97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
消えた高齢者
戸籍上「文久元年生まれ」も生存…東大阪市

死亡届けが出されず住民票だけが残っている高齢者が全国に多々いる問題は、連日報道されているが、この東大阪市の場合は戸籍だけ残っていて住民基本台帳には掲載されていないのだという。

戸籍や住民票というのは、アメリカなどには無い厳格な制度で、役所によってきっちり管理されていると思っていたが、「消えた年金」問題と同様、意外に杜撰でアテにならないことが明らかに。

そういえば前回の米国駐在から帰国した際、戸籍の附表と一緒に海外からの転入届を市役所に提出したのだが、待っててもやたらに時間がかかる。

非居住者から居住者に戻る場合、前回海外転出した場所での住民票も確認することになってるのだが、前の居住地に問い合わせると「住民票の記録が無い」という説明であった。後で聞くと、コンピュータ化した時に転出済の古い住民票データは移行せず破棄したということであったが、役所の合理化も結構いい加減だなあ。戸籍の附表のほうはきちんと記載されていたので事なきを得たが、あやうく住所不定になるところ(笑)。

それにしても、死亡届が出されないと埋葬許可が下りず、遺体の処理が出来ないはずだが、何百人もの高齢者が死亡届が出されないままどこかに消えている。自宅で即身仏になってたというケースがあったが、あれは例外で、まさか全員が自宅で「即身仏」になってるはずはない。大部分のケースでは、一人で死亡したが身元が分からず、行き倒れの無縁仏として処理されたのではないか。

核家族化によって家族の間でも世代を超えた紐帯というものが希薄化し、親がいなくなっても気にしない人が増えているのか。隣人を気にかける地域のコミュニティというものも崩壊しつつあるのかもしれない。日本社会の変貌を証明するような、なんとも薄ら寒い気がしてくる事象なのであった。


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コメント
この記事へのコメント
文久元年生まれはさすがに生きてないですよね(笑)
だけど、役所が気がついていないのがちょっと驚きなのですが。
前は転入届が無事受理されて良かったですね。私も海外転出届けは提出してきました。年金問題のときは一時帰国した際に確かめに行きました。記録をprintしたものを渡してもらい見たところ、記録は失われていなかったことが判明して良かったです。
2010/08/25(水) 21:35:22 | URL | あのん #VttPGAsU[ 編集]
>あのん様

戸籍と住民票はきちんと同期が取れてると漠然と信じてたのですが、どうもいつもそうではないようです。

年金記録も実にずさんですから、記録がちゃんとあってよかったですね。私も職歴は今の会社一社だけですから、実に簡単なもので、記録はちゃんとしてました。まあ、将来破綻するのではという心配はありますが(笑)


2010/08/26(木) 03:44:18 | URL | Y. Horiucci #-[ 編集]
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