97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
33名全員が生還
昨日の夜は、CNNでチリ、San Jose鉱山からの救出をライブ映像で。普通の番組を全てキャンセルして救出の様子を伝えている。ライバル局のFOX NEWSでもやってるかなとチャンネルを変えると、やはりこちらでもやっている。

見比べると、なぜかFOX NEWsの英語のほうが聞き取りやすい気がして、CNNからこちらに乗り換え。

まず最初に、鉱山事故対策の経験豊富な救出員がカプセルに乗り込んで地下に下りてゆく。下に閉じ込められた鉱夫達にはもう失うものはないが、地下に降りてからカプセルに故障が起こると帰れなくなる訳で、この救出員の勇気には感服した。

最初の一名が地上に出て来たのは、なかなか感動的なシーン。もっとボロボロの難民のような格好で出てくるのかと思ったら、ちゃんと髭もあたっており、着替えもしてこざっぱりした格好だったのでびっくり。差し入れがあって、地下でちゃんと着替えたものと思われる。

TV画面の右下には、「2 of 33」と救出された数が分かる表示が出て、一人救出されるたびに数字が更新される。次に出てくるのは、こんな人ですとアナウンサが紹介。さすがにアメリカのTVだけあって、まるで何かのスポーツ中継のよう。「今の人は奥さんとハグするより大統領とハグした時間のほうが長かったですね」などとアナウンサの余計な感想も飛び出す。余計な事を言わずにいられない人間は、世の東西を問わずおりますな(笑)

あのパイプは見たところ実に狭く、カプセルも細い。見たところチリ人は、メキシコ系同様あまり大柄な人はいないようだが、もしもアメリカ人が地下に閉じ込められていたら、あのカプセルには収まりきらない人が大勢出て大変なことになったのでは。

出稼ぎに来ていたボリビア人が4番目に救出され、チリの大統領がボリビアの国旗を手にして向かえたのを見ると、やはり救出の順番にも、政治的配慮と言うものが反映されてるのだろう。

救出にはずいぶんたくさんの人がかかわっており、アメリカの石油産業やNASAからも協力があったのだとか。チリは南米では経済が発展している国だが、鉱物資源の輸出が昔からの産業。鉱工業は国策産業であるから、鉱山の事故は確かに見殺しにする訳には行かない。国を挙げての救出作戦や成功して歓喜にわく国民の映像を見ると、発展しつつある国独特の活気のようなものが確かに感じられるのであった。

33名については、2ヶ月以上地下で頑張ったのも凄いが、地上と連絡がついてからは救出の希望が持てただろう。落盤から約2週間、地上とまったく連絡がつかない期間を、全員がじっとよく耐えたのが一番凄いと思うところ。チリ人の7割はカトリックだそうだが、やはり宗教的基盤があると逆境には強いのか。

今まで世界中で、数限りなく鉱山の落盤事故は起こっているが、落盤を生き延びながらも、結局地上と連絡がつかず、救出も来ず、人知れず亡くなっていった人達も実際には多いのではなかろうか。鉱山で働くというのも、実に危険な仕事だ。

本日、帰宅してCNNをつけると、ちょうど33名全員が救出されたところ。あとは地下に降りた救出員4名を引き上げる作業。これが終わらなければ救出作戦は完了しない。これまた最後まで無事に終わってほしいものである。

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