97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
今年の米は大丈夫か
新潟、宮城などでも早場米の予備調査が行われているが、放射性セシウムはほとんど検出限界未満。福島の早期出荷米についても、県のサイトに調査結果がだんだんと上がってきているのだが、検出限界未満がほとんどというのは、若干意外な結果。

二本松市(旧大平町)の玄米にセシウム合計で22Bq/Kg出たのが最高。それも精米して白米にすると検出限界以下になっており、それ以外ではほとんど検出されていない。

日本土壌学会の放射性セシウムに関する一般の方むけのQ&Aでは、
土から白米への移行係数(白米1 kg当たりの放射能濃度/土壌1 kg当たりの放射能濃度の比)は0.00021~0.012と報告されています。数値に幅があるのは、土の性質や畑に入れる肥料によって、作物が吸収するセシウムの量が変わるからです。政府の原子力災害対策本部では、「移行の指標」として0.1という値を用いています。この値は、かなり安全側に配慮した指標であると考えられます。

と書かれているのだが、確かに移行率は0.1よりはるかに低いようだ。

航空機モニタリングでは二本松市周辺は、300KBqから600KBq/平米のレンジ(セシウム134と137合計)。これを65で割ってBq/Kgに換算すると、4,615~9,230Bq/Kg(5,000Bq/Kg以上の土地では作付してないはずだから、こんなに高いはずはないがまあ一応)この数字で22Bq/Kg出たということは、移行率は0.005から0.002ということになる。上記日本土壌学会の記事に記載のある「0.00021~0.012」の中にも収まっており、特段異常な数字とは思えない。

一番大きな0.005を選択しても、福島の作付制限上限の5,000Bq/Kgの田で取れる玄米のセシウムは25ベクレル。白米に精米したら更に減る。政府の決めた食品の暫定規制値500Bq/Kgはあまりにも高く、これ以下だから安全だと言われてもお話にならないが、玄米で20~30Bqなら精米すれば十分容認できるレベルでは。

カリウムの多い食品を見ても、そもそも白米は重量比で含まれるカリウムが少ない食品であるから、放射性セシウムの移行は顕著ではなく、この移行率が正しければあまり汚染を憂慮する必要はないかもしれない。これは実によいニュースだ。

まあ、事故米騒動を思い起こしても、モラル無い業者は売れない福島産米を買い叩いて、産地偽装して流通させたり、加工品に使うだろう。それでもなお、基本的に福島米へのセシウム移行率がこれだけ低ければ、米からの内部被曝について基本的にあまり気に病む必要はないということになる。

もちろん、これはまだ早場米だけの調査であり、今後本調査を注視する必要がある。本調査でも移行率が低いという結果が出るとよいのだが。米がダメだということになると寿司が食えなくなるからなあ(笑)

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