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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
この事故の収束は可能だ
福島原発5号機は電源回復。そもそも点検中で計画停止していたのだが、使用済み燃料プールの水温が上昇。これが自力で冷却可能になったのは余計な心配がひとつ減ったよいニュース。限られた資源は他の原発の対応に廻せる。

1号機、2号機には配電盤までついに電力が来た。機器への電源供給はまだ回復していないが、3,4号機への電源接続も本日中との予定。まだまだ危機的状況は去っていないが、改善は一歩一歩確実に見られているように思う。

被曝を覚悟して決死の覚悟で放水作業を行った自衛隊や消防署の勇気には感嘆するし大いに賞賛したい。しかし、この放水は危機的状況を回避するための、あくまでも焼け石に水の臨時対策であって、恒久電源の回復以外には抜本的な対策は無い。圧力容器、格納容器がまだ耐えている状態のうちに、なんとか冷却機能を回復しなければ。

東電や国が悪い情報を隠しているという説もあるが、日本はチェルノブイリ時代のソ連ではない。茨城県が独自に設置している放射線テレメータがネットに公開されているが、これによると、ひたちなか市の一部で本日2,000nSv/h(ナノシーベルト/時間)をちょっと超えたが、ミリに換算すると、0.002ミリ・シーベルト/時。現在は1,000nSv/h(ナノシーベルト/時間)すなわち0.001ミリシーベルト/時まで落ちている。

健康被害が出始める閾値は、説にもよるが200ミリ・シーベルト近辺であるから、現在の水準が20万時間続いたら届くという換算で、現時点では心配する水準にはほど遠いものと思われる。もちろん事態がこれ以上悪化しないことが前提だが。

原発事故の現場に詰めている東電社員や自衛隊員等、すべての人の体力は、もはや限界をとっくに超えているに違いないが、福島を、日本を救うために、なんとか踏ん張ってもらいたい。

放射性ヨウ素が各地で検出されていることを見ると、ある程度の燃料棒、炉心の損傷は確かに起こっているだろう。しかし環境への放射性物質の放出は限定的で、まだ最悪の事態には至っていない。解決への光明は既に見え始めている。この事故の収束は可能であると思うのだ。電源復旧チーム、頑張れ。

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