FC2ブログ
97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
12月前半の寿司日記
12月前半の寿司日記を備忘のために。今月はちょっとあれこれあって明らかなペースダウン。

3日の土曜日は開店早々に「しみづ」。

カウンタはすぐに満席に。ずいぶん一人客が多かったが、全員静かでほとんど何もしゃべらない。一番奥にいた二人連れもお互い同士でひっそりしゃべるだけ。こんな夜も珍しいが、実に静か。

寿司屋のカウンタでは、自分がいかに常連かを勝ち誇るように職人を独占してしゃべり続ける輩に時としてお目にかかるが、あれは実にアホでみっともない態度である。しかし全員まるでお通夜の如しというのも妙な具合。たまにはこんな日もあるか。

まあ私とて、カウンタを盛り上げる義務まではないので(笑)、皆さんに右に習えして(笑)静かに一杯飲みながら。そもそもこの店では、もしもなるべくしゃべらないでおこうと思ったら、「常温で」、「お酒おかわり」、「そろそろ握ってもらうかな」、「ごちそうさま」の4語で全て事が足りてしまう(笑)。とはいえ、前日に訪問した「笹田」のことなどちょっとだけ清水親方と。笹田氏の妹さんが洗い場を手伝いに来ていた事を話すと、「あの娘は美人でしたよねえ」と。既に会ったらしい。この手の情報はやたら早いですなあ(笑)

お酒はいつもの常温白鷹。つまみもおまかせで。白身はヒラメとタイ。タコは塩で。サヨリは生姜醤油で。香りがよい。スミイカ。サバは脂が乗っている。青柳、ミル貝、小柱塩焼きと貝が連発で。イクラ、ウニと貰ってツマミ終了。カツオはもう今年は引退だとか。握りはいつも通り。マグロ赤身、中トロはいつもながら美味い。店を出て向かいの「P.M.9」に。いつものドライ・マティーニの後、またシングル・モルトの旅。


5日の月曜はまっすぐ帰るつもりだったが、築地「つかさ」に電話してみると空いてるとのことで立ち寄り。

お酒は常温。お通しは、マグロに揉み海苔を振った小鉢。マグロと海苔が実によく合う。

タイは分厚く切り付けて。タコは塩で食す。青柳は北海道産。シャコは小樽産らしいが実に大振り。ここまで大きいと寿司種ではなくつまみにしか使えないとのこと。日本海のブリも脂が乗ってきた。背の部分を生で、カマトロの部分は炙って。炙ると余分な脂が落ちて、これまた実に美味い。この辺りで握りに。

スミイカ、赤身、大トロ。マグロは津軽、三厩の産。今季はマグロは不漁とのことだが、しっとりして旨みあり。脂の乗ったアジ、コハダ、脂が甘く溶けるサバ、赤貝、茹で上げの海老。ウニはくどい脂なくさらりと口中で旨みだけを残して溶ける。アナゴの後は鉄火巻で〆。最後はなめこ汁が出た。

この店独特のスッキリと軽い酢飯は相変わらず美味し。カウンタで同席した常連のお客さんとあれこれ雑談になり、なかなか楽しかった。

10日の日曜は「しみづ」。日曜に来るのは久しぶり。

カウンタには既に一人客が何名か入店済だが、店は大変に静か。また先週同様お通夜の再来かと心配したが、後からよくしゃべる陽気な女性が男性連れで入店してきた。まあ、全員一列に並んで座禅組んでる訳ではないから、ちょっとくらい回りで会話が弾んでいたほうが居心地がよい。私自身は団体で陽気にしゃべってる横で静かに飲んでるのも好きなのだが。ま、もちろん陽気の程度にもよるのだが。

清水親方とネイルケア(?)のことなどあれこれ雑談。

お酒はいつもの常温。ヒラメはだんだんと脂も旨みも乗ってきた。タコも身肉の旨みと共に噛み締めた時の香りがよい。サヨリは細く切って生姜醤油で和えた小鉢で。スミイカも身がネットリ甘い。タラの白子はポン酢で。ここで白子食するのは久しぶりな気が。もう冬だなあ。

サバは「スペシャルです」と。塩も酢も2倍の時間かけたというのだが、そこまで殺して締めてもネットリした旨みと旨みが口中に。よほど脂が乗ってるのだろう。青柳、ミル貝、小柱と貝尽くしの後、ウニとイクラでつまみフィニッシュ。

お茶に切り替えて握りに。マグロは、赤身、中トロ、大トロと脂の具合を変えて3貫。しっとりとした旨み。コハダは小型の個体と片身付けの大きいのと。当歳のコハダはまだあまり脂が乗ってきていないようだ。アナゴは塩とツメ各1。最後はカンピョウ巻半分貰って〆。いつもながら、いつものように美味い。「P.M.9」には寄らずにタクシー帰宅。


スポンサーサイト