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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
シャトル退役と地球外文明
ニュースで、米・スペース・シャトル退役の記事。今後の宇宙計画には、当面ロシアのソユーズを使うことになり、日本人宇宙飛行士も、これからはアメリカにいる必要が薄れる。日本人の訓練拠点は、これから日本に戻すのだという。

以前読んだ、「スペースシャトルの落日」には、スペースシャトル計画が、そもそも最初の概念的設計の段階から大きな問題をかかえた失敗プロジェクトであったことが述べられていたのだが、いざ退役となるとなんとなく寂しいものである。

スペース・シャトルと宇宙ステーションの建設は、人類が外宇宙に進出する、まさに最初の第一歩と考えられていた時期が確かにあったのだが、残念ながらそれ以降宇宙開発はあまり進展しなかった。

スタンリー・キューブリックの映画、「2001」の冒頭、パンナムのロゴがついた民間シャトルが、人を宇宙ステーションに運んでいる場面も懐かしく思い出される。しかし、パンナムは結局倒産してユナイテッド航空に吸収されてしまったし、2001年までに民間企業が宇宙にシャトルを飛ばすような未来は結局のところ実現しなかった。

超高層ビルは確かにあちこちの都市に建ったが、空を飛び回るエアカーは存在せず、街を歩く知性化ロボットも実用化されていない。同じ太陽系の惑星にすらも人類は足を踏み入れておらず、恒星間旅行など夢のまた夢。昔の未来予想図やSFが空想したような未来社会は、21世紀になって10年経ってもまったく実現していないし、どうも実現の気配すらないように思える。

ひょっとすると、科学や工学の進歩というのは、もう何十年も前から頭打ちになっており、結局のところ人類の文明というのも、こんな程度で進歩は停滞し、あとは爛熟してゆくだけなのではないだろうか。

そもそも地球上の資源も、中国等の新興国を現在の欧米並みの文明水準に引き上げるだけで、枯渇しておしまいになるのでは。

突発的な科学技術ブレイクスルーの可能性というと、やはりあれだな。ある日、突然、世界中の都市の上空に巨大な円盤が現れ、友好的な宇宙人が降りてくる(笑)。

そして、宇宙人がやがてやって来るという話になるといつも思い出すのが、以前読んだ、「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス」。しかし、この著者によると、この宇宙に地球外文明の存在する可能性はゼロなのだという。あんまり信じたくない、なんとも寂しい話である。




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