判入場の時、呼び出しの控えで塩を拝借して、審判席に着く前に土俵に撒くんだ。今まで気づかなかった。

幕下では琴鎌谷敗北、阿炎は3勝目、ついこの前幕内に上がり座布団作ってもらって喜んでいた明瀬山はジェットコースターのように急転直下、幕下転落して先場所も負け越し、今場所も既に5敗目で負け越し決定。気の毒にもう関取には戻れないのでは。長く幕内を張っている力士の力が如何に図抜けているかということなのだけれど。

幕下筆頭まで駆け上がってきた小柳は十両前にして緊張したか3連敗したものの、2連勝。勝ち越してほしいね。

十両では大輝勝利、安美錦敗北、宇良も負けた。自己最高位の十両筆頭まで上がった宇良は今場所攻めても攻められても前に落ちる相撲が多い。どこか故障があるのではと心配だが。

この日の横綱大関は、照ノ富士が高安とガップリ組むも力負けして寄り切られるという寂しい敗北だったが他は安泰。照ノ富士は今にも横綱に駆け上がると思われた逸材だったが膝を大怪我して無理して場所に出場するうちにスッカリ壊れてしまった。復活があるだろうか。寂しい話。

豪栄道はこの日も勝った。身体が良く動いている。館内は大いに湧いた。

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打ち出しで外に出て跳ね太鼓にを聞くと、もう秋の風。日一日と日が短くなってゆく。いかにも秋場所だ。



大相撲九月場所中日を観戦
大相撲九月場所、中日を観戦に両国国技館まで。何故か早く目が覚めたので、序ノ口の取組から見てみるかと早めに国技館へ。開場は8時。序ノ口の取組は8時40分から。

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しかし館内はまだ閑散としている。コアな相撲ファンや関係者が多いようで、序ノ口の相撲取りの名前にも応援の声がかかる。

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まだペイペイの行司が裸足で仕切る取組に物言いがつくと、怖い親方がゾロゾロ土俵に登ってきて、若い行司が、「お前は何てことをしてくれたんだ」と叱られているように見えて実に気の毒だな(笑)

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一部で話題となった服部桜、武蔵川部屋のドキュメンタリーで馬鹿真面目なヘッポコぶりが面白かった風武など、序ノ口や序二段の相撲は、相撲になってない取組も多く、逆に新鮮で面白い。相手の立合 いにどうやって合わせてよいか二人共分からない取組は元魁皇審判長が優しくアドバイスを与える(笑)

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お昼は二階の食堂「雷電」で、しじみエスプレッソと冷奴を肴に一杯やって「ちゃんこ定食」も。力士弁当も大好きだが、ちゃんこで一杯も実に良い。一階の弁当売り場では浅草今半のすき焼き弁当を3,240円で午後1時から売り出しているそうなので、今後試してみるか。

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新序出世披露が行われる。

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大露羅はやはりデカイなあ。しかし大きいから強いとは限らないのが相撲の面白いところ。

関取衆が次々に土俵入り。

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本日も満員御礼でござった。
大相撲九月場所7日目をTV観戦。
この3連休は相撲漬けの予定。昨日土曜日は大相撲9月場所7日目をTV観戦。もちろん両国国技館で見物するライブ感は何物にも代えがたいが、部屋で飲みながらのんびりTV観戦するのも実にリラックスしてよい。

幕下筆頭小柳はようやく初日が出た。正代と稽古しても分が良いという実力だが、幕下筆頭まで上がって関取の座が目の前にちらつくとやはり考え過ぎたかこれまで3連敗していた。

木曜の午後は、国技館で観戦したのだが、南側通路で関取の場所入りを待っていたところ、ふと振り向くと後ろ側をちょうど小柳が歩いて来た。皆前方ばかり見て誰も気づいてなかったが、「頑張って!」と拍手するとちょっと驚いたようにこちらを見て軽く頷いた。この日は負けたんだけれども、7日目に初日が出て目出度い。十両からの陥落にもよるが、幕下筆頭は一つでも勝ち越せば基本的に十両昇進濃厚。あと3連勝して関取の座を掴んでほしいね。

宇良は千代丸に叩かれて呆気無く前に落ちる。今場所は、攻めても攻められても随分と脆く前に落ちる。元々がトリッキーな取り口であるから、相撲を覚えられたという感じでもない。足首に包帯しているが、ひょっとすると何か怪我しているんではと心配だ。宇良も十両筆頭で勝ち越しさえすれば幕内に上がる可能性あるのだが2勝5敗と星勘定がちょっと厳しくなってきた。

安美錦は白星先行に。幕内経験のある実力者は前への圧力が強いから逆に引きや叩きが有効な気がする。幕下に落ちてしまうと今度は自分が前に出ないと勝てない場合が多いから、やはり十両が頑張り所だ。

最近、四股名と顔がなかなか一致しない力士が何人かいるのだが、音の「しょう」に「翔」「松」「咲」と随分かぶる漢字があるのも原因か。「阿武咲」や「旭日松」なんて、なんと読むか一瞬考えこんでしまう。あとは「鵬」の字も使い過ぎ。全体に四股名もキラキラネーム化しており、もっと出身地の山河など、言霊を感じさせる名前が増えると良いのだけどなあ。

遠藤は旭秀鵬の引きに乗じて一気の押しで6勝目。ようやく怪我が治ってきた印象。このままの調子を維持できれば、来場所は幕内上位に返り咲きだ。膝の怪我を繰り返す事だけが心配。

琴勇輝と天風はお互い香川出身の「国モン」対決。幕内経験に一日の長がある琴勇輝が勝利。琴勇輝も5勝で調子よく後半戦も暴れてほしい。勢も御嶽海も快調。正代はまだ初日が出ないというのは一体どうしたことか。

照ノ富士が貴ノ岩の出し投げに屈し、鶴竜が好調の高安に敗れた以外は上位陣安泰。稀勢の里もなんともか持ち直している。

隠岐の海は横綱大関総なめの大記録がかかっていたが、相手の豪栄道は、そもそも稽古場では無敵。大関になってから負けが込んだのは、怪我のせい。悪い所なければまあ隠岐の海には負けない。

