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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
アメリカの選択
アメリカ大統領民主党予備選、インディアナ州とノースキャロライナ州の投票日。これが終わればあとは比較的小さな州ばかり。これを書いてる時点ではまだ趨勢が判明していないが、世論調査によれば、少なくともクリントン候補はインディアナでは勝利するはず。

For Primaries in 2 States, a Variety of Scenariosという、New York Timesの記事では、いくつかの想定されるシナリオを検討しているのだが、オバマ候補が両州を制さない限り、すぐには戦いは終わらないと予想する。

しかし、実際のところ、クリントンが指名を獲得するチャンスは、もうほとんど残っていない。唯一残されたシナリオは、一般代議員数で可能な限りオバマに迫り(逆転はもはや不可能)、Popular Vote(得票総数)でオバマを逆転し(これは残った予備選で大勝利すれば一応は不可能ではない)、特別代議員に「本選挙では自分のほうが強い」とアピールして、特別代議員票で逆転する道。

得票総数での逆転には、もうひとつ奇策がある。前にも書いたが、カウントされていないフロリダ州とミシガン州の民意を反映させるべきだと主張する道。

両州の得票を勘定に入れれば、現在でもクリントンが上回っているという集計がある。ただ、両州は本選挙に代議員送る資格を剥奪されたことから、両候補とも遊説に行かなかったどころか、オバマにいたっては、ミシガン州では候補の登録すらせず、得票はゼロである。その数字を使うのも、確かに不公平な話。しかし、「登録しなかった者に選ばれる資格なし」との理屈でゴリ押しして、これをカウントさせる。果たしてそれが可能か。特別代議員へのアピール材料には使えるかもしれないが。

ただ、このところオバマ人気に若干、退潮の影があるのも事実。例の牧師問題が、ボディーブローのように効いて来ている。特にアメリカのマジョリティである白人層の支持が離れては、最終の勝利が覚束ない。

すでに、「次期大統領は共和党マケインで決まり」という気の早いレポートもあるようだが、これはどうか。マケインは、当選時には72歳になるが、一期目の米国大統領としては史上最高齢。つまり、次期大統領は、「年寄り」と「女性」と「黒人」の社会的弱者のうち、誰かが勝ち残る訳である。アメリカの行う選択が興味深い。
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