97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
日本滞在寿司日記 DAY 6 夜 四谷「すし匠」
日本滞在6日目の夜は、元日記猿人オーナー、wafuサイト管理人の池川法務博士と四谷で一杯。法務博士は日本で法科大学院を卒業するともらえる称号。アメリカでいうJDである。

店は池川さんに予約してもらった四谷の「すし匠」。訪問は初めて。この辺りは守備範囲に入ってないので、待ち合わせの四ッ谷駅で降りるのも初めてかもしれない。

この店のオーナー中澤親方の書いた「鮨屋の人間力」は実に面白い本で、一度は「すし匠」に行ってみたいと思ってたのでちょうどよかった。

店内に入るとすぐに全員の元気のよい挨拶に迎えられる。カウンタ10席ほどの店であるが、つけ場に中澤親方入れて3名。奥の厨房と前にも数名の弟子がいるから、ずいぶん人を使っている。

まず生ビールを頼んで乾杯すると、店の職人全員が「おつかれさまでした~!」と唱和するのでびっくり。いわゆる「元気よい」系の寿司屋なのであった。

まず皿には海ぶどうと若布がしかれ、これはポン酢で。あさりを炊いたものから始まり、一口で食べれるほどのツマミが次々と小皿で供される。

単なる刺身ではなく、薬味を使ったり火を入れたり、なんらかの仕事をしてある珍味系多し。中澤親方は大変に柔和な人当たりであるが、眼光鋭く、全ての席の進行を把握して、次々に部下に調整のための指示を出す。

ツマミの途中に供される握りは、すべて中澤親方の担当。そして酒のお勧めもすべて親方本人が説明する。「ビールの後に合うお酒としては、微発砲のにごり酒をお勧めします」と言うのでそれを頼むと、「はい! xx(酒の名前)2丁入ります」と親方が声を出し、店の全員が「はい!」と唱和する。いやしかし、一糸乱れぬ統率振りは実に見事。この後のお酒も、「淡麗系が続きましたから、次は若干コクのあるものは如何でしょうか」等と一杯ずつお勧めがあり、趣向を変えて供されるのも実によろしい。

常連と一見を区別する訳でもなく、一期一会を大事にして毎日全力投球してるのがハッキリ分かる接客ぶり。本に書いてあったことは伊達ではないと好感を持った。

ただ、ツマミと寿司の内容は、あまりにも品数が多く次々に供され、池川さんと談笑しながら日本酒飲み過ぎたせいもあって、さっぱり覚えてないのであった。←あかんがな(笑)もちろんトータルな満足感はしっかり覚えている。

クエの刺身、ウニとアワビのいちご煮、握りでは赤酢の酢飯で握る海老やキス、コハダなど印象に残っている。最後に貰ったノドグロの塩焼きもよかったなあ。

結局日本酒5杯くらい飲んで、およそ3時間滞在。途中でツマミも握りも、「ここでいったんストップします」と声がかかったから、店のほうは「よく飲む客だなあ」と思っていたかもしれない。

接待に使うには実によい店。握りだけを食するというよりも、お酒もつまみも全てを楽しむべき店である。「見破ってやる」とばかり肩に気合が入って、捨て舎利しただのしないだの、職人の一挙手一投足を睨み付けるようなヘンな寿司求道者風がカウンタにいないのも好ましい。まあ、世の中にはいろんな寿司屋があって、TPOに応じて使い分けるべきということなのだろう。

結構飲んだのだが、その後で更に徒歩でニューオータニまで移動して、池川さんと更に飲んで、結局タクシーでホテルまで戻ることに。ずいぶん肝臓を痛めつけた夜であった。

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