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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「マン・オブ・スティール」を観た。
「マン・オブ・スティール」を観た。



製作はクリストファー・ノーラン バットマンのダークなリブート・シリーズの製作/監督だが、本作は、「スーパーマン」のリブート。最近はリメイクといわずに、なぜかリブートと言うのだな。結局のところ、新しいコンテンツのネタが尽きてきたので、昔の名作を引っ張り出してもう一度製作したほうが簡単という事に思えるが。

ほとんど予備知識なく観に行ったので、まずスーパーマンのクリプトン星での父親がラッセル・クロウだったことにビックリ。そして、地球での父親役がケヴィン・コスナーだったことにもまたビックリ。そして、地球での母親役がダイアン・レインだった事を最後のエンド・クレジットで知って最後にビックリ。「ストリート・オブ・ファイヤー」の頃からするとずいぶん老けたなあ。デイリー・プラネット社のローレンス・フィッシュバーンや、ロイス・レイン役のエイミー・アダムスなど配役は実に豪華だ。これには感心した。

物語は、スーパーマンが少年の頃に人間社会に適応できず苦悩する姿や、超人的な力を隠せという地球の父親の教えを守るために悩む姿を描くところがなかなか興味深い。地球社会では異端者であったスーパーマンが、スーパーマンとして生きる事を自ら選択してゆくという、スーパーマンの成長と誕生を描く物語。

クリストファー・リーブの昔のシリーズでは、ナイアガラの滝に落ちそうな子供を救ったり、電話ボックスからあのマントで出てきて、走りながらワイヤ・アクションで飛び上がったりのシーンには、あの時にはあれで感心したのだが、しかしSFXが進んだ今では、実にのんびりと牧歌的な作品に見える。

今回のスーパーマンは、史上最速にして最強。飛び上がれば一瞬にして音速の壁を突破して宇宙空間まで数秒で到達する。戦えば、超高層ビルを何棟も破壊してゆく暴れぶり。この破壊が凄まじく、ちょっと引く人もいるのでは。ビルが何十棟も崩壊するあのラストの壮絶な破壊ぶりでは、メトロポリタンで何十万人も死んでて不思議はない。ロイス・レインや、デイリー・プラネット編集局の人間がちゃんと助かったからよかったじゃないかと言われてもなあ。

戦闘シーンのスピード感と迫力は圧巻。確かに凄いが、ずっとあれだけ続くと最後は若干飽きてくる、15分くらい縮めたらよかったんじゃないか。3Dで観たのだが、あまり顕著な効果は感じられない。スーパーマンの飛翔も、ちょっと画面の合成が着いていっていない感もあり。破壊シーンは凄いが。

シリーズ化して続編の製作も決定したというのだが、ストーリーとしてはこの一作だけ独立してカタルシスを与えてほぼ完結している。次作に残るような伏線もあまり気付かなかったが、続編はどんな敵を設定するのだろうか。


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