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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「消えた五箱のダンボール」と小沢一郎の闇
小沢一郎の資金管理団体「陸山会」が2004年に取得した土地の購入原資4億円が政治資金収支報告書に記載されていない問題で、東京地検特捜部は陸山会事務所、小沢事務所、ゼネコン鹿島の本社などを政治資金規正法違反の疑いで強制捜査。

以前読んだ、 「小沢一郎 虚飾の支配者」では、西松事件は単に氷山の一角に過ぎず、ゼネコンとの癒着の根はもっと深い。小沢一郎は、改革者などではなく、選挙と金に強く、蓄財にも抜け目がない、田中角栄「最後の弟子」とも言うべき、汚くて古いタイプの金権政治家なのだ、と書かれていたが、まさにその通りという気がしてきた。旧田中派の面々は、大勢金の問題で倒れている。

税金を地方にバラ撒き、田舎の土建に食い込んで利権を漁り、天の声と引き換えにキックバックを貰って個人的蓄財。やってることは、確かに、田中角栄や金丸信とまったく同じ。古い自民党の体質を一番深く温存してるのは、自民党議員ではなく、民主党の小沢に違いない。

折りしも、今月号の文藝春秋には、「消えた五箱のダンボール」という記事。陸山会の元会計責任者であり検察の事情聴取も受けている石川知裕議員の元秘書の告白。昨年の西松事件の時に、石川議員らが小沢事務所からダンボール5箱に及ぶ書類を検察の目から隠すために運び出したこと、「西松など問題ではなく、本当にまずいのは鹿島」などと発言していたことを暴露している。

ただし、この金沢という元秘書は、参議院選挙立候補を巡って石川議員とモメ事があって関係を絶ったようだから、発言は幾分割り引いて聞く必要がある。また証言内容も、見聞きした事を伝えているだけで、本人自身は、肝心なことを直接知る立場になかったことは明らか。彼の証言だけで小沢を追い込めるかというと、ちょっと疑問である。

しかし、徐々にではあるが明らかになってきたのは、小沢の政治資金には、相当深い闇が隠されているということ。一応、政治資金報告書の形だけは最小限整えてある。だから小沢は、「何ひとつやましいことはない」と突っぱねる。しかし、不動産を巡る金の流れを精査すると、何億円もの裏金の影が浮かんでは消える。新進党や自由党の解散時に、党に交付されていた政党交付金がどこかへ消えたしまった問題も一部で取りざたされているが、それもおそらく小沢が、そのまま自らの裏金としているのでは。

政治資金を使って個人名義で購入した、10億円にも及ぶ不動産の原資の大部分が、ゼネコンや政党助成金由来の裏金から来ているということが明らかになると、小沢一郎も、相当苦しい立場に追い込まれる。ただ、現段階では、新聞は連日書きたてているものの、裏金の存在を証明する、いわゆる”Smoking Gun(決定的証拠)"が出てきてるとは言い難い。しかし、参院選との関係もあり、今後の展開からは目が離せないなあ。

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