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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
放射線量と健康被害
福島第一原発には恒常的な電源が復旧し始めたが、放射線量の増大や3号機からの黒煙などあって作業はなかなか進まない。放射性物質漏れは続いており、東京の水道でも放射性ヨウ素検出。

金町浄水場というのは、うちのエリアにも給水してるのだよなあ。まあ、しかし放射性ヨウ素は微量で、大人には現状では影響ないだろう。

福島原発では、電源復活しても更に困難な対策が必要だろうが、廃炉前提で冷温停止と安定化だけを図ればよいのであるから、被害が拡大しないうちになんとか収束してもらいたいものだが。

放射線量と健康被害については、報道がどんどん増えてきたが、単位があれこれあって実に混乱する。健康への影響についても、あれこれ説があり、素人にはなかなか理解しがたい。メディアへの東電や政府の発表でも、何に関しても、「すぐに問題が生じるレベルではない」と語るばかりであるから、更に分かりづらいのであった。

一応、自分の備忘のために調べたことを記録しておこう。

(シーベルトの単位)

1000nSv(ナノ・シーベルト) = 1μSv(マイクロ・シーベルト)
1000μSv(マイクロ・シーベルト) = 1mSv(ミリ・シーベルト)
1000mSv(ミリ・シーベルト) = 1Sv(シーベルト)

(日常生活での被曝線量)

CTでおよそ7ミリ・シーベルト
腹部X線で0.05ミリ、腹部が0.6ミリ
東京ーNYの航空機でも0.19ミリの放射線を浴びる

(被曝線量と健康への影響)

諸説あるが、健康に害が出始めるのが確認されている閾値は200ミリ・シーベルト近辺(1回に浴びた量)(これには100ミリとの説もあり)。500ミリを浴びると、明らかな全身病状が出てくる。

国際放射線防護委員会は、一般公衆への線量限度として、1ミリ・シーベルト/年を推奨。100年生きても蓄積100ミリで、健康被害には十分な余裕あり。
ただし、放射線業務従事者は、5年間100ミリ・シーベルトかつ1年の最大が50ミリ・シーベルトに引き上げられている。
緊急作業従事の場合、250ミリ・シーベルトまで。(しかしこれは健康被害を黙認してるような)

2,000ミリ・シーベルト(2シーベルト)を浴びた5%が死亡。
4,000ミリ・シーベルト(4シーベルト)で10%が死亡。
7,000ミリ・シーベルト(7シーベルト)で100%死亡といわれている。
(シーベルトの単位になると、もはや終りということですな)


(放射線モニタリング)

一般公衆の線量限度1ミリ・シーベルト/年は100万ナノ・シーベルト/年。これを365X24で割って時間当たりにすると、114ナノ・シーベルト/時ということになる。

文科省による放射線モニタリングは、1時間当たりのマイクロ・シーベルトで表示されているが、1,000で割ってナノ・シーベルトに換算すると、3/23現在で、通常は28~79ナノ・シーベルト/時であった東京新宿の環境放射能が、140から150ナノ・シーベルト/時と高くなっている。

ずっとこの値が1年間続けば、年間許容線量を若干超えることになるが、この値は、新たな放射性物質の放出と到達がなければ基本的には低減してゆく。これ以上の爆発的な放射性物質の大量放出がなければ、現時点で危険なものとは思えないのだが。ただ、もちろん福島ではもっと高いし、茨城でも東京の何倍もあるのが気がかり。





時間推移によって、この放射線量がかなり上下しているのは、ひとつには風向きや降雨の影響。しかし、現時点でも福島原発からの放射性物質の流出が継続しているのは明らか。これ以上の大量放出に至らず、なんとか冷却停止、安定状態にまで早急に持っていってもらいたいものだが。


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