97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
結局、勝利したのは官僚機構だ
内閣支持率発足以来最低

この朝日の調査ではまだ20%あるが、今朝、産経新聞が報じたフジテレビの調査では16%。

不支持率も発足以来最高値を記録。小沢問題での内紛もあり、民主党自体も末期的病状。もう政権も終焉だという気がしてきた。政権発足時は、民主党の政策に賛同する部分も多く、日本を変えるのではないかと期待しただけに、ちょっと残念な気がする。

たとえば高速道路。別に無理やり全部無料にする必要もないが、アメリカではどこへ行こうが原則タダなのに、なぜ日本ではちょっと高速を走ると何万円も払わなければならないのか。日本人がこれが普通だと思ってるのがおかしい。道路官僚と自民党の族議員と土建屋が結託して道路行政を食い物にして、熊しか出ないようなところにバカスカ要らん道路を作り、そして作り続けようと考えている結果がこれなのだと思うがなあ。

族議員を追放して土建屋と結託した箱物行政、コンクリート行政を止める。官僚の天下りを排して、政府の外郭団体を整理して税金の無駄を徹底的に無くす。政策決定には政治家が深く関与して、民意を行政に反映させる。官僚から予算編成権を取り上げて政治家が国家100年の計で予算に大ナタを振るう。

民主党の政策には、子供手当のような無為なバラマキ政策もあったが、政治と官僚の関係を改革することについては、考えてみれば当然で特段の異論はなかった。実現すれば確実に日本は変わったと思うが、おそらくもう無理だ。次に選挙があれば、民主党は大敗して野に下り、またゾロゾロと自民党の族議員が戻ってくるだろう。

しかし勝利したのは自民党ではない。

彼らは野党席で昔の社会党のように、対案を出さずに与党案になんでも反対していただけ。昔の自民党政権では官房機密費で社会党に「起こし賃」を払って審議に復帰してもらったから国会はなんとか進んだが、民主党はそれをやらない。だから国会審議が進んでいないだけなのではないか。

本当の勝者は官僚機構だ。

民主党は大失敗し、メディアから総動員で叩かれ、日本を変えることは結局できなかった。官僚機構の改革というのはしょせん不可能な話だったのかもしれない。アメリカを支配しているのは軍産複合体だなどと言われたが、日本を本当に統治しているのは官僚機構だ。自民党はその利権の分け前にあずかることで、官僚と共にわが世の春を分かち合った。

政治家は選挙に落ちればいずれ去ってゆく。財界人には金はあっても公的な権限などそもそも何もない。審議会などでちょっとだけ意見聞いたフリしてガス抜きしとけばよろしい。政策が誤りであると判明しても叩かれるのは政治家。官僚機構だけが永遠だ。

政治任命がなく選挙もなく政権交代もない。官僚の官僚による官僚のための日本統治。民主党の愚かさと失敗をあげつらうのはたやすいが、日本の官僚制度だけが温存され、これからも日本国民全体の幸せとは関係無く、官僚だけが永遠に繁栄して続いてゆくのだろうと思うと、実に暗澹たる気分になるのだった。

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コメント
この記事へのコメント
statesman
政治家は、政党の内紛に身をゆだねてよいものか。
議員は、自分自身の政治哲学は持ち合わせていないのか。
内閣の首班指名を何回繰り返しても結果は同じ (低級) になるのではないか。
標本を抽出する母集団の質の問題を考えることなく総理の首を何回挿げ替えても、結果は賽の河原の石積みのようなものになるのではないか。

たとえ主義主張が違っていても、大切な政治問題を解決するときには、お互いに力を合わせなくてはならない。
アメリカとソ連は力を合わせて日本を敗戦に追い込み一件落着とした。
大きな政治問題を解決するためには、政治家は小異を捨てて力を合わせなくてはならない。
個人の力ではどうにもならない現実の内容を、大局的見地から政治的に判断して変えるのが、偉大な政治家の役割である。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812


2011/02/22(火) 11:45:02 | URL | noga #sqx2p0JE[ 編集]
アメリカで大統領が予算教書でしたか、議会で演説する時は、それに賛同すると思えば、例えば反対党である共和党の議員であっても、その部分では起立して拍手するのですね。

我々は、アメリカの未来の反映のために、努力しなければならない、なんていう部分では、どちらの党の議員も起立して拍手する。

日本の場合、総理が何言っても反対党の議員はヤジ飛ばすばかり。まあ、党議拘束がアメリカの場合少ないとも仄聞しますが、ちょっと違いますね。
2011/02/22(火) 21:55:09 | URL | Y. Horiucci #-[ 編集]
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