場所前の隠岐の海は尾車部屋で熱心に出稽古していたと尾車親方が解説で褒めていたが、これまで稽古していないから「稽古の貯金」がそもそも無いのだよなあ。大型で懐も深く身体も柔らかい。若いうちから猛稽古していたら空恐ろしい力士になっていたはずなのだが。

本日中日は、両国国技館で観戦予定。十両も注目の対戦が目白押しだし、幕内でも、遠藤ー勢、隠岐の海ー御嶽海、豪栄道ー嘉風など見逃せない。



大相撲九月場所初日を観戦
先週土曜日は朝4時半起きでゴルフ。日本でゴルフやるとこれだから嫌だよなあ。会社のコンペ。スコアのほうはサッパリだが、ツキがあって、7位賞とオネストとチーム戦優勝の商品をゲット。もっとも、これ以上ゴルフに投入する人生の時間は無いからもう上達することはあり得ないなあ。

日曜は大相撲九月場所初日を観戦に両国国技館まで。乗ったタクシーの運転手に行き先を告げると「今日が初日でしたね」と。なかなか相撲に詳しく、稀勢の里談義など。初日の相手は隠岐の海だが、上背もあって懐が深く、油断するとあれはやられますよ言ってたが、まさかその通りになるとは(笑)

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国技館には11時前に到着。入口の左右は以前弁当などの出店が出ていたが、最近は取り払われてスッキリと。力士が場所入りしてくる南側通路も、以前はピザの車屋台など出ていたが最近は無くなった。理事長交代に伴い利権関係にも見直しがあったのかね。

まず雷電で腹ごしらえ。昼から飲むのでしじみエスプレッソで肝臓をいたわり、お通しに板わさ。そしてちゃんこ鍋定食。お酒はウーロンハイと菊正樽酒300ミリ。当日の取組表を検討しながらのんびりと。

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二階の椅子席A。最前列なのでまあ前を気にしなくてもよいのが助かる。

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天気悪いので力士の入り待ちは止めて三段目、幕下の相撲を。横にヒッピー風のアメリカ人が来て、何やら沖縄出身の三段目力士の取組が終わったかどうか聞いてきたので、あれこれ会話。残念ながらもう取組は終了していた。日本語も結構しゃべれて、なにやらギターの弾き語りをしてるんだとの事であったが、相撲見物にも色んな人がいますな。

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この日も満員御礼。

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初日恒例協会ご挨拶。

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幕内土俵入りの後、横綱土俵入り。

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天皇賜杯、優勝旗の返還。

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優勝額除幕式は、東京場所でニ場所分行われるのだが、五月場所優勝の白鵬は休場のため、宮城野親方が代理出席。

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沢山の懸賞がかかった、稀勢の里vs隠岐の海戦。まさか稀勢の里があんなにも呆気無く負けるとは。というか、それがまた稀勢の里なんだけれども。

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打ち出しの跳ね太鼓に送られて場所を出る頃には外はもうちょっと暗くなっている。秋場所だなあ。これからどんどん日が短くなってゆくのだ。



大相撲名古屋場所、中日観戦写真日記
日曜日は大相撲名古屋場所中日を観戦。ネット事前抽選予約を忘れて、結局のところ中日のゆったり一人桝席の中日だけしか取れなかった。

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1年ぶりの名古屋だが、なんだか懐かしい。名古屋駅の大混雑も、地下街、地下鉄の案内表示が至るところで分かりづらいのも、これはこれで不思議な名古屋テイスト。

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入り口のモギリは、元琴錦、朝日山親方。いつもTV見てますよと声をかけると笑顔で頷いてくれて握手。入場券を預かって席に案内してくれたお茶子さんによると、あの親方は下の者にも威張った所が無く、いつも笑顔で優しく、お茶子さん皆に大人気なのですよとのこと。大関こそ逃したが三役経験豊富な強い関取。部屋持つのは遅かったように思うが、人間としても成長したんだなあ。

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席は二階のゆったり一人桝席なるところ。広くてよい。名古屋は会場が小さく、ここからでも土俵は随分と近く見える。席まで持って来ますというので、お茶子さんに弁当と酒を注文。

ところがこれが待ってもなかなか来ない。20分以上待っても来ないので、自分で弁当買いに行ってキャンセルするかと靴を履いて席を立つと、ちょうど案内してくれた年配のお茶子さんがビニール袋を持って走ってきた。「すいませ~ん。早く来ようと思ったんですけど、あれから次々お客さんの案内が入ってしもて。遅れてホンマにごめんなさい」と。

何故か言葉が関西風味なので許す(笑)

下働きの人にクドクド文句言うのは愚かな話。「忘れられてなくてよかったよ」と笑顔で料金精算して、「お釣りは取っておいてよ」と鷹揚な大人物らしいところを見せる(笑) 

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お茶子のオバちゃんは、後で館内で配ってる団扇を、「これどうぞ」とわざわざ席まで持って来てくれた。気働きよろしい(笑) 館内は暑いからやはり団扇は必須だなあ。

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相撲を見物した日に幕内最重量大露羅の対戦に出くわすと、アイスキャンディーの当りが出たような気がする(笑) 日が照っていると熱中症で死亡する気がするのだが、曇天なので場所の入り待ちなどしてみた。

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今場所は熱戦の十両の土俵。大輝を応援してたのだが、天風の寄りは凄いなと感服。宇良、里山、石浦と応援してたがみんな負けた(笑)

横綱土俵入りは鶴竜の休場で二人のみ。

栃煌山の取り組みで、「とちおうざ~ん!」と声をかけると、場内からやたらに「高安!」の声が。対抗して散々大声出してたら声が枯れた。しかも栃煌山は負けて踏んだり蹴ったりだ(笑)

打ち出しの後、昨夜は名古屋泊り。

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最後に名古屋メシ入れとくか、と11時にエスカ地下街に出向くも、味噌煮込みうどん、櫃まぶし、味噌カツ全て長蛇の列。皆、なんて名古屋メシが好きなんだw 店で食するのを諦め、デパ地下でうなぎまぶし弁当購入して、新幹線で食しつつ一路東京へ。

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なかなか面白い名古屋遠征。また来年も来るか。今度は千秋楽に来たいな。


