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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
日本滞在寿司日記 その1
長い休みと思っていたが、そろそろアメリカ帰国が近づいてきた。日本滞在中の寿司日記の第一弾を。とりあえず滞在4日目の昼まで。


寿司日記 DAY 1  「しみづ」

飛行機は、定刻より若干遅れて成田到着。成田エクスプレスで都内まで。アメリカから予約してあった「しみづ」に電話すると、予約の時間よりも早く入れるとのこと。ホテルにチェックインして荷物を置いてそのまま新橋まで。海外から戻ってすぐに「しみづ」直行するのは、もう何度目だろうか。

やはりここが一番落ち着くなあ。いつも通りに日本酒を常温でもらい、ツマミを切ってもらう。前回訪問時はまだ夏の色を残した種札は、もうすっかり冬。タイは上品な脂だが、旨み濃く実に美味い。アメリカの日本食レストランで供される、ベットリとラードのような脂が乗った養殖臭のする白身と大違いだ。

サヨリは細切りにして、ショウガと合える。実に立派なタコは塩と共に供される。マグロ赤身ヅケを山葵と合えて。本山葵はやはりよい。漬け込みのハマグリも柔らかく旨みが濃い。爽やかな香りの小柱。サバは皮目を焼霜にして。平貝の炙り。最後にウニとイクラをもらってお酒終了。結構お酒が回った。

握りは、中トロ2、ヅケにしたブリ1、コハダ2、アナゴは塩とツメで各1。最後にカンピョウ巻。マグロも素晴らしいし、この店独特のコハダの強い締め具合がまた結構。酢の立ったこの店の酢飯が、また癖になる美味さ。 久々に「しみづ」の寿司を堪能した。


寿司日記番外 DAY 2 「新ばし 久」

日本滞在2日目の夜は、新橋SL広場で待ち合わせして、学生時代からの旧友と、「新ばし 久」で飲み。

「しみづ」の支店格の居酒屋として開店してからほぼ1年。なかなか繁盛している。昨夜は何故か年齢高いお客多し。さすが新橋は、オヤジの街。我々はまだ若輩の部類だよなあ、などと勝手な感想など。

生ビールで乾杯して、近況や昔話など、あれこれ話は尽きない。頼まなくとも最初の「おきまり」の品が次々出てくるのが助かる。最初は黒七味をかけた温豆腐。香箱カニは食べた後で甲羅酒にしてくれるのだが、これがまたオツな味。お造りのタコは「しみづ」風を残すものの、メジマグロや白身昆布〆など、あえて「しみづ」では使わない魚を使うのも面白い。野菜椀は洋風の出汁で。ローストビーフは岩塩と芥子で食するが、これまた美味し。

話が弾み、片口で供される、大七、神亀冷おろしの冷酒を次々に飲んだため、すっかり出来上がり、追加で頼んだ料理は、立派な白ネギ焼き、名物のからさめ程度。おきまり以外は、ほとんど酒ばかりに終わる結果に。悪い客だなあ(笑)。もっとも所用時間は1時間半程度。毎夜飲み歩いた昔を懐かしんで、更に河岸を変え、二次会にてサントリー山崎12年などロックで。てきめんに酩酊してヨロヨロとホテル帰還。


寿司日記 DAY 3 築地「つかさ」

日本滞在3日目の本日は、築地「つかさ」訪問。ホテルから歩いて。Chicagoの冬は外を長い時間歩くなど考えられないから、ブラブラ歩くのも楽しい。立花夫妻もお誘いして一緒に。寿司屋通いは、楽しいのだが金もかかる遊びで、誘いこんで悪かったなあ(笑)。以前にもこの店で「寿司オフ」やったのも懐かしい。

この店に前回訪問したのは、出張で帰った3月だったか。高橋親方から、この店でよくお会いした旧知の方々の消息などあれこれ伺って、実に懐かしい。皆さんお元気なようでなにより。

最初にビールを一杯飲んだ後、日本酒を常温で。まずツマミをおまかせして切ってもらう。ブリは見るからに脂が乗っているのだが、口にすると決してクドくなくサラリと溶ける。天然の脂の旨みを持つ、こんな魚がアメリカには来ない。今年はしかし、氷見のブリは大不漁であるらしい。

アズキハタは、クエやアラに似たしっかりした食感。独特の旨みを感じる白身。この店は、置いてある白身にバラエティがあってそこも面白い。アジは細切りにして生姜とともに。平貝は炙って。サヨリは実にサラリと旨みだけが染み出てくる上品な脂。ウニは、脂より甘みが勝る小粒なもの。この店のスペシャリテ、マグロ脳天スモークは白ネギと共に。相変わらず美味い。

頃合でお茶に切り替えて握りに。酢の立った重い酢飯も大好きだが、この店独特、軽くスッキリした酢飯もこれまた素晴らしい。悪い酢飯は、どの店のもベットリ柔らかく甘いのだが、美味い酢飯には色んな個性がある。そこが面白い。

赤身、中トロは、マグロの旨み十分。ヒラメ、スミイカ、コハダ。酢〆のアジは古式の仕事だが、生よりも酢飯に合う気がする。茹でたてを握る車海老も美味い。小柱軍艦は小柱が海苔の香りとよく合う。アナゴの後で巻物は、鉄火巻、赤貝紐巻、カンピョウ巻を1/3ずつ。海苔の香りもよく、この店独特の酢飯はどの種ともよく合う。アメリカで食べる寿司は、酢飯もなんだが、海苔も誉められたものではないからなあ。飲んで語って、旨い寿司食べて、実に楽しい夜であった。


寿司日記 DAY 4 「しみづ」で昼寿司

本日は、朝から免許の更新で東陽町まで。2点減点の違反があったので、優良運転者講習とはゆかず1時間の講習。窓口が混雑しており予想より時間がかかった。試験場を出たのは11時過ぎ。どこでお昼にするか思案したが、「しみづ」に電話してみると、入れるとのことなので、そのまま新橋に向かう。

11時45分に入店すると、1席だけ残して既に全席が埋まっている。ギリギリだった。最初にビール小瓶を1本だけ貰ったが、あとはお茶で。ツマミは抜きにしておまかせで握ってもらう。次々に握りを口にすると、酢と塩の立ったこの店の酢飯の個性がはっきり分かって、これまた面白い。

タイは実に旨みのある白身。スミイカは、砕けながら酢飯に混ざるその食感がよい。サヨリ。タコは塩で。マグロ赤身。中トロは濃厚な旨みあり。漬け込みのハマグリ。強めの〆のコハダも相変わらず美味い。サバ、赤貝、車海老。小柱軍艦、ウニとイクラは大き目のぐい飲みに酢飯を盛って。皮目を炙ってヅケにしたブリは実に濃厚な旨み。アナゴは塩とツメで1貫づつ。カンピョウ巻は海苔の香りよし。オボロをかませた玉子で一通り。

夜にお酒飲んでツマミで寿司種を味わうのも大好きだが、たまには握り中心に食べるのもよい。この店の独特の酢飯は、マグロにも勿論合うのだが、スミイカ、サヨリ、車海老などと合わせてもしみじみと美味い。アメリカの日本食レストランで出す、何の味もしない酢飯と大違いだ。とまあ、そんな文句言っても詮無い事なのだが。
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