97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
バラク・オバマ候補がプライムタイム独占
昨夜は、夜の8時から、バラク・オバマ候補の30分間の選挙広告番組(Infomercial)が、CBS、NBC、Foxなどの全国ネットや、MSNBC、スパニッシュ・チャネルなどのケーブルTVで一斉に放映された。

討論番組ではなく、オバマ陣営が金を出して製作した、自らのイメージアップを図る宣伝番組。全体に、「中産階級の味方としてのオバマ」、「貧しい生い立ちから、アメリカン・ドリームを実現したよき家庭人、オバマ」のイメージ中心で、あまり具体的な政策を語るものではない。マケイン候補に対する批判もほとんど無し。30分の最後の部分は、聴衆の集まった会場からのライブ映像で盛り上げて終わった。

プライムタイムに、全国ネット3局含めた電波を30分間独占して、自分のCM番組を放送する費用が3百万ドルなのだそうだ。しかし、何千万人のアメリカ人に、自分で編集した自分のメッセージを発信できるのだと考えると、費用が日本円にして3億円というのは、考えようによっては、意外に安いもののような気がする。

昔の大統領選に独立系候補として立候補した億万長者、ロス・ペローも1992年に自分の番組を放送したらしいが、資金に余裕さえあれば、検討するべきオプションなのだろう。今回のオバマの集めた選挙資金は、150億円と大統領選挙史上最高額。マケインはその半分程度だから、金銭面ではマケインに勝ち目は無い。

選挙戦もあと4日を残すのみ。Yahoo! Election08による支持率調査では、オバマが50.0%、マケイン43.7%。依然として着実にオバマがリードを確保。州単位の予想を集計した選挙人獲得予想では、オバマ344名に対し、マケインは167名と、オバマの地すべり的大勝利が予想されている。

CNN Election Center 2008では、オバマ291、マケイン163と、若干オバマの選挙人獲得予想が少ない。もっとも、過半数の270名取れば勝利であるから、どちらの予測を信用するにしても、オバマの勝利は動かない。前回ブッシュが獲得したレッド・ステイトのうち、オハイオ、フロリダの両州を、本当にオバマが獲得できるのかについても実に興味深いのだが、おそらくこの2州を落としても十分勝てるリード。もしも万一、オバマ敗北ということになったら、世論調査に対する深刻な疑念が提起されることになるだろう。

一方、指名が発表された際、マケインの人気向上に一役買った副大統領候補サラ・ペイリンは、最近、マケイン陣営の選挙対策本部からも、余計者扱いで遠ざけられているとの報道あり。マケイン敗北の際には、スケープゴートとして敗北の原因扱いされるという、ちょっと気の毒な観測も。

しかし、そもそも、彼女を選んだのは、ジョン・マケイン本人。検討する時間も十二分にあった。自分に万一の事があった際、本当に彼女に大統領職が務まると思って選んだのだとしたら、やはり国を預かる器ではなかったと思われてもしかたない。今朝読んだとある記事には、マケインの過去の発言の後に、記者のこんなコメントがついている。

“The next president won’t have time to get used to the office,(大統領になってから仕事のやり方に慣れる時間などないのです)” McCain told a crowd in Miami on Wednesday.

“I’ve been tested, my friends, I’ve been tested.(皆さん、私の経験は十分に証明済みです。十分に)”

But has Sarah Palin? (でも、サラ・ペイリンは?)


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