97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
日本滞在寿司日記 Day4:「しみづ」で昼寿司
滞在4日目の昼は「しみづ」。本来月曜は定休だが、いつも年末の最終週は営業している。入店してもひっきりなしに電話がかかり、ずいぶん客を断っている。30分でもよいと無理やり入店してきたチャレンジングな3人組もあり。その割にはお酒頼んで結構ゆったりやってる感じなのが不思議だが、入店してしまえばこっちのものというところか(笑) ま、店は実に繁盛してますなあ。

お茶にするかと思ったが、やはり誘惑に負けて(笑)常温のお酒を一本だけ。「お客さんに、寿司に一番合う飲み物はなんですかと聞かれると、それはお茶ですよと言うんですが、自分で他の寿司屋に行くと、やっぱりお酒飲んじゃうんですよねえ」とは清水親方談。そう、分かってる、分かってるんだけど飲んじゃうんだよなあ。

寿司屋で初手からお茶で握りを注文し、手づかみで拝むように食している客を見ると、自堕落な人間が、信仰心の篤い修行僧を面前にして我が身を省みるように、なんだか敬虔で厳粛な気分(?)になる。しかし、ま、私は私の流儀で。それで先方にも何の迷惑もないのだし(笑)

ちょっとだけつまみを貰う。ヒラメは相変わらず上品な旨みあり。立派なタコは塩で。香りがよい。サバも旨み十分。岩手だという小さな牡蠣。実に小粒なものだが海の旨みが凝縮している。塩を振って〆てるとのこと。昨年に出た牡蠣は九州だったが、九州産はもう少し後で出るとのこと。もう一品ブリを。脂が乗ってるのだが、養殖の嫌な脂ではない。天然だけの持つ旨みが口中に広がるのだった。

どうも店が立て込んでくるようなので、早めにお茶に切り替えて握りをおまかせで。握りだけ本気で食したら20分もあれば十分過ぎるほど(笑)

最初はタイ。白身とイカは酢飯の味がよく分かる。種札には出てないから夜に出すのかもしれないが、身肉に力があり旨みあるもの。スミイカも普通はつまみでは食べないので久々だが、もう身がずいぶん分厚く、しかしパキパキと口中で酢飯に合わさって崩れる独特の食感が美味い。

カンパチは九州産だったか。大きなものを入れて一週間以上寝かせるとのこと。養殖物を寝かせると嫌な風味が出て大変なことになるが、これはただ旨みだけが凝縮している。マグロは赤身と中トロ。これもここの酢飯と実によく合う。茹で上げの車海老。実に立派な身。「久々でしょう」と清水親方。そう、普通つまみでは出ないので、握り中心の時しかここでは食すことがないからなあ。

厳しく〆て水分を抜いたコハダもいつもながら美味い。カスゴも一貫。このホロホロ崩れる身の食感がよい。ハマグリも酢飯と一緒だと旨みが違う気がする。肉厚の赤貝も美味い。そして小柱。これはつまみより、軍艦巻にするのが一番美味いなあ。穴子はいつも通り、塩とツメで一貫ずつ。最後は薄焼きの玉子。これもつまみではなく、ここの酢飯に合わせて甘めに焼き上げたもの。

お酒一本飲んでつまみ若干頼んだものの、滞在50分で終了。寿司はやはり、あまりお酒飲まずにお茶で食すると、種と酢飯の味が実によく分かる。いつもどれだけ飲んでつまみばかり食ってるんだということだが(笑)

若干のほろ酔いで店の外に出ると日はまだ高い。たまには昼寿司もよいなあ。
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