97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
新潮の朝青龍記事を読んだ
雨の上がった土曜の朝は、軽い筋トレの後、近くを4マイルばかり走る。膝のほうは痛み無し。日本から定期購読している文春と新潮は、早い時にはアメリカ時間の金曜にFEDEXで到着するのだが、今週は延着。午後に買い物に出たMITSUWA横の書店で新潮だけ購入。最近メディアを騒がす朝青龍の記事を読むため。月曜まで待てば届くのだが、余計な出費をしてしまった(笑)。

記事の内容読むと、泥酔して飲食店の男性に車内で暴行を加え鼻を折り、運転手に「川へ行け」と命じて、男性に「お前をそこで殺してやるよ」と脅したとのこと。

まあ、これが本当なら大きな問題ではある。ただ、新潮はそもそも伝統的に、文春よりもずっと下種な悪意ある詮索ネタが大得意な雑誌。この記事でも、朝青龍の暴行の一部始終を、まるで見てきたようにペラペラ喋ってるのは、「捜査関係者」と呼ばれる人物なのだが、被害届も出てないのに、なんで「捜査関係者」なるものがいるのだろうか。そこが若干不思議で、全面的に信じるのに躊躇する点。だいたい朝青龍がなぜ激高したかについても状況説明が欠落している。

一時期沸騰した「朝青龍バッシング」については、私個人は批判的で、今までいくつも日記を書いている。例えば下記。

眼を三角にして相撲協会を糾弾する
朝青龍バッシング

ただ、新潮の記事が、本当に事実だとすると(まだ証明されてないが)やはりちょっとマズいかという気もする。もっとも、高砂親方(元大関朝潮)は30日に被害者と示談が成立したと理事長に報告したとの報道もあり。

被害届が出てなくとも警察は本当に事情聴取まで行うだろうか。だいたい、家庭内のDVなどについては、民事不介入などと理屈をつけて、日本の警察は熱心ではないがなあ。ま、メディアがここまで騒ぐとかなり影響があるだろうが。

朝青龍騒動、新弟子リンチ問題、麻薬汚染ときて、横綱の暴行事件。貴乃花が和を乱して出馬した理事選も控えている。角界も右往左往の大揺れが続く。はっきりいって、相撲協会理事の連中も、ただ相撲が強かったからなってるだけで、問題解決能力などある訳もない。メディアに寄ってたかって批判されて、ちょっと気の毒な気が。

昔の角界には、酒に酔って暴れた力士の話や、店を壊してしまったなんて武勇伝はザラにあったはず。昔の横綱、玉錦は気性が荒く、「ケンカ玉」「ゴロ玉」などと呼ばれてたのだし。朝青龍は、平成の玉錦だな。先週の文春、元高見山のインタビューでは、ハワイから入門したら、「一杯稽古して、一杯飲んで、一杯遊んだら強くなるんだ」と先輩から言われたとの話が掲載されていた。

個人的には、相撲取りというのは異界の人間であって、普通の世界に生きる我々の狭い了見を、眼を三角にして押し付けるのは、ちょっと違うのではないかという気が常にしている。麻薬や殺人はあかんけれどもねえ。

「じゃあ、お前は、横綱が泥酔して人を殴ってもよいというのか!」と面と向かって居丈高に聞かれても、私の答えは、「まあ、ある程度はよいんじゃないかなあ」ということだ。私自身は、殴られるような場所や時間には、乱暴者に、元々近づくつもりもないし。

まあ、人並みはずれて力持ちで荒くれの男達が、土俵で相撲だけとって、取り組み終われば毎日酒飲んで暴れた。そんな風に生きられた牧歌的な時代は、とうに去ってしまった。朝青龍はもっと昔の角界に入るべきだったのかもしれないとは思うけれども。

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