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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
給食40ベクレルは幻だったか
「給食基準40ベクレル」は誤り…文科相が釈明

食品に含まれるセシウム基準値については、「ゼロにしろ!」とか「10ベクレル以下だ!」とか、極端な事を言う人もいるだろうが、そこまで小さな数字は、一基何千万円もするゲルマニウム半導体検出機でないと測定できないので、あまり実効性がない。

40ベクレル程度というのは、安い機械でも検出可能な限界値あたりであり、かつ、なかなか意欲的な目標値だと思ったけれど、結局のところ先走りしすぎてポシャったということだろうか。

食品安全委員会は、放射性物質の食品健康影響評価において、「生涯における追加の累積実効線量でおおよそ100mSv以上で健康影響がある」という意見を既に出している。

現行の厚労省が設定した食品の暫定基準「水と牛乳は200Bq/Kg、その他食品が500Bq/Kg」という建て付けは、実効線量で年間5mSvに当たり、このままでは食品安全委員会の100mSvは守れない。もはや誰も500Bqが安全とは思っていないのだから、少なくとも今の1/5には落とさないと。いくらなんでも緊急時の基準のままで放置する訳にはゆかない。なにしろ500ベクレルというのは、農水省が定めた牛や豚の餌の基準値より高いからなあ。

しかし、厚労省も事なかれ主義のお役人であるから、基準値を極端に低くして世の中を混乱させる事をなにより恐れているだろう。おそらく100ベクレル程度を新たな基準として考えているのでは。給食だけ先に40ベクレルに設定されると、食品全体の新基準値との整合性が問われる。ひょっとして厚労省からも横槍で文句が出たのではと、そんな気もするなあ。

まあ、いずれにせよ、食品の放射性物質規制値は、何度も書いているが早く下げてもらいたい。まず、ブタの餌よりも多い基準というのがおかしい(笑) そして都道府県で行われている実際の測定値をモニターすると分かるが、実は100ベクレルを超えるものはごくわずかの品目しかない。厚労省の現行基準は、このごくわずかの101~500ベクレルの農水産物を「安全です」と太鼓判押して救済するために、他の全ての食品の安全に対する疑念を沸き起こしており、風評被害の元凶になっているのだから。



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