大相撲五月場所十日目 写真日記
大相撲夏場所十日目を観戦したので、備忘のために写真日記など。

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雨の国技館は初めて。入口門から建物まで仮設の屋根付き通路ができてるのは感心。そうだなあ、入場してからまた傘差すのも面倒だものね。

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午前中は仕事だったので本日の入館はお昼過ぎ。二階の食堂「雷電」は既に長蛇の列だったので、売店で力士弁当で昼食。この日は肉食ガッツリ系の「鶴竜弁当」など食してみた。トンカツ、サイコロステーキ、鳥から揚げ。

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遠藤の懸賞本数はいまだ回復していないが、結びの一番の懸賞本数の凄い事。東の正横綱で勝ち続けるとやはり懸賞収入が凄い。

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椅子席は向う正面一列目。前に人がいないのはある意味快適。

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雨なのに入り待ちしている人がいるのかと南側通路に出てみると結構な人が傘差して力士を待っているのだった。

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この日も満員御礼。しかし、白鵬、稀勢の里が全勝キープしており、他の横綱大関陣もそれなりに頑張っているせいか、前頭中位から上位は軒並み星は上がっていない。意外に静かな日であった。十両、宇良のサーカス相撲による腰投げの勝利は大歓声だったし、稀勢の里ー琴奨菊の一番は観客席が大いに沸いたが。しかし、なかなか面白かった。

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打ち出しのあと、外に出て太鼓の音が聞こえる櫓の後ろの空は少し明るい。雨はもう止んでいた。



大相撲五月場所、中日を観戦写真日記
日曜日は、大相撲五月場所中日を観戦に両国国技館まで。

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本日も満員札止め。満員御礼も出た。

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二階椅子席Aの西側の正面寄り。前列に、座高が高くて前のめりになる客が来たのでちょっと困ったが、前のめりになるのが疲れたか、次第に席に背をつけるようになって助かった。

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この日も遠藤への懸賞は5本。

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琴奨菊の優勝額。ここに稀勢の里の額も飾られることになるだろうか。

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入り口で切符のもぎりやってるのは宮城野親方では。親方の役割分担というのはどんな風に決まってるんでしょうな。

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旭天鵬の引退相撲ポスターが入り口に掲載あり。まだ席は残ってるのかな。入り口入った左側では以前なだ万が弁当を販売してたと思ったが、最近は売店が撤去されたようだ。南入り口通路奥にあったバンの車屋台も撤去。そういえば場内をビールタンクを担いで歩いていた女性売り子も居なくなった。相撲協会の新執行部発足に伴い、飲食関係の店の利権が一斉に見直されたのかな(笑)

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二階の食堂「雷電」は以前と変化無し。ちゃんこ定食で一杯。入り口の綺麗な着物のお姉さんも愛想良し。

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この日は午後1時頃に新序出世披露。前相撲を勝ち抜いた新弟子たち。全員が出世する訳ではない厳しい世界だが、頑張ってもらいたいねえ。

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この日の取組、元気無い照ノ富士は負けたが、その他は横綱大関陣安泰。白鵬は左張り手から右かち上げの「白鵬セット」で琴勇輝を粉砕しようとしたが、両手突きの手にかち上げがあたり、いなしたような格好に。館内はしかしかなりブーイング出たね。

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打ち出しの後、太鼓が鳴る櫓の向こうの空はまだ明るい。夏場所だなあ。

大相撲五月場所、初日観戦写真日記
連休明けは仕事がバタバタしたのですっかり更新を忘れていたが、GW最終日の日曜は大相撲五月場所初日。両国国技館まで観戦に行ったので備忘のための写真日記など。

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櫓には板番付。力士名が書かれた幟がはためいていると相撲気分が高まってくるなあ。

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天皇賜杯は大阪からちゃんと戻ってきて国技館に鎮座している。

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取ったのは椅子席A、東の二階席一番最前列。ここは見やすいかと思ったが、意外に手すりが邪魔ですな。まあ前列の客が前のめりになられるよりはずっとストレスないが。

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まず本日の取り組み表をチェック。再入幕した遠藤には3枚しか懸賞がついていない。永谷園の「遠藤のだっこちゃん」はどうしてしまったのだろうか。まあまた番付が上がってくれば懸賞も復活するだろうが。妙に懸賞の数が多いと、相手がしゃかりきになって取りに来るので、まあ怪我が癒えるまでは、少ないほうが良いかもしれない。

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今場所から国技館南門からの通路にはコーンが置かれている。力士の入待ちをする際、今まで何も規制されておらず、我勝ちに前に出る観客がいると後ろの観客も自然と前に出る。力士が通る道路が狭まって、勢などは露骨に嫌な顔をしていたから、やはり規制したほうがよい。リール守らない者が得する無法地帯ではやはりいけないだろう。もともと移動販売の屋台みたいな店が出ており、あれがあるから観客が両方に立ってもよいような雰囲気になっていたのだが、こちらも撤去されてスッキリ。

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二階「雷電」で、冷奴、しじみエスプレッソ、ちゃんこ定食で酒を一杯。国技館に来た時だけは、いくら食べてもよい気がするなあ(笑) ちゃんこのニンニク味噌が結構なり。

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遠藤も結構早目の場所入り。カラーコーン置かれて規制されたおかげで秩序が戻ってきて実に結構。

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十両の取り組み、宇良は本当にピンクの締め込みであった。

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初日にあたり、八角新理事長による協会ご挨拶。

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幕内土俵入りに続いて横綱土俵入り。歌舞伎にも似て、江戸時代から連綿と続く、一種の様式美なんだね。

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初日から満員御礼。

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白鵬による優勝旗返還。

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続いて優勝額の除幕式。これは東京国技館にしかないから二場所分をまとめてやることになる。琴奨菊が土俵に上がり、西方の優勝額が除幕される。国技館の四方に掲載されている優勝額でたった一人の日本出身力士ということになるのだった。

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初日の館内、観客は割と静か。上位が敗れる番狂わせが無かったから沸かなかったのか、それとも取り組みからあまり波乱が予想できなかったから最初から静かだったのか。いずれにせよ取り組み結果は横綱大関上位陣が全員安泰という好スタートに。打ち出しの太鼓を聞きながら外を歩くと気持ちよい初夏の風。夏場所が始まったのだ。



