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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
NYC のタクシーにて
金曜日にNYで会議があるため木曜午後から出張。金曜の夜もむこうでステイ。夜は「寿司田」NYで一杯。歩いてホテルに戻れるとなるとつい酒が進むなあ。それにしても、NYはホテルが高い。Sheraton Manhattanは、他のホテルよりも安かったので予約したのだが、あの程度の部屋で一泊300ドル以上するというのが信じられない。インターネット接続は別料金で、これまた14ドルというのも理解に苦しむよなあ。

本日の朝、ホテルからタクシーでLGAまで。清々しい気温で快適な朝、道は空いておりスイスイと。チェックインを済ませ、Red Carpetで一休みしたのが搭乗開始の30分前。アタッシェ・ケースからPCを取り出す際に、中に入れていたi-Pod Nanoが見当たらないことに気づいた。Boseのノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンはちゃんとあるのだが。

ホテルの部屋に忘れたはずはないんだが。まてよ、そういえば、タクシーの中で、一度手帳を取り出すためケースを開けたな。ひょっとしてあの時に落としたか。NYのタクシーには全て、アルファベットを含む固有の4桁番号が振られており、空港からタクシーに乗る時には係員がその番号を控えた紙をくれる。しかし、ホテルから乗ったし、そんな番号は覚えていない。運転手はインド系のような感じだったのだが。もはや確認するすべはないなあ。

困ったもんだとは思ったものの、とりあえず搭乗時間が迫ってきたのでゲートに向かう。セキュリティの前で、ボーディング・パスと運転免許証を係員に見せていると、「Excuse me mister?」と後ろから呼びかける声がする。振り返ってみるとインド系の男。「これを車に落とされたのでは」と手に持ったi-Podを私に示す。これにはビックリ。さっき乗ったタクシーの運転手であった。

「そうそう、無くしたのにさっき気づいてどこに落としたかと思ってたんだよ」というと、空港のタクシー溜まりに行ってから座席をチェックすると見つけた。まだ間に合うかと持ってきたのだという。便名まで分からなかったので、必ず通るセキュリティ前でしばらく待ってたと。LGAはRed Carpetがセキュリティの前にあり、そこでしばし時間をつぶしたからちょうどよかったが、ゲートに直行してたら、彼が来る前にセキュリティを通過してたかもしれない。幸運でもあったが、しかし、なんて正直な運転手なんだ。素晴らしい。NYのタクシーが一気に好きになった。ははは。

丁重に御礼を述べ、i-Podを受け取る。感謝の気持ちですと20ドルのチップを渡して、握手して笑顔で別れた。確かに真面目そうな中年の男。移民でこちらに来たのだろうか。幸運をもらったが、彼の今後の幸運も祈りつつ。朝から実に気分のよい出来事であった。
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