97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
禍福を調整する神様
地下に閉じ込められたチリの鉱山作業員 33名

このニュースには当初気づかなかったのだが、そもそもチリ鉱山での落盤事故があったのが今月5日。地下700メートルに閉じ込められた作業員達が生きてる事が発見されたのが、22日だったのだとか。地上との連絡がつくまで、33名は2週間以上も地底で生き延びていたのだった。

救助隊がパイプで地下におろしたビデオカメラから、地下で生存する鉱山作業員達の姿が動画で世界に伝えられている。劣悪な環境下だが、それに耐えて実によく頑張っている姿は感動的。まあ、救出の希望さえあれば、人間はきちんと耐えられるのだろう。

しかし、救出のための穴を掘削するのには4ヶ月かかるという。4ヶ月地下暮らしだと聞いたら、結構心が折れると思うが、もう当事者には伝えられているのだろうか。連絡ラインが通り、ある程度の物資の搬出入はできるとはいえ、地下の閉所に閉じ込められて、精神面、衛生面、健康面など、これから地下で生き延びるほうが実に大変なのではないか。医者やカウンセラーなど動員した地上からの支援体制が問題になるだろう。

報道によると、この閉じ込められた33名の中には、半年前のチリ地震・津波で被災した人もいるのだそうで、重ね重ねの不幸の連鎖は誠にお気の毒。そんな事が稀にも起こるのだなあ。

普通に考えると、不幸が重なると、今後はよいことが起こりそうに思うが、純粋に確率論的に考えるとそうではない。

サイコロの目で、偶数と奇数は1/2の同じ確率で出る。しかし10回降って奇数が7回出た場合、その後の出目に、平均して偶数が半分になるように調整がかかる保証はまったくない。1回1回サイコロを降るたびに、確率が1/2というだけであって、確率は何回も試行した時の累計結果が1/2に近づくようには働かないのであった。

しかしもしも、この世界に神様がいて、ある人に降りかかった禍福の通算成績を見ながら、ちょっとずつ調整してるのだとしたら、災難続きの彼には今後幸運がやってきても不思議はない。まあそうあってほしいと思うけれども。

もっとも旧約聖書の厳しい神なら、「そんなことは被造物であるお前の知ったことではない」と言うだろうが。

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コメント
この記事へのコメント
日本での報道によれば、本人たちの気力の折れを防ぐために4ヶ月の件は伝えられないとのことのようです。
閉所多人数長期間をケアするノウハウとして海軍の潜水艦担当セクションやアメリカNASAの宇宙ステーションたちのノウハウを生かすべく協力布陣をいくとか。
なかなか難しいですね。
2010/08/28(土) 21:13:14 | URL | Dzo #-[ 編集]
>DZO様

落盤事故から助かって、ようやく地上と連絡がついて、これで助かったと喜んでる人たちに、実はあと4ヶ月かかりますと通告するのは大変でしょうねえ。

もちろん連絡つかないよりはずっとよいですが、慎重にサポートしないとまずいでしょう。

まるで映画にでもなりそうな状況ですが、なんとか全員無事に助かってもらいたいものです。
2010/08/29(日) 06:14:34 | URL | Y. Horiucci #-[ 編集]
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