大相撲三月場所九日目を観戦に大阪遠征。
大相撲三月場所九日目を見物に大阪まで遠征。前乗りした前日は、いかにもコテコテの大阪らしいところをブラブラ巡って楽しんだ。しかし夕方になると大相撲中継をチェックしないといけないのでホテルに一目散。幕下上位から、ずっと相撲中継を観ていたのだった。

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今回の大阪行き一番の失敗は、PASMOを部屋に忘れたこと。JRと地下鉄の乗り継ぎ、駅の売店、コインロッカーなど、前回ASMOで使えたものが全滅ですべて小銭が必要な羽目に。昔々は大阪と東京のカード規格に互換性なかったが、今や無くては都市生活に困りますなあ。

月曜祝日は10時過ぎには会場入り。エディオンアリーナの椅子席は実に狭く、両隣に人がくるともう身動きが取れないくらい。せっかくの興業なのに、のんびり飲食なんてとんでもないような狭さ。これは椅子席Sも椅子席SSも同じ。どうせなら2席買って一人で使うのがうよいかもねえ。隣は大柄なオッサンで結構大変だった。

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椅子席に関しては国技館が当然ながら優れているが、観客席にはかなりの傾斜があり土俵との距離は実に近く迫力がある。

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エディオンアリーナは他の地方場所の会場もそうだが力士と観客との動線が重なっており距離が近い。館内をウロウロしていると、二番出世の披露を待つ若き力士の卵達に遭遇。

土俵に上がると、観客席にはまだ空席が多いが、それでも盛大な暖かい拍手が。全員が今後出世できる訳ではない。三段目付け出し格で土俵に上がった経験者エリートもいるし、すでに一番出世とも差が付いている。今後の相撲人生では思わぬ怪我もあるだろうし、化粧回しを着けたのは借りたこの日だけだったで終わる力士が大半だろう。ひょっとしたら、この日彼らが受けた拍手は引退までで一番多いなどという事だってありうる。しかしそれでも、彼らの船出に幸多かれと精一杯祈るのだった。

再入場のスタンプを押してもらって会場外に出る際、宇良の場所入りに遭遇。幕下だし、まだ誰もが知っているという訳ではないので、あまり盛大な歓声もなかったが、拍手して応援すると、一瞬眼が合って小さく頷いたように思えた。ご当所の今場所で関取決めてほしいね。

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遠藤は間近で見て一回り身体が厚みを増したように思えた。

御嶽海は大関よりも後に登場。まあ部屋が遠かったりすると交通の便でそうなったりもするだろうが、後ろに居た関西人の夫婦には、「大関より遅いとは重役出勤やな」、「天狗ちゃうか、天狗」と散々な言われようであった。場所入りの時間も心せねばあきませんな(笑) ただ、人気者は後のほうに来るというのは一般的にはその通りで、幕内の頃の遠藤も、国技館入りは遅かった。安美錦も今まで見たことがない。よほど遅く入ってるのだろう。逆に栃煌山や高安などは三役にいても入りは早いよねえ。

十両土俵入りが終わるまで外で力士の入りを見物していたが、宇良の取組を見なければいけないのでそろそろ館内に。二階に上がって売店で缶酎ハイ買った時に背後から歓声が。稀勢の里が仏頂面で場所入りしてきたのであった。肩を叩けるような距離の中、奥の二階売店横の扉から支度部屋に入って行く。

肝心の宇良は、低く潜り込もう潜り込もうとしていたが、佐藤にうまくあしらわれて負け。貴乃花部屋の佐藤というのはなかなかどっしりして強いな。

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遠藤は最近力をつけてきた錦木を貫禄の寄り切り。大砂嵐は相変わらず馬力まかせだが、千代翔馬に巧く取られて今場所初黒星。千代翔馬はそれほど大型ではないが相撲が巧いね。

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本日も満員御礼。

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琴勇輝は嘉風戦でホウ!

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嘉風が頭を下げ過ぎた感もあったが注文相撲気味に突き落としで琴勇輝の勝ち。自己最高位で大健闘している。勝ち越したら三賞、三役も圏内に。

逸ノ城は正代に関取先輩の実力を見せつけて快勝。ただ何故か強い気がしないんだなあ。先場所あまりにもコロコロと負けすぎた負のオーラが残存しているのだ。

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さて、いよいよ本日最大の一番、琴奨菊ー稀勢の里。琴奨菊があっけなくもバッタリいったのはショックだったが、稀勢の里が明らかに変化したのも衝撃。あっけない勝負に館内はどよめき。中には罵声も。

あれは変化ではなく、当たってからの自然な反応という説もあるが、頭がゴンとは当たったものの身体はもう最初から左に変わっていた。でなければあんなに早く勝負がつかない。ダメ押しで再度叩こうとして既に琴奨菊が落ちてたので空振りになったが、あれも最初からの計算だったことを現しているのでは。

相手は変わるぞとみんな思ってるのに、ムフーっと馬鹿正直に突進してバッタリ。それが期待を裏切りつつも愛される稀勢の里の相撲だと思っていたけれど、今場所からちょっとオトナになって、あれこれ考える黒稀勢の里になったのかな。勿論そちらの方が優勝には近いのだと思うけれども。

花道を引き上げる表情は遠くを見つめて動揺は無く、背後には仁王像の後背にあるようなメラメラとした業火が見えた気が。今場所はいつも出る立合い前の緊張の眼バチバチも無い。稀勢の里は変わった。立合いだけでなく、おそらく相撲も。もしもこのまま強い稀勢の里に変身して今場所優勝したとしたら、大変印象的な稀勢の里の変容に立ち会えた事になるのだが。

栃王山は白鵬の右かち上げ(というかプロレスのエルボースマッシュ)でヘナヘナと後退。見えなかったが左では張り手も食らうというコンタクト系フルコース。栃煌山は、張り手やかち上げ等の飛び道具にからっきし弱く、おそらくそれを白鵬に馬鹿にされており、猫だましもからかいもあってやられた気がするよなあ。

打ち出しと共に外に出て、なんば駅までの途中の高島屋地下で弁当購入。新幹線に飛び乗って帰京の途へ。新大阪構内の弁当売り場のラインアップはあまり感心しないものばかり。食い倒れの街大阪なのにねえ。もっとゆっくり探せる時間あればよかったが。

