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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
令和初、神保町「鶴八」訪問。
先週金曜日は、夕方に神保町「鶴八」に電話。「鶴八最後の弟子」君が出て、しばし確認していたが、7時半までならカウンタが空いているとの事なので、仕事帰りに訪問。

引き戸を開けると、カウンタの一番奥には、あれ? 「新橋鶴八」大常連O氏が既にトグロを巻いている。この店でもトグロを巻いているとは(笑) 来るのは月曜が多いと聞いていたのだが、金曜日にも出現するとは困るな。

隣に案内されると「よう!この店で会うのは初めてだよな。乾杯しよう」などと、既にご機嫌である。ご機嫌は結構なんだけど、「もっとゆっくりしろよ」などと店の都合を考えずに言うのが困る訳で(笑) 私自身は寿司屋で長居はしたくない方である。

既にO氏は焼酎に移行。焼酎を飲むから滞在が長くなるのじゃないだろうか。相撲の話やオリンピックの話など、親方も入れてあれこれ雑談。

今やO氏のホームグラウンド、ニュー新橋ビルの「新橋鶴八」は、お好みで頼む一人客も多いのだが、このO氏がだいたい2時間半以上焼酎飲んでカウンタで粘っているので、いくらでも居てもよいと勘違いして、なかなか頼まずにジトーっと長居する客が多い気がする。

寿司屋は酒飲まず握りだけなら、30分から1時間以内、お酒とつまみの後で握りでも、せいぜい1時間半の滞在が普通という所ではないだろうか。接待の場合は少々事情が違うかもだが。

この辺りは店が上手にコントロールしないと回転が上がらない。「新ばし しみづ」は、焼酎を置くと飲んでばかりの客が長居するからと、置かなくなったし、長く通っていると、自然に店が見計らって出してくる方に行く。もちろん画一的な出し方ではなく、つまみ多い人や握りが多い人、一度に出す量など、お客に応じて自在に変えているのがお見事。

「新橋鶴八」の場合は弟子もいないし、中は全部ひとりでやるので、普通カウンタは一回転だというと、石丸親方は、魚の回転が悪くなるんじゃないかと危惧する。まあ、おまかせもやったり、余りそうな種はO氏におっつけたりしているから、ある程度調整は効くだろうけれども(笑)

そうだそうだ、何を書いてるんだ。寿司日記だ。

菊正の冷酒。お通しはハマグリ貝柱づけ。まずつまみから。

白身だけは、頼まずとも最初に切られて出てくる。本日はカレイ。癖のない爽やかな旨味。アワビ塩蒸しも、O氏がなんだかんだ話かけるので切りつけるのを見逃したが、だんだん香りが良くなってきた。アジもつまみで。身はふっくらとして脂も乗る。

漬け込みのハマグリを頼むと、石丸親方が、「ハマグリも良いですけど、トリ貝も今、旨くなりましたよ」とお勧めするので、トリ貝を所望。肉厚でトリ貝独特の爽やかな甘味。シーズン最初は小さかったが段々大きくなってきたと。「はいよ」とハマグリも一枚出して貰う。ここでつまみ終了。満足なり。

お茶に切り替えて握りを所望すると大常連O氏が「まだ焼酎でも飲めばいいじゃないか」と引き留めにかかる。寿司屋でダラダラ飲むと、食べた物の印象を忘れてしまうから、お金が無駄なんだよなあ(笑)

まず中トロ、かなり脂の乗った部位。小肌は片身づけ。側線のあたりにスッと包丁が入っている。肉厚、ネットリした何時もの旨さ。締めの技術にはいつも感心する。アナゴは煮汁を塗って軽く温める。これまた、鶴八伝来のアナゴ。ふっくらトロトロ。ツメがまた濃厚で旨い。以上握りは各2。ハマグリのお椀を貰い、最後はカンピョウ巻き。アッサリして、海苔の香りも良く、〆には好きだなあ。「鶴八」伝来の味を堪能。

オリンピックの話もあれこれ雑談。どうせ当たらないから記念に、一番高いのは開会式の30万円チケットの抽選に申し込んだ話をすると、石丸親方も申し込むという。女将さんと二人分だと60万円。当たったら、店の勘定を値上げしないとと冗談など。

しかし開会式で、一番安いチケットは2020円でとんでもなく値段の開きがあるという話になると、大常連O氏が「消費税とも思えない妙な端数がついてるな」と。皆で首をひねっていると、バイトの女子が洗い場から顔を出し「オリンピックイヤーに掛けてあるのですよ」と教えてくれて、全員「おお~」と感嘆。そうだったのか(笑) 

「新橋鶴八」だった頃から、ここのバイト女子は、代々引き継がれた、大変な難関大学の学生ばかりで、殆どの客よりも賢いのであった(笑)

しかし、オリンピックイヤーにかけて2020円というのは良いアイデアで、今まで1980円で売っていた物を、オリンピック記念として、来年は2020円に値上げできる余地が生まれる訳である。デフレ脱却に是非(笑)

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