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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
大相撲に改革は必要か
大相撲理事選挙は、大方の予想をくつがえして貴乃花親方が当選。10票が当選ラインで7票しかないと思われてたから、意外な逆転勝利。ワリを食ったのは元旭国で8票しかとれず落選。

読売新聞のサイトでは、上積み3票、二所ノ関・立浪から?という記事が掲載されている。

このニュースで当選者の票を見ると、見事に11票と10票がズラリと並ぶ。漫然と投票して一部の親方に票が集中すると、一門からの当選者を最大化できない。誰が誰に投票するかまで、おそらく事前に決めて票割りをしているのだろう。相撲取りも、ちゃんと総身に知恵が回るもんだなあ。見なおしたぞ(笑)

しかし、厳格な票割りをしてると、造反者も判明しやすいのでは。立浪一門で、旭国に投票するはずだった2名には、今後一門内での追及があるだろうなあ。

騒動を起こしながらも理事に当選した貴乃花だが、彼自身が、大相撲改革のための具体案を持ってるかどうかは不明だし、若くして理事になっても、回りは古株ばかり。本当に何ができるかというと、なかなか見通しが立たないのではないか。

しかし考えてみると、そもそも、「大相撲に性急な改革が本当に必要か」というところから問い直す必要があるような気もする。大相撲というのは因習に満ちた古い世界であり、確かに朝青龍問題を始めとして、昨今はゴタゴタが続くが、本質的には相撲界内部の問題がほとんどで、社会が大迷惑をこうむっている訳ではない。

大相撲は、金を取る興行であり、あえて言えばスポーツといえないこともないが、神事でもあり、一種の芸能でもある。ボクシングや野球、あるいはNFLのような割り切ったプロ・スポーツとはおのずから性格が違う訳で、果たして改革の模範とするべきような組織運営モデルがあるだろうか。部屋ごとの戦力不均衡を是正するため、新弟子ドラフト制度を導入するとか?(笑)。

文化・伝統芸能としての性格に着目するなら、例えば歌舞伎の人間が女性問題でスキャンダル起しても、誰も「歌舞伎界を改革せよ」なんて叫んだりはしないだろう。連中は半分遊ぶのが仕事みたいなもんなのだから。相撲界についても、神社仏閣や伝統芸能のように、ただ古いしきたりや因習が残る組織のままで置いておいて、別に誰も困らないような気もするのだが。

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