大相撲三月場所初日観戦写真日記
大相撲三月場所初日を見物に大阪まで一泊遠征。備忘の写真日記など。

会場の大阪府立体育会館は、賑やかな街中にドンと建っている。エディオンアリーナと言うのか。ネーミングライツを売却したのですな。

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館内は階段の作りが複雑怪奇で、慣れないと自分が何処にいるか判らなくなる。何処かのおばちゃんが警備の担当に場所を確認して、「ホンマかいな、私、ずっと迷ってるんやで」とキレていた(笑)

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席は椅子席S。SSというのが一番高いのだが、椅子自体が豪華な訳ではなく、土俵を正面に見る位置。どの椅子も肘掛け無し。ただ座布団は装着されている。Sはやや斜めからになるが、エディオン・アリーナは長方形なので、マス席BやCよりも土俵に近い感じ。

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天皇賜杯はちゃんと運んできており、吉本賞など関西ならではの賞も。さて琴奨菊は連続で賜杯を胸に抱けるかな。

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昼前に入ったのでまだ客席は空いている。

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取敢えず売店で弁当買って腹ごしらえ。その後で館内をあれこれ探索。

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一階の入り口には板番付が。そのうちに次々と力士が場所入り。大阪場所は溜席の入場口と同じところから力士も場所入り。力士と観客の距離が近いのがいかにも地方場所の雰囲気。

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琴奨菊の等身大パネルも観客をお出迎え。これも東京から運んできてるのかね。

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遠藤は身体にサポーター無し。当りも悪くなかったが、常幸龍にいなされて手をついてしまう。身体はそれなりに動いていると思えたが、相撲勘はだいぶ鈍っているのでは。

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協会ご挨拶の後で中入、そして幕内土俵入り。

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初日は満員御礼。大阪場所は茶屋もしっかりあり、前売りは全て完売であるから、おそらく15日連続で満員御礼が出るのでは。

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横綱土俵入りの後で、琴奨菊による賜杯、優勝旗返還式が。優勝額の掲示は今場所の優勝者と合わせて五月場所の国技館だ。

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逸ノ城は玉鷲になんとか勝ったが、自分よりも小さい相手とがっぷりでヨタヨタしており、寄る力が相当落ちているように思えた。もはや怪物ではない。琴奨菊は、初日にいきなり負けるのではと言う悪い予感を取り敢えず跳ね除けてくれてよかった。先場所同様きちんと圧力が相手に伝わっている。

白鵬は呼び込むような叩きが墓穴を掘ったが、どうしたのか。今まで全て一蹴しており普通なら負けるイメージの無い相手。しかし段々と自分のイメージ通りに身体が動かなくなってくるのが、アスリートに忍び寄る衰えというものだからなあ。鶴竜は豊ノ島に地力負けした印象が情けない。

いきなり二横綱に土。場内はどよめいた。荒れる大阪場所のジンクスは健在。

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弓取り式の後、外に出ると小雨模様。新大阪に向かい、新幹線に飛び乗って帰京。

豊真将引退披露大相撲
土曜日は、両国国技館まで「豊真将引退・立田川襲名披露大相撲」を見物に。記録のために写真日記など。初場所が終了した喪失感がちょっとは癒やされたかなw

本場所ならば朝8時半から開場で、観客は三々五々に来場するから入り口が混んだりはしないが、花相撲では11時開場、11時半取組開始となってるので、入場開始はどっと集中して入り口は実に混雑している。

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国技館の入り口を入ると左手にはお客さんを出迎える本日の主役、豊真将関がおり黒山の人だかり。奥に入った右側には妙義龍関が。錣山部屋でも井筒部屋でもなかったと思ったけれど。

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国技館に入場する前からずいぶんと制服姿の高校生が多いなと思っていたのだが、担いでいるバッグには「埼玉栄」と。相撲が盛んな豊真将の出身高校。椅子席BやCにはだいぶ動員かけて高校から来ている模様。

そして引退相撲最初の取組は、埼玉栄高校相撲部と貴乃花部屋幕下三段目との団体戦。高校生の健闘に客席も沸く。ただ、三段目水田だったか、相手の押しに膝が妙に入るような形で土俵に崩れて暫く立ち上がれない。肩を貸して貰わねば歩けないような状態で土俵際まで車いすが来るのではと思ったくらい。あくまでも余興の花相撲で、高校生相手に怪我をしては洒落にならないのだが、あんまり万全な状態ではなかったのでは。

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「髪結い実演」のモデルは青狼。床山は床文。 相撲にも、男の日本髪は、いまや「ちょんまげ」と「大銀杏」しか残って無いのだが、歌舞伎の「髪結新三」を思い出す江戸情緒。

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次の「豊真将稽古」は、豊真将がわんぱく相撲の力士に何番か稽古つけた後、自分のまだ小さい長男、次男を土俵に上げて、稽古をつける(というか押し出されるw)というもの。司会役元NHKアナウンサーの盛り上げも良く、館内は暖かい気分に沸いた。

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「初切(しょっきり)」は、巡業お馴染み、相撲の禁じ手や反則、土俵の所作などを土俵上でユーモラスに見せる一種の相撲コント。面白いよねえ。

この後は十両の取組。花相撲は余興であって、本場所の取組ではない。独特の、のんびりした雰囲気。NFLのプロボウル・ルールの如し。怪我しないよう、張り手やかち上げ、立合いの変化や足技、無理な投げや土俵際でのうっちゃり等は暗黙の了解として禁じ手である。まあ確かに、余興の相撲で怪我しても怪我させても意味がない。観客を沸かせながら怪我しないよう。それは興行向けの相撲。

しかし、石浦ー旭日松は、そんな事を分かり切ったうえで、ちょっと初っ切りのようなユーモラスな取組を演出して、引退相撲に華を添えた。面白い。

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断髪式前のご挨拶は、下関後援会名誉会長、林参議院議員。相撲も人気力士の後援会は大体政治家が名誉会長だったりするよなあ。その後で「断髪式」。今回の目玉は、断髪式に座る力士が正面だけを向いているのではなく、東、向、西と全ての方向に向いてどちらの正面に座った観客にも様子が見えるようにしようとした断髪式初の試み。

