FC2ブログ
97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
銀座「鮨 み富」訪問。
先週、水曜日の夜は、銀座「鮨 み富」。当日の夕方、外での仕事を終えて電話をかけると手伝いの女性が出て「入店から1時間ほどでよろしければ」と。まあ、私の場合、お酒の量とつまみを調整すれば、幾らでも時間は短縮可能。「しみづ」でも元「新橋鶴八」でも、飲んでつまみと握りで1時間以内に切り上げた事は幾らでもある。現「新橋鶴八」は大常連O氏に合わせたノッタリペースで仕事をするので1時間で切り上げるのは不可能なのだが(笑)

それでも早く着いたほうが、余裕がある程度生まれるわけで、急いで銀座に向かい入店。早い時間なのだが既に3組お客さんあり。席について直ぐに酒を発注しようとしたら三橋親方が「時間は大丈夫ですので、ゆっくりやってください」と。何か行き違いがあった模様。まあ時間をあまり気にしなくてよいのは結構な話。

お酒は白龍の冷やおろし。米の旨味を感じるふくよかな口当たり。

何時も通りつまみから切ってもらう。まずヒラメ。次にブリ。腹の脂がある部位と尾の脂の軽いほうと聞かれたが、やはり腹の身が旨い気がする。貝類では平貝。ミル貝。ヒモは炙ってスダチを添え別に出てくる。このヒモも歯ごたえあって旨し。

おまかせの握りが終了したお客が、まだ食べてない貝類を確認して、握りにするならどちらが旨いか尋ねると、三橋親方の答えは明快で「うちはお寿司屋なんで、何でもお寿司にしたほうが旨いです」との事。まあそりゃそうだ。〆物も煮物も、基本的につまみではなく酢飯に合う事を考えていると以前に聞いた事あり。

お隣のご夫婦は、以前よく「銀座 新富寿し」に行っていたのだが、雑誌の記事か何かを読んで、ようやく本日「み富」にたどり着いたのだと。ネットで検索すると直ぐなんだけどねえ。

ちょっと昔の「新富寿し」の話など隣のお客さんとも雑談。三橋親方によると、以前の新富のカウンタは広かったし、社長はあまり商売気が無く、お客が気に障る事を言うと無視するなど、あまり愛想も良くなかったので、お客さんとの会話やお客さん同士の会話は無かったと。自分がやるなら、お客さん同士が会話できる小さな店がやりたかったとの事。その通りの店ができた訳である。

昔の「新富」はいつも空いていたので常連も大抵予約などせず、フラっと来る。だから顔は知っていても名前を知らないお客さんが多かったとのこと。まあ「み富」は小さな店なので予約推奨。予約電話で、初めて名前を知った新富時代からのお客さんもいるのだとか。

ずっと閉めたばかりの「新富寿し」の社長は、もう商売やる気は無いのだが、初代を継がなかった父親がご高齢ながらまだご健在で、自分が家業を継がなかった引け目もあるのか、店を畳む事に難色を示しているようだと。まあ歴史ある店だったからなあ。

漬け込みのシャコもつまみで。シャコは一時、新富の社長が今風にしようと軽い味付けに変えたのだが、この店で、昔習った通りの古式に味付けを再び戻したのだと。

この辺りで握りに。赤身づけ、中トロ、コハダ、春子、酢〆のアジ、ハマグリを1貫ずつ。サッパリした酢飯に、種には昔風のしっかりした味の仕事。最後はカンピョウ巻。ここにも昔の「新富寿し」がそのままに残っている。訪問するお客さんは殆ど最後に頼むのだとか。

1時間で帰るつもりで入店したが、三橋親方と昔の「新富寿し」話などしていると結構時間が経っていた。社長のエピソードなんかも面白いんだ(笑)


スポンサーサイト