97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
山口組六代目組長継承式
YouTubeにこんなものが転がっている。山口組六代目組長継承式の一部始終を記録したビデオ。



五代目の渡辺芳則組長が引退し、六代目を司忍組長に譲る式典。普通の人間がヤクザの世界を体験することはできないが、任侠の儀式を垣間見ることができる貴重なビデオ。

丁子家会会長の吉田五郎という親分が進行を仕切る。「稼業未熟ですが、お目出度い席ですので、承認頂ければ喜んで努めさせていただきます」という挨拶に始まり。杯(さかずき)の儀式と、今後一切この杯は使わないという「割り杯」の儀礼。まるで神器の継承のような継承物の「目録」まである。

このビデオは3つのファイルに分かれてるのだが、圧巻は最後の3/3。

「杯事(さかずきごと)がとどこおりなく終了いたしました。杯事が相すみますれば、席が替わります。席お改めを願います」と媒酌人が宣言し、手を交差する所作で席替えを促す。渡辺組長と司組長が立ち上がってその席を替わる。「席が替われば当代です」と媒酌人が新親分の誕生を宣言。と同時に背後の席次の壁に書いてある名前がサッとはぎとられて替わる。渡辺組長の肩書きには「引退」司組長の肩書きには「六代目」。芝居がかっているが、実に印象的。

そして、この式典が終わったあとの祝宴を記録したビデオもアップされている。



円卓の様子からするとどこかの中華料理屋の座敷だろうか。過去日記で書いた、出所祝いの宴席がバイト先で開かれたことを思い出した。こんな予約を受けてしまった店は災難だよなあ。

芸者がいるのだが、いったいどこから来てるのだろうか。この継承が行われたのが平成17年。西暦では2005年だが、それにしてはコンパニオンの様子など、ずいぶん昔の感じがするのが不思議。

メディアが取材できたとは考えられないので、これはおそらく内部の記録ではないか。しかしいったい誰が何のためにYouTubeにアップしてるのか、そこが実に興味深い。

六代目司忍組長は、この継承の数ヶ月後に銃刀法違反による実刑が確定して収監。そろそろ出所するという噂があり、警察も山口組への監視を強めていると言われている。

ひょっとするとこのビデオは、司組長出所後の山口組内部での組織固めのため、YouTubeに山口組内部関係者がアップし、関連各組織の組員に見るように通達してるとか(笑)。

まあ、世はIT時代であるから、最近のヤクザもiPhoneやiPad持ち歩いてるかもしれない。みかじめ料の集金を管理するアプリとか、警察に踏み込まれた時に、ワンプッシュで全ての連絡先とメールを消去するアプリとか、そんなのを使ってたりしないだろうか。<しないよ(笑)。


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