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確かに普通の断髪式なら、正面に座った観客にしか力士の表情が見えないのだが、これは良いアイデア。しかし、何しろハサミを入れるのは300名という。聞いた事ない企業の「シャチョー」さんが次々に登場するのだが、退屈といえば退屈。

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という訳で断髪式の途中で館内ブラブラしていたら、「竜電」が営業中だったことを発見。巡業の国技館では、弁当や焼き鳥も本場所に比べれば販売が少ないしということで、先に昼食取ってから国技館入ししたのだが、この日は列も出来てないし、ここで食事してもよかったか。

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そうこうする内に断髪式は向こう正面を見てから、西に向く。確かに面白い趣向だし今後はこの手法が普通になるのかも。ただ、ハサミを入れる来賓の場所と、どこから土俵に上がるかのコントロールが若干難しいかな。

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そして再び正面に向いてからは、同じ力士や親戚などの関係者。師匠の兄である元逆鉾井筒親方の後は、師匠の錣山親方が止め鋏。そして深々と礼。

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「花束贈呈」では、奥さんと母親からの花束が。母親は忙しかったのかアナウンスがあっても登場せず、呼び出しが花束も片付けした後で悠然と現れて、呼び出し連が走り回って再び花束を裏に取りに行くという一幕も。それにしても、琴欧洲引退相撲の時にも、遥々ブルガリアから来たおっかさんが仕来りの壁で土俵には上がれなかったが、絨毯引いた上に立たせて上げてもよいのに。

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そして土俵以外の照明が消え、豊真将の力士人生を振り返るアナウンサーの土俵人生紹介。力士としてのスタートも遅く、怪我にも泣かされたが、三役にもなって自分の力は証明できた現役生活だったのでは。元幕内大至の「お祝い甚句」は、素晴らしかった。

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横綱綱締め実演の後は、幕内土俵入り。しかしリラックスしたもので、臥牙丸など入場の際、客席あちこちに手を振っている。まあいわゆる巡業だからね。

力士も気楽な態度で土俵に上がり、サポーターや包帯はほとんどしていない。勝負審判も東と西の二人だけ。物言いなどつくはずもなく、ただ座っているだけ。湊親方などは玉鷲と何やら笑顔で談笑していた。

勝ち力士が水はつけるが、各力士はタオルも持って来ておらず制限時間一杯に汗を拭くこともない。もともと準備運動などしてないのか。断髪式の時間が結構押し たからか幕内の取組は、塩二回程度で仕切り終わりという巻きが入る。しかし琴勇輝のホウや琴奨菊のルーティンは、本場所の迫力ないものの、ちゃんと健在。 後でニュース見ると、琴奨菊はこの日、誕生日で結婚披露宴だったとのこと。花相撲とはいえ国技館の土俵に上がり、同じ日に披露宴なんてあるのかねえ。しかし仕事熱心で褒めるべき事だ。

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今回、逸ノ城が馬力出して魁聖を寄り切ったのは驚き。そんな力あるのなら本場所で出せよw 花相撲と本場所が逆になってるようなw 

しかし流石にベテランは花相撲慣れしている。安美錦は怪我しないよう、フワッと両脇甘く立って自分から万歳で相手の首に手を巻いて、しまった?と言う表情豊かに嫌々と首振りながら一方的に寄り切られる。怪我せずに客には満足与える安全運転w

碧山ー宝富士がちょっと妙だったのは、双方お互いに寄っては何度も何度も土俵際で堪えては逆襲したところ。「廻し待った」が入るという熱戦も、これまた不思議な相撲だった。普通花相撲では、力士としての格やら勢いで、大概にどちらが勝つかは阿吽の呼吸で決まってるようだが。あるいはお互いKYだから時間かかったかw

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稀勢の里は、人に合わせる事無くいつも孤高だが、それで失ってるものもきっと沢山あるだろう。花相撲の三役揃い踏みだってちっとも回りに合わせない。

結びは東の日馬富士vs白鵬。まず日馬富士がより立てた後白鵬が逆襲。そのまま寄り切るかと思われたが、日馬が下がりながら投げを打つと、白鵬は呆気無く右膝から崩れて土俵外に転落。まるで本場所終盤での脆さの如し。花相撲での横綱相撲としては異様な負け方に思えた。

花相撲でのお互いに怪我しない勝負の付け方は結構決まっている。釣られて足をバタバタして出る、寄られてちょっとだけ我慢するが無理せずにある程度でタハっと土俵を割る、ぶつかり稽古の時のようにタイミングよくゴロンと見事に投げられる。

ただあの白鵬はどれでもなかった気がする。おいおい大丈夫かと、日馬富士が一番泡食ったのでは。

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断髪の後、立田川親方となって再び館内に登場。髷を切りスーツ姿になったら、現役と同じ土俵には上がらないのだ。新しい人生の始まり。印象的な演出だ。


大相撲初場所千秋楽 琴奨菊の優勝
先週の日曜、大相撲初場所の千秋楽を観戦に両国国技館まで行ったので記録の写真日記を。乗ったタクシーの運転手が「相撲観戦ですか?」と聞くので、琴奨菊が優勝するから見逃してはダメだよと力説。すると運転手も乗り気になって、「じゃあ夕方は早めに食事休憩取って、カーナビのTVで観戦しますよ」と(笑)

国技館に到着したのは10時半。チケット大相撲で千秋楽のチケットを争奪した時は、白鵬の優勝が既に決まっているのではと心配したが、琴奨菊が優勝を決めるその日にやって来れたのはラッキー。 琴奨菊よ、豪栄道に勝つのではない。自分にさえ勝てば、天皇賜杯は自ずからその掌中に収まるのだ。

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人で混雑する前に、記念の琴奨菊Tシャツをゲット。優勝しなかった場合は無駄になってしまうが、優勝したその日に国技館で買ったというよい記念。ただ、考えてみると、こんなデザインのシャツはあんまり着る機会ないよなあ。

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席は向こう正面の二階椅子A席。

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幕下以下の取組では、既に成績優秀者同士の優勝からみの勝負は13日までに終わっており、それで決着しなければ中入前に各段の優勝決定戦が。今日は二段目と幕下かな。その他は、いわゆる優勝に関係ない者たちの消化試合。勿論、本人達にとってはこの勝ち負けが来場所の番付を左右するのだが。

