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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
ジャン=レオン・ジェローム再び
4月に、サンフランシスコ市内にある、「Legion of Honor」美術館を訪問した際、「ジャン=レオン・ジェロームと「絶頂美術館」」という日記を書いた。

そのエントリーに、ジャン=レオン・ジェロームの、ローマのコロセウムでの剣闘士の戦いを描いた絵を掲載したのだが、前掲本によると、この絵は、「グラディエーター」などの映画に大きな影響を与えたのだという。そういえば、他にも似たような絵を見たことがある。

昨日、シカゴ美術館訪問時のデジカメ写真を整理している時に発見したのがこれ。

jeromecgo.jpg

写真を撮った時には気づかなかったが、確認してみると、果たして同じく、ジャン=レオン・ジェロームの作品であった。「Chariot Race」。

何気なく見ると、ああ、チャールトン・ヘストンの映画「ベンハー」に出てたシーンだなあ、と絵の前を通り過ぎてしまいそうだが、説明を見ると、この絵が描かれたのは1876年。「ベン・ハー」の戦車競争を絵にしたのではなく、おそらく、この絵画が映画シーンに影響を与えたのだ。なるほどねえ。

そういえば、前掲「絶頂美術館」の表紙にもなってた、カパネルの「ヴィーナスの誕生」のレプリカが、現在、横浜美術館の「フランス絵画の19世紀」展に来ているらしい。

Venus.jpg

オリジナルは、パリ、オルセー美術館にあるのだが、日本に来てるレプリカも、画家のカパネル本人が最後に加筆したという立派な作品。印象派が有名になって、すっかり霞んでしまった感のあるアカデミスム絵画だが、やはり美の古典としての意義は薄れていない。やたらヌードが多いのはご愛嬌だが。まあ、当時大きなニーズがあったのですなあ。

ルーブル美術館は一度行ったが、オルセーは未訪。ルーブルにしても、訪問時は、あまりゆっくり時間が取れなかった。なんとしても、またパリも再訪したいものである。秋にでも、休み取ってヨーロッパ行くのもよいなあ。