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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
幸福実現党からは当選者が出るか
都議会議員選挙では、全員供託金没収の憂き目を見て、政界進出の第一歩から躓いた幸福実現党であるが、今度は、母体である宗教法人「幸福の科学」総裁の、大川リューホー氏自身が比例東京ブロック1位で出馬すると発表。

都議選の結果だけみると、どこの選挙区でも、泡沫候補程度の票しか集めておらず、苦しいと思うがなあ。教団のシンボルである教祖が立候補して落選すると、教団のほうにずいぶん傷がつくと思うが、実際のところ勝算あるのだろうか。ちょっと数字を調べてみた。

前回、2005年の衆院選挙、東京比例区の選挙結果を見ると、定数17名の当選者政党別内訳は、このようになっている
政党名獲得議席得票総数得票率
自民72,665,41740.24%
民主61,962,22529.62%
公明2820,12612.38%
共産1586,0178.85%
社民1300,7824.54%
新党日本0290,0274.38%

熱心に活動している公明党ですら、80万票ちょっとで、2名しか当選していないのはちょっと意外な気がするが、まあこれが現実。1名当選した社民党の得票が約30万票。これが最低ラインに思えるが、実際には、この当選には特殊要因がある。

この時は自民党が勝ちすぎ、比例名簿に掲載された全員が当選してしまい、もう当選すべき者がいなくなった。従って、次点の社民党に枠が回り、繰り上がりで1名当選。これは漁夫の利と呼ぶべきで、自民党が比例区のリストに、あと1名追加してれば、社民党からは当選者が出ていなかった。

これからすると、30万票で1名当選というのはライン引きが甘く、実際の当選ラインは、社民党の30万票よりも上、同じく1名当選の共産党の得票、58万票との間のどこかにあるのではと推察されるところ。得票率でいうと、まあ5%以上は取らないと1名の当選も覚束ないのではなかろうか。

それでは、今回の衆院選挙で、幸福実現党はどれくらい取れるか。データとしては、先日、都議会議員選挙に10名立候補した時のものがある。東京都選挙管理委員会のページから、幸福実現党が出馬した10区のデータを取り出して、得票数と得票率を集計してみた。
選挙区得票数投票総数得票率
港区71776,4030.9%
新宿区689124,9450.6%
品川区1,725159,0871.1%
杉並区1,218239,2440.5%
豊島区1,647110,7271.5%
練馬区1,486317,4940.5%
足立区2,115289,3560.7%
江戸川区1,856270,4510.7%
八王子市1,552256,0080.6%
武蔵野市39663,2070.6%
10区合計13,4011,906,9220.7%

獲得票数では足立区が多いが、得票率では0.7%。得票率では、豊島区で健闘しているが、それでもたったの1.5%。ほとんとの区で得票率は1%以下。10選挙区の平均では、0.7%の得票率となる。

この0.7%を、上記の2005年衆院比例区東京ブロック、上位6政党への投票総数662万人にあてはめると、幸福実現党の得票総数は、およそ46,000票。30万以上と思われる当選ラインには遥かに届かない。前回、ひとりも当選できなかった新党日本の2割以下の得票。

都議選は準備時間が無かったともいえるが、都内の信者全員に周知する程度の時間は十分あったはず。コアな幸福実現党の支持者は、ほぼ全員投票してるものと思われるから、これが基礎票ではないか。あとは浮動票の上積みなのだが、あの極端な政策で、果たしてこの基礎票の何倍も、浮動層が投票するだろうか。

現時点では、どう考えても、大川リューホー総裁の当選は不可能なように思える。いったいどんな霊が、「リューホーよ、お前が選挙に出馬すれば、必ず勝つぞよ」と、本人に囁いてるのだろうか。あんまり高級な霊には思えないのだが。


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