97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
ナベツネのコンプライアンス
ネットのニュース速報で、巨人代表が「巨人軍のコンプライアンス上の重大な件。プロ野球界のルールにかかわること」で本日2時から記者会見すると読んだので、いったい何かと楽しみに(←オイ)してたのだが、実際の内容はなんだか脱力。

大巨人のコンプライアンスに重大問題というと、ドラフト契約金にまた協約破りで裏金払ってたとか、桑田のバブル時の損失補填を球団が行って含み損を「飛ばし」てたとか、主力選手に暴力団との付き合いが発覚したので解雇するとか、ナベツネ個人に巨額の貸し付けがあるとか、そんな事を誰しも期待するよなあ。←期待せんでよろしい。

会見内容見るに、いったん内諾貰ったはずの巨人コーチ人事を、ナベツネが引っくり返したというだけの話。

野球監督のことは英語でManager。特殊技能があるから給料は高いが、会社なら課長級である。読売新聞に君臨する天皇ナベツネにとっては、巨人軍のコーチ人事など、まあ子会社の係長級人事に過ぎない。「気が変わったからダメだ。オレの好きにする!」なんてのは、いつもナベツネがやってる程度のことだろうになあ。こんなことで記者会見開いて涙の抗議なんてしてたら、たちまち読売新聞からは追放である。

昔、「渡邊恒雄 メディアと権力」を読んで、過去日記にこんな感想を書いた。
ナベツネは、入社当時から「オレは社長になる」と公言して、せっせと子分作りとライバル蹴落としに必死になっていた、極めて生臭い政治的アニマルなのであるが、実際に社長の座についたのは、60歳の半ばだ。

それまでの読売新聞の最高権力者は、務台光雄。90歳超えても代表権を持つ名誉会長として君臨し、忠義心を疑うと、どんな腹心であってもすぐに追い落とす猜疑心の強い老人であった。役員会を召集して、9時間も自分の自慢話をウダコダと訓話しても、怖くて誰一人アクビすらできなかったという、スーパーパワー、老害の権化がいたのである。

ナベツネでさえ、務台名誉会長にすりよって、子分としてゴキゲン伺いをしていた時代が長い。で、まあ、そういうヤカラが我慢に我慢を重ねてとうとう夢にまで見た最高権力者の座を得るとどうなるか。答えは簡単、ナベツネは死ぬまで代表権持って社長をやるだろう。務台のように長生きでもしたら、その治世はあと20年。読売新聞に勤務する人にはちょっと気の毒な話だ。

これを書いた時からすでに10年近く。しかし偉大なる老害の伝統ある読売新聞において、まだ85歳。ご本人は、あと10年はスーパーパワーとして君臨するつもりだろう。

まあしかし、巨人軍のコーチ人事は瑣末なことだが、読売新聞はどうだろう。上場会社ではないから内部統制の監査なんかは受けてないと思うが、実際に企業としてのコンプライアンスを監査したら、ナベツネからみで、大王製紙やオリンパスみたいな大問題がゴロゴロ出てくる気もするよなあ。

ご本尊は、「何言うか!、オレがコンプライアンスだ!」と吠えるに違いないのだが。


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