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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
ゴアのノーベル賞、村上春樹のノーベル賞
ちょうどノーベル賞が次々と発表されるシーズン。IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)と元米副大統領アル・ゴアが、ノーベル平和賞受賞。

前回のアカデミー賞授賞式の時からジョークでは言われていたものの、アル・ゴアが本当に受賞するとはちょっと驚いた。まあ、しかし、佐藤栄作や金大中だってなぜか受賞してるんだし、文句あるかと言われれば、まあ別にございませんが(笑)。

「不都合な真実」と「環境問題のウソ」で書いたのだが、「不都合な真実」には、確かに事実をあまりにも単純に脚色したプロパガンダ臭がある。データの扇情的な扱いもやや疑問。ただ、逆に「地球温暖化がウソだ」という主張をそのまま単純に信じこむのも、あまりにもnaiveに過ぎるという気がする。

おそらく真実は、極端な両論のどこか中間にあり、では、地球全体・人類全体の幸福の極大化のために、何をするのが効率がよく最優先かの点になれば、これはもう気象学の範疇を超える。しかし、地球規模で、地球全体の最大幸福を議論し、各国の利害を調整する機能は、残念ながら今の国連には期待できない。こんな構図が、地球温暖化を巡る議論の根底にあるような気がする。二酸化炭素排出を削減すればそれでよいという問題でないのは確かだ。

ただ、「不都合な真実」の是非は置くとして、ゴアが提唱する、「Ten thinkgs to do」については、まったくの同感。地球温暖化の真偽とは別に、地球の資源とエネルギーをあまりにも放逸に消費しているアメリカ社会が、そのエネルギー消費について考え直すプラグマティックな第一歩としての意味が確かにあると思える。

さて、文学賞は、イギリスのドリス・メイ・レッシングが受賞。昨年も、村上春樹の受賞が噂されたが、本年もなし。

というか、日本ではすでに、川端康成と大江健三郎の2名が受賞している。ノーベル文学賞は、欧米の作家を主軸としながらも、文句が出ないよう、第三世界の作家も時折ちりばめる全方位政策を取っているように思える。

もしも、地域バランスを考慮して、順番持ち回りであちこちバラ撒いてるのが実際だとすると、世界に占める現代日本文学の地位(これは、ハッキリいって無きに等しいと思われるのだが)からして、2名出た時点で貰いすぎで、もう日本枠は使い果たし、残ってないのではないだろうか。だとしたら、村上春樹には気の毒な話だが。

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