97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
民主支持V字回復?
民主内閣支持、崖っぷちで「V字回復」

まあ、スッカラ菅が、周りに呆れられてもずっと居座り、これ以上物理的にも不可能という極限まで民主党の支持率を凋落させたから、誰がなっても最初は回復しておかしくはない。だいぶ下駄を履いた数字だが、野田「どじょう」丸の船出としては、ちょっとでもやりやすくなるのでは。

しかし、日本の民度も低いと思うのは、首相が変われば根拠無い期待でドンと最初だけ支持率が上がるが、あとは政権が何をしようとも、支持率は直線的に落ちてゆくだけというところ。これは、定見なく政権を叩くしか能のない、2ちゃんねる化した週刊誌やTVメディアのせいもあると思うのだが。

任期途中で支持率が何度か顕著に回復するという、ここ最近で唯一といってよい例外は、劇場型政治を行ったポピュリスト宰相小泉純一郎だけだったのでは。

野田内閣そのものは、民主党政権奪当初から続いた宇宙人、市民運動派ではなく、どちらかというと保守系であり、自民との政策合意も期待できるところ。まあ悪く言えば、官僚の言うがままということであるのだが。

日本を官僚支配から取り戻そうという民主の理想は、前回の参院選で国民が民主党に多数を与えなかった時点であっけなく消滅してしまった。民主党自体もねじれ国会がそのままで、今後どこまでやれるか。ねじれ国会そのものが、選挙の都度、あっちにこっちにブレる国民の投票結果であるから、それ自体が民意の反映。何も決まらないと民主党に文句いっても仕方ない部分がある。

アメリカの政治は、だいたい中間選挙で政権与党が負ける事が多く、上院と下院のねじれ現象は割と普通。共和党と民主党の間にある民意のセンス・オヴ・プロポーションの現われといってもよいのだが、党議による拘束が厳しくないから、決めなくてはならないことは、なんだかんだモメても、だいたい最後は落とし所に決まることになっている。

日本の場合は、たとえ自民党が野党になっても、55年体制の社会党の如く、与党案には「なんでも反対」というのが当たり前で、結局何も進まない。小選挙区制の導入は二大政党制への移行を想定したものだったが、やはり日本の政治風土では失敗だった気がする。

もちろん、自民党の人気も凋落しており、民主が地に落ちたからとはいえ自動的に政権与党に戻れるとは思えない。政治の安定を図るためには、例えば、民主党の左派を切り捨て、自民党の古い世代も切り捨てての政界大再編がひとつの道。

しかしこれもまた、昔のように安定多数を保有した大与党が成立し、族議員と官僚が利権を貪りあうという、いつか来た昔の構図に戻る懐かしい道では。所詮日本はちっとも変わらないのかと、ずいぶんと悲観的な思いもするのだった。



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