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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
バーニー・マドフは、やはり150年の刑
以前、バーニー・マドフの留守番電話で書いた、アメリカ史上最大の詐欺事件の判決が29日にあった。検察側の求刑が150年ということでも話題になったが、バーナード・マドフへの判決は、求刑通り150年の服役。

日本の裁判では、有期刑の刑期は、検察の求刑から一律に3割程度割り引いて宣告するのが通例となっているようだが、アメリカの裁判所では、満額回答が出るのですなあ。まあ、ご本人は71歳であるから、これは仮釈放のない終身刑に等しい。もはや娑婆に出てくることはないだろう。

アメリカの累積刑の苛烈さにもびっくりするが、昨年末の事件でもう判決が出るスピード感は、日本の司法にも見習ってもらいたいもんである。

判決が言い渡された瞬間、傍聴席に詰め掛けた被害者からは大歓声が上がったという。投資ファンドに投資させ、実は新規加入者の払い込みを配当に回す自転車操業していただけという、6兆円にも及ぶ被害を出した奇想天外な金額の詐欺事件。裁判官は、罪の重さを象徴する刑として150年を課したとコメント。

マドフ自身は、傍聴席に向き直り、「私は残りの人生を、この苦しみと共に生きる」と静かに述べたとか。まだ上訴する可能性は残っているのだが、罪は本人も認めており、有罪が引っくり返る事はあり得ない。たとえ刑期が半分になっても、実質の終身刑であることには変わりがない。このまま刑務所で余生を送ることになるのだろう。

マドフと一緒に、アメリカ各地に何軒も壮大な邸宅をかまえ、贅沢の限りをつくしていた奥さんのほうは、刑事訴追はされなかったものの、不法行為で得た財産はほとんど没収。残るのは2.5M$だけだという。まあ、しかし、それだけでも残ったのを感謝するべきなのかもしれない。

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