FC2ブログ
97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
この人が、本当に総理総裁候補でよいのか
宮崎県の東国原知事の昨年の所得は5782万円で、全国知事のトップに。180回もTV出演した雑所得が4329万円というのは、いったいタレントと知事と、どちらが本業なんだと言いたくなる。出てる番組も、(中には真面目なものもあろうが)大半はバラエティ番組ではなかったか。 副知事が実務は全部掌握してるとも報道されているが、まあ、好き放題に東京に出て来てTV出演しても、何の支障の無い公務というのは、最初からあんまり大したことないような。

宮崎県民が、県の宣伝になると手を打って喜んでるのだったら、まあお好きなようにと言うしかないが、今度は知事の座を放り出して、自民党からの誘いで衆院選立候補するという。地方分権を自民党の政策に入れ、自らを総裁候補として扱えとの条件つき。自民党は、当選確実の東京比例区一位をオファーするとの報道もあるが、宮崎県民は、はいサヨナラと国政への踏み台にされて、なんとも思わないのだろうか。

最初は出馬要請を断わるための方便かとも思ったが、その後の発言聞くと、「真剣に考えている」、「今が最大のチャンス」、「(自民党は)ぼくがいたら、負けません、負けさせません」など、あまりにも権力欲にギラギラしたものばかり。あれはやはり本気である。

ただ、総裁候補の条件については、「大臣でもよいか」と聞かれ、「大臣なら次期総理候補と同じでしょ。違いますか?」と答えるなど、最初に大きくふっかけて、最大限の譲歩を引き出す猟官運動とも思える。まあ、よくいえば上昇志向、悪くいえば人一倍の権力志向があり、宮崎県政では飽き足らないということか。しかし、なんともアサマシイ気もする。昨日の内閣小規模改造では名前が挙がらず、実際のところ本人はずいぶんガックリしてるだろう。

もちろん、県知事が衆院選に出ていけないという理屈は無い。しかし、そもそも、この人の政治家としての政策は、「宮崎をどげんかせんといかん」と「地方分権」しか聞いた事が無い。経済政策、外交、年金、雇用、少子化などの国政レベルの問題について、果たしてどんな見識やビジョンを持ってるのか、サッパリ分からないうちに総裁候補というのは、いくらなんでも無茶だろう。地方分権が国の問題を解決する最重要のキイだとは思えないのだが。

自民党の古い体質を壊し、派閥中心、年功中心の秩序を破壊することには、確かに何らかの意味はあろう。しかし、東国原知事が、本当に、そのシンボルとして担ぐべき人物なのか。三顧の礼を尽くして迎えなければいけない得難い人材なのか。まだ何も証明されてはいない。

単なる人寄せパンダがみんな総裁候補になるのであれば、西川きよしや横山ノック、青島幸男など、とっくの昔に総理総裁になってたはず。いきなり閣僚やら、総裁戦候補を約束したりしたら、自民党内部からの嫉妬や批判が高じて、党内に大変な軋轢を生むだろう。

まあ、古賀選対委員長にしても、突きつけられた条件は、自らの権限外。自民党としても、易々と飲める条件ではない。最終的に、「やはり条件は呑めません」と自民党からハシゴを外されると、東国原知事は、そのまま宮崎県知事に戻るしかない。おいしい話にダボハゼのように飛びついて、一番バカをみたというアッケない結末もありうるのでは。まあ、今後の展開からは、しばらく目が離せない。

今回の東国原出馬問題は、決して自民党にはプラスにならないと思うが、民主党にも、鳩山代表の、"故人"献金問題が発生。民主党は、追い風が吹くと、なぜか必ずコケる。もはやお約束だが、それにしてもなあ。

スポンサーサイト