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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
共和党大会 マケイン候補が語る
昨夜の共和党大会はCNNの中継で見た。聴衆の雰囲気は、やはり民主党大会と違う。黒人、ヒスパニック、アジア系の少なさ、白人の多さが目に付く。大会の最後を飾るのは、マケイン候補の大統領指名受諾演説。

同じ都市で反戦主義者の抗議集会が行われていたらしいのだが、ひょっとしてそこから紛れ込んだ活動家だろうか、マケインの演説途中に横断幕をかかげて抗議の声を挙げた女性あり。しかし、あっという間に、回りの参加者に横断幕は取り上げられれ、駆けつけた係員によって会場外に女性が連れ出される一幕も。

演説そのものについては、やはりオバマのほうがアジテーションが効いており上手であるが、マケインの演説はマケインなりに、無骨ながら真摯な態度であり、これもまた聞き応えあり。

年齢にしては、実に元気だなあと思ってたら、会場の母親を紹介。この人がまた元気そうなのである。"She does't like me to say this but she is 96 years young(これを言うと嫌がるんですが、彼女はまだ96歳なんですよ)"と笑ってみせたが、やはり元気者のDNAを受け継いでるのだな。

国に尽くした自らの軍歴とベトナムで捕虜となった苦労、そして国への貢献が重要と語る部分は、特に会場にいる退役軍人達から、熱心なスタンディング・オベイションをもって迎えられていた。

民主党の指導者は国より自分優先、保険改革は国民と保険の間に官僚主義の無駄を作りだすことになる、民主党の政策は、増税と官僚主義、失業と大きな政府を招くという主張は、基本的に現状のアメリカ路線容認。もっともこれは、共和党政権が8年続いてるのであるから当然といえば当然か。ただ、ブッシュ政権の投じた膨大な戦費を考えれば、共和党が「小さな政府」路線とは、一概に決め付けられないところがあると思うのだが。

この選挙での政策論争に良く出てくるのが、「Energy Independent」というキーワード。他国に依存しない独立エネルギー政策のことである。前日のペイリン副大統領候補同様、マケイン候補も、石油を更に掘削し、原子力発電所を新たに建設する。クリーンな石炭エネルギー利用も進め、太陽光、風力、地熱など代替エネルギーの開発にも注力すると述べる。

世界一のエネルギー消費大国の大統領候補がこう述べると、なにかアメリカが、なりふりかまわずエネルギーを世界中からかきあつめるようにも聞こえる。もちろんこれは、最近の原油価格高騰がアメリカ国民の生活を直撃していることから、それへの対策を述べたもの。

しかし、「地球最後のオイルショック」や、「ピーク・オイル・パニック」を読んだ後で、このような発言を聞くと、なんとなく不気味に感じてしまうのも事実。共和党指導者層は、石油がピークアウトしており、生産は2度と増えないことを既に知っているのではないか、と。。。

いずれにせよ、石油資源は有限であることは真実。再生可能エネルギーの開発は、共和党にしろ民主党にしろ、避けては通れないテーマ。共和党が、地球温暖化に懐疑的なところが、やはり気になるのだが。

最後は、奥さんとペイリン副大統領候補が壇上に上がり、全員の喝采を受ける。直近の世論調査では、2週間前まで無名であったペイリン副大統領候補への高感度が急上昇し、オバマやマケインを超えたとの報道もあり。もちろん、ご祝儀もあるから、いずれは落ち着くに違いないが、来週からの支持率にどのように織り込まれてゆくか、実に興味深い。
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