ということでまず二階の食堂「雷電」で、ちゃんこ定食食して腹ごしらえ。もう千秋楽で、次にここに来るのは五月場所だ。

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十両の取組最後に英乃海が十両優勝を決める。その後、千秋楽の協会ご挨拶。

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幕下優勝決定戦は8名が同点という大激戦。期待の宇良が登場。3回勝てば優勝だが、2回勝って決勝で惜しくも敗退。幕下八枚目で6勝1敗。今場所は十両からの陥落が少ないので、おそらく来場所は幕下上位で十両入りを伺う番付まで上がるだろう。

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幕内土俵入り。琴奨菊には万雷の歓声。

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本日も満員御礼が出た。

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横綱土俵入りの後、幕内の取組に。

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逸ノ城、は相変わらずフワーッと立って、体に全く力が入っていない。自分から後ろに歩いて土俵を割った印象。心優しい魁聖は「おかしかったですね。どうしたんですかね」と後で心配したそうだが、魁聖自身も10敗もしており、人の心配している場合ではないのだった。

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そしていよいよ「これより三役」。

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この直後がいよいよ本日最大の大一番、琴奨菊対豪栄道。

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琴奨菊は立合いの踏み込み良く、直ぐに左を差し、右を抱え胸を密着させて豪栄道を押し込む。胸を合わせて圧力がよく伝わり、前に倒れない。土俵際まで詰まった豪栄道が粘ろうとするところを右からの突き落とし一閃。まったく危なげない相撲。

琴奨菊の優勝が素晴らしいのは、日本出身力士だからではない。大胸筋断裂や膝の大怪我などで見舞われたカド番を何度も切り抜け、三横綱を全て倒しただけではない。役力士全てに勝利という素晴らしい達成。唯一の負けが子供の頃からのライバルだった平幕の豊ノ島だったというのもまた語り継がれる物語。

実に立派な優勝を見せてもらった。

豪栄道は好きな力士だ。関西でいう「ゴンタ」な子供がそのまま大人になったような風貌。勝っても負けても、肩で風切って歩き、負けた言い訳は一切しない。前日の物言いでは行司差し違え敗戦。本人が髷など掴んでいない事は一番分かっており腹が立ったに違いないが、「そういうもんだ」と。どすこいFMによるとかなり深刻な怪我が続いているらしい。しかしここまで負けが込むと哀愁を感じざるをえない。ご当地来場所の奮起に期待。

優勝の興奮がまだ渦巻いているうちに行われた結びの一番、白鵬の負け方はあまりにもあっさりして、ちょっと変だった。しつこく日馬富士コールしている連中が館内に居たので、心が折れたんではと心配になる。あるいは何か体調が。

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弓取り式の後で観客全員が起立して君が代斉唱。天皇賜杯拝戴式と優勝旗授与。内閣総理大臣賞授与の後で優勝インタビュー。琴奨菊の、ケレンの無い素直で明るい人柄がしのばれる実に良いインタビュー。幕内最高優勝を達成したこの月末には結婚披露宴が。まさに人生最良の時だ。

NHKアナウンサーは、「日本出身力士の10年ぶり優勝」について控え目に水をむける。そして琴奨菊は、「たまたま僕が優勝出来たのが節目だっただけ」と控え目に応える。そうだ、まさにその通りだ。モンゴル出身だろうがグルジア出身だろうが、お相撲さんたちは、大相撲の伝統を日本の地で共に生きる仲間なのだから。

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三賞表彰式の後は出世力士手打ち式で観客も起立して三本締め。そして神送りの儀。これにて初場所千秋楽打ち出し。素晴らしい国技館での観戦だった。

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帰宅してNHKの録画チェック。琴奨菊が優勝決め、花道下がった後の通路には豊ノ島が待っており、「おめでとう」と祝福したところが映っていた。子供の頃からのライバルで、たった一人琴奨菊に土をつけた豊ノ島は、インタビューで「誰よりも嬉しく、誰よりも悔しい」と。実に良い話で感動的な優勝が締めくくられたのだった。

大相撲初場所、初日を両国国技館で
日曜日は大相撲初場所初日を観戦に両国国技館まで。ネットでの争奪戦で、椅子席Aをなんとか確保したのだ。タクシーで目的地を告げると初老の運転手は「今日は国技館で何かあるんですか?」と。日本人なのに何を言っとる。寝ぼけちゃ困るよ、今日から大相撲が初日なんだ(笑) きっちりと指導しておいた(笑)

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本日も満員札止め。門松が正月の気分を残す。もぎり場は一箇所に制限されており、入場すると手荷物チェックが。今日は天覧相撲だから、警備が厳重なのだ。何故知っているかというと、土曜日に九重部屋の某親方が、twitterで「明日は天覧相撲。九重部屋の力士頑張れ」とツイートして、後で叱られたか削除するという出来事があったから。警備の都合上、事前には公表しないものなのだね。

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しかし館内に入ると普段はいろんな受付コーナーや横綱大関の実物大パネルがある入口部分は綺麗に整理され、某所まで床にフカフカなものが敷かれている。某所というのは貴賓席へと上がるエレベータだ。時間になったら覆いを外してレッドカーペットが姿を現すようだ。

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貴賓席は正面の二階にあり、TV中継と同じ方向に土俵を見ることになる。東と西の関係からいうと、北側に座って南を見ることになるのだが、「天子は南面す」という中国の故事に習ってるのではないかな。

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取敢えず腹ごしらえするかと二階の食堂「雷電」開店前の列に並ぶ。着物姿の綺麗なおねえさんがメニュー手渡しながら「今年もよろしくお願いいたします」と愛想がよろしい。一杯飲みながら、板わさ、しじみのエスプレッソ、ちゃんこ定食など。国技館に来ると、幾ら食ってもよい気がするから危険だ(笑) 

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力士最重量、大露羅はやはり極端に太っているなあ。

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八角新理事長の協会ご挨拶は実によかった。先場所は北の湖理事長の代理だったが、今場所は代読ではない理事長としての自分の挨拶。「歴代理事長の志を受け継ぎ、大相撲の歴史、伝統、文化を、そして誇りを、一生懸命守ってゆく所存です」と。そうだ、その通りだ。

