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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「まぐろ一徹、意地を張れ まぐろ仲買人・藤田浩毅」
NHK、「プロフェッショナル仕事の流儀」に、フジタ水産の藤田浩毅さんが登場したと聞いて、26日の再放送分をJ Networkでネット録画。昨夜ダウンロードして視聴。会ったことある人がTVに出ているというのは、実に不思議な気分で面白い。フジタ水産は、有名な寿司屋の数々にマグロを卸している気鋭のマグロ仲卸。 フジタ水産のマグロは、「しみづ」でもいつも食しているが、シットリして肉質の肌理が細やか、香りと深い味わいがあり、いつも素晴らしい。

以前、教えてもらったマグロ話を過去日記に書いたことがあるのだが、駄物屋と罵倒された話や、従来の常識とは違う美味いマグロを自分の眼を信じて探したことなど、ご本人の口から直接語られると、また迫力が違う。

画面には、仕入れに訪れる寿司店の親方が次々に映る。おお、「しみづ」だ、「はま田」だ、と、知ってる顔が画面に映るのもまた面白いなあ。「水谷」、「次郎」、「青空」なども続々登場。

そういえば年末に「しみづ」訪問した際、今年はマグロが不漁だと聞いた。番組中でも、良いマグロが揚がらず、それでも自分の納得の行くもの以外が卸せない、と一徹な意地を貫き通す藤田さんの姿が捉えられており、実に興味深かった。河岸の男達は、みんな一本気で、清々しくも格好よい。

それにしても、ケースに在庫が無くなって、マグロが買えなかった寿司屋は、実に困ったろう。「今日はマグロありません」、では寿司屋としての営業ができないのだから。寿司屋にとってマグロがどれだけ大事か、今更ながら思い知らされる話。

マグロ仲卸は、どんなマグロを、誰に、いくらで売るか、自由に決められる立場。もちろん寿司屋は寿司屋で良い仲卸を探す。寿司屋との、ある種の緊張した真剣勝負の力関係、そして固い信頼関係までもが、きちんと画面に映りこんでいる点も実に興味深い。

マグロ仲卸商が書いた本というのは、確か新書で「魚河岸マグロ経済学」というのが一冊出ているのだが、私にとっては、藤田さんから以前貰ったメールや、直接伺った話のほうがずっと興味深かった。フジタ水産のマグロ一代記を、誰か本にしないだろうか。面白いんだがなあ。

余談ながら、司会の茂木健一郎は、相変わらずなんとも茫洋とした「クオリア」の感じられない司会ぶり。NHKも司会者を再考したほうがよいと思うが。
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