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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「福田訪米でつきつけられるブッシュの決断」
16日に行われた福田首相の訪米とブッシュ大統領との日米首脳会談については、恥ずかしながら日本のニュースで知った。あんまりこちらでは大きな扱いではなかったような気がするのだが。もっとも、ヘッドラインに乗らないだけで、検索するとちゃんと記事は出ている。北朝鮮拉致問題についても、ブッシュ大統領が記者会見で下記の通りコメントしたのだとか。
We also discussed the issue of Japanese citizens abducted by North Korea. I reminded the prime minister of one of the most moving moments of my presidency, when the mother of a young girl who had been abducted by the North Koreans came to visit me. I told her, and I'm going to tell the Japanese people once again, we will not forget this issue.

I understand, Mr. Prime Minister, how important the issue is to the Japanese people, and we will not forget the Japanese abductees, nor their families.


ブッシュ大統領は、拉致被害者(横田めぐみさん)の母親と会ったことに心を動かされたと語り、北朝鮮拉致事件の重大性を理解し、被害者のこともその家族のことも、アメリカは忘れないと述べている。

少なくとも、ブッシュから拉致問題への言及を引き出したのは一定の成果のように思えるが、日本の報道では、肝心の「テロ支援国家解除停止」について言及がなく、福田外交の成果には課題が残るという評価のよう。

しかし、アメリカはアメリカ固有の利害で動くのであり、基本的に「属国」日本の事などそれほど真剣に考えることなどなかろう。被害者に同情もするし日本の立場を理解はする。しかし、それはそれ、これはこれ。そんなところがアメリカの本心では。

今週号の週刊文春には、「福田訪米でつきつけられるブッシュの決断」との記事。福田との首脳会談を終えたブッシュは、すぐに、議会に「テロ支援国家指定解除」を通告する準備に入るのだと述べられている。

ひとつの原因としてあげられているのは、ブッシュ大統領夫人の日本への失望。北朝鮮拉致に深く同情し、横田めぐみさんの母親をブッシュ大統領に会わせたローラ夫人だが、同じく彼女が気にかけるミャンマー軍事政権の人権弾圧問題について、日本政府はまったく何もしなかった。この事についての不満がアメリカにはあるのだと。

これが真実かどうか知る由もないが、最近、報道カメラマンがミャンマーで射殺されるまで、確かに日本政府は、(いや、ほとんどの日本国民も)ミャンマー軍事政権による人権侵害には、ほとんど関心を持っていなかったのではないか。

北朝鮮国家による犯罪行為の被害者には深く同情するし、日本国には彼らを救済する義務があろう。しかし、アメリカに、日本の人権侵害だけ解決せよと声高に要求する権利が、果たしてどこまであるのかという事については、原点に立ち返って考え直したほうがよいかもしれない。

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