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初日も満員御礼が出た。

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幕内土俵入りと横綱土俵入りの後は、優勝杯、優勝旗返還と優勝額の除幕式。東京での場所初日ならでは。

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ここからはいよいよ幕内の相撲。

本日はiPod忘れる痛恨のミスあり、館内では「どすこいFM」もNHK相撲中継も聞けなかった。貸出のラジオもあるようなのだが面倒だしなあ。

新入幕の輝は脇の甘さで墓穴。大器ではあるが胸のあたりに贅肉がタプタプ。幕内の身体は筋肉でパンパンに張ってるのが普通で、やはりまだまだ上半身を鍛えてバンプアップしないといけないのでは。

新入幕正代はだんだんと知名度も上がってきて、場内の拍手も大きくなってきた。すくい投げで新入幕初勝利。この分では、まだまだ上に行くな。遠藤は右足首にテーピングしており、動きも悪く相当に怪我の程度はひどそうだ。一時期、立合いで当たりを強化して突っ張りを繰り出すなど新境地を開拓しつつあったのが、膝や足首の怪我続きが気の毒な話。身体をメンテして巻き直してほしいが。

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幕内後半戦での勝負審判交代。

審判長の元逆鉾井筒親方は、席の前まで来て座らず下を向いて立ったまま。上から眺めていると、後ろの客が、逆鉾が座らないので、何か気に障ることがあるのかと、座布団近くの荷物など片づけ始めるという珍事あり。しかし実は天皇陛下の入場を待って起立していたのであった。

もともと、井筒審判長は動作がモタモタしているし、挙動不審なところもあり、ずっと下を向いているから、よく分からなかった。貴賓席のほうを向いてくれればよかったのに(笑) しかし「ご起立ください」とアナウンスがなくとも、他の審判委員が起立して貴賓席の方を見ていると、以心伝心で空気を察して観客は全員席から立ち始める。二階席の観客も全員起立した後で、「陛下がご入場になります」との館内放送。この辺りの空気がいかにも日本人の良き部分だよなあ。

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八角理事長の先導で両陛下が貴賓席に。館内は万雷の拍手。全ての方向に丁寧に手をお振りになって挨拶されてから着席。
後半戦は天覧相撲となる。

逸ノ城は相変わらず無策にふわーっと立つ。栃煌山に振られてバッタリ倒れたが、足腰が弱っているのでは。もともと湊親方も現役時代は稽古嫌いだったそうだし、最高位も前頭止まり。素質と勢いだけで関脇まで登った逸ノ城を指導できる実力はそもそも無い。本人は大人しい性格らしいし、自覚というよりも親方の実力のような気がするがなあ。

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稀勢の里ー安美錦には物言いが。後で帰宅してTVで見直すと、稀勢の里の肘が落ちるのも早いが、安美錦の体も飛んで、死んでいるともいえる。まあ、「もういっちょう」で妥当。しかしなんで協議にあんなに長い時間かかったのか。

安美錦が落ちてきて機材が壊れ、ビデオ室からの映像が途絶えたという話だが、そもそも昔はビデオ室からの映像なんてものは無かった。機材の調子が悪くて審議に時間かかるというのも妙な話。余談だが、力士が派手に土俵外に落ちてくる場合、何故か逆鉾のところが多い。変な吸引力があるのだ。しかも臆病だから、自分が逃げるのに必死で勝負を見ていない場合多し。そもそも審判委員には向いてないのでは。

どえらく長い時間首突きあわせて、最後は「同体でした」って。 土俵にセンサが埋めてある訳でなし、本当に同時かなんて誰にも分からない。「同体と見て」というのは、「そうしましょうや」という、審議を早く丸く収める相撲独特の知恵ある「見立て」。なんですぐにそう判断しないのか。大体後の天皇陛下の予定にも影響あったのでは。

NHKの中継を後で録画で見ると放送が押して、弓取り式の後、全員起立で万雷の拍手する中、両陛下が丁寧に、何度も何度も館内のあちこちに手を振って去って行かれる肝心の感動のシーンがひとつも映っていない。全て、埒もない物言い審議に何分も費やしたサカポコのせいだ(笑)

で、その取り直しの一番、稀勢の里ー安美錦だが、オペラグラスで仕切りを見ていて、「安美錦は変化するよ」と思わず声が出た。相撲を見慣れた人ならほぼ全員そう思っただろう。しかしなぜかご本尊の稀勢の里だけはそう思ってなかったふしが(笑)

最後の塩で自分の顔をガンガン殴って気合を入れ、ムフーっと鼻息荒く立合いで頭下げて突進。案の定変化され、目標を失いバタバタと土俵際まで。なんとか残したがのど輪で突き起こされ、腰が砕けて後ろ向きに土俵外に転落という、大関にあるまじき格好悪い負け。ちょっとは頭を使ってほしいもの。稀勢の里ファンというのは大変だな(笑) 落ちてくる稀勢を見て、呼び出しが反応良く、水桶を取って俊敏に避難したのだけは褒めて使わす(笑) 桶の上に力士が落ちたら大怪我だし、水も周りに飛び散って大変なことになるからなあ。

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嘉風は以前の三場所が出来過ぎで、今場所は大負けではというのが私の予想。どうかな。白鵬はちょっと危なかったが、勢にも上位に勝つにはあと一歩足りない微妙な力の差があると感じる。身体が固くてバタバタするし。日馬富士は厳しいのど輪から左上手投げで栃ノ心を投げ捨てて盤石の勝利。

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弓取り式の後、観客全体で拍手して両陛下をお見送り。何度も何度も全ての方向に手を振られた後で両陛下退場。天覧相撲というのは、日本に日本の象徴がおられてよかったという不思議な感慨あり。

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東側から出て駅に向かおうとすると、正門前は交通規制がされている。両陛下のお車が出て行かれるところなのであった。写真には映らなかったが、陛下の車は、手を振る両陛下が夜でも見えるよう、後席の内部が明るく照明されているんだね。勿論、その場を去ったら消すのだろうが、気楽に相撲見に来ているだけの簡単なお仕事ではない。

そうだ、「天皇陛下の全仕事」を読み返そう。