97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
新橋鶴八の「鮨12ヶ月」
昼休み寄った本屋で、発売直後の、「鮨12ヶ月」 が平積みされてるのを発見。新橋鶴八の寿司種一年を取材した本で、写真満載。早速購入。

会社でパラパラと見ていると、コハダとアナゴの握り写真が実に美味そうである。そもそも月曜はおとなしく休肝日にする予定だったのだが、どうしても寄りたくなって5時半に「新橋鶴八」に電話。親方が出て、入れるとのことなので、6時過ぎに入店。

すでにカウンタには数名のお客あり。お酒を頼んでから、本日本を買ったこと、写真を見ていたらどうしても寄りたくなって、休肝日を返上したことを話すと、「ありがとうございます。本は出たばっかりなんですよ」と石丸親方は嬉しそうである。

コハダの握りの写真が実によかったというと、コハダだけは12ヶ月全部載せてもらったのだと照れくさそうに。しばらくして、ぽつりと、「開店30周年ですからね」と語る。そうだ、先日も聞いたが、32歳で「鶴八」から独立して30年になるのだという。

この本を企画した編集者も、後書き書いた、「鮨を極める」の早瀬圭一氏も、「鶴八」の流れで、「新橋鶴八」にも開店当初から新橋鶴八に通っているという長い常連。この店には、血気盛んな30代~40代の頃からこの店に通い、店と共に年齢を重ねてきた常連の分厚い層がある。師匠店である神保町「鶴八」の教えを守り続ける。一徹だが信頼できる寿司屋。

寿司屋というのは、どこかで魯山人も書いていたが、あまり若い時に無理して通う場所でもない。師岡親方の神保町「鶴八」には残念ながら間に合わなかったが、この店の最後の円熟期に通えて、やはり実によかったという気がする。

後書きにも書いてあったが、昼の営業はいずれ終わりになるらしい。店そのものについても、以前、店で雑談すると、老残を晒してまでやる気はない。時期が来たらすっぱり辞めますよと石丸親方自身が語ってたのだが、まあそう言わずに長く続けてほしい名店である。

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