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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
性犯罪者の所在に関する情報
先日読んで感想を書いた「この国が忘れていた正義」の中で、アメリカ社会が、犯罪者の更生を無条件に信じず、むしろ社会を再犯から守るために導入した取り組みのひとつとして触れられていたのが、「Megan法」(Wikipedia)

目の前の家に住んでいた性犯罪者に娘を殺された両親が、「もしも彼の前科を知っていたら娘を近寄らせなかった。性犯罪者(Sexual Offender)の犯罪歴と所在は社会に公表されるべきである」との運動を起こし、次々と各州で法律が制定されたもの。性犯罪者は、再犯を起しやすいという前提がこの法律にはある。

最近では特にネットの活用によって、性犯罪者の情報を社会に公知することが実に容易になっている。例えばCaliforniaの司法局のページには、この「Megan法」専用のページがあり、さすがに西海岸というか、日本語のページまで用意されているのには驚く。

性犯罪者の顔写真、氏名、住所が公開されているとはいえ、掲載された情報を犯罪に利用したり、あるいは犯歴のある者を虐待したりするような行為は当然に法律に触れる。本情報の利用についての注意書きを守る旨を宣言すれば、データベースに自由にアクセスでき、性犯罪者の顔写真、犯罪暦、住所などが検索できる仕組み。住所から検索したり、氏名で検索したり、あるいは地図から検索できたりと、実に様々なキイから犯罪者の居住場所を検索できるのであった。

地図にSex Offenderの居場所がドット表示されるのも興味深い。性犯罪者の分布がひと目で分かる。分かってどうなるというものでもないのだが、基本的にSan Franciscoダウンタウンやオークランド地区など、人口密集地が多いのは事実。

試みに、自分の住んでるCityを見てみると、なんとご近所に一名住んでることが判明。知らなかったなあ。犯罪歴には、「14歳以下の児童との性交渉」とある。もちろん、こんな情報が公開されてなければ、知らぬが仏で実に平安な気分で過ごせるのだが、知ったら知ったで、なんとも気持ち悪いのも事実。

まあ、それにしても、こんな情報がネットで公開されていれば、犯罪者本人の更生にはだいぶ悪影響があるのではとも思ったり。対症療法的にすぐ改善しようというところが、実にアメリカ的というか、考えさせられる情報公開なのである。
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