97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
オウム麻原の死刑はいつ?
次の焦点は死刑執行、まず松本死刑囚から?

死刑求刑されたオウム案件の裁判は全て結審。ずいぶん期間がかかった。最高裁で死刑が確定している教祖の松本智津夫(麻原彰晃)の死刑執行検討も始まるのではという観測記事。

たとえ麻原彰晃であっても死刑にしてはならないと考える人がいる。しかし私個人は、麻原の極めて重大な犯罪は裁判の過程で明らかにされており、やはり死刑で当然だと思う。

日本の世論調査では、常に死刑賛成派が反対派を大きく上回っている。マイノリティである死刑廃止運動家には(全員とは言わないが)「大衆は無知でバカだから死刑賛成、俺達カシコは違う」という態度の者がいて、なんとしても死刑判決だけは避けようと裁判で荒唐無稽な弁護をしたり、引き延ばし戦術を取ったり、死刑が確定しても執拗に再審請求を繰り返して執行を妨害しようとしたりする。こんな人をバカにしたような過激な活動が、却って一般大衆の感情を逆なでし、真面目な死刑廃止運動の妨げになっているのでは。反原発のためなら嘘ついてもいいという極端な運動家とよく似た構図だ。

それにしても、この事件は、カルト教団によるマインド・コントロールがいかに恐ろしいかということを世間に広く知らしめた犯罪史に残る大事件。教祖と教団幹部が、人を殺すことこそ救いに至る善行であると狂信して引き起こした驚くべき事件の数々。

日本では、既存宗教に人生の救いを求めるシステムが崩壊し、これが人々がオウム教団に救いを求めた遠因ではないかとも言われたが、欧米でさえ、大量自殺するカルト教団などが存在する。既存宗教の基盤とカルト教団の出現はあまり関係無いのでは。

しかし、オウム真理教の成立に、「ムー」の創刊に続く80年代のオカルトブームや、ニュー・エイジ、ニュー・サイエンス思想が影響しているのは確かだろうと思える。麻原が最初に入信していた「阿含宗」にしても、当時は、念力で護摩木に着火するとか、護摩壇の炎にムチャリンダ竜王が顕現するとか、もっとオカルトかかった宣伝をしていた。

オウム麻原については、あのピョンピョン飛び跳ねてるヨガによる空中浮遊を見た時に、これは偽物だと思ったが、それでもなお、オウム真理教の教義や修行体系に帰依して入信した人が多数おり、信じやすい人はやはり信じたのだろうなあ。

オウム教団破産後も「アレフ」などの後継教団内に残って麻原個人への信仰を失っていない信者達などを見ていると、時代は変化しても、同じように人を取り込むオカルト思想というのは存在し続けるのだと嘆息する。彼らにとっては、麻原の言葉はいまだに「真理」なのだろう。

もちろん世間のほうが教団を追い詰めた側面も無いとはいえないが、それにしても人を殺すという狂信にまで達するのはあまりにも異常で、事件に関わったものについては断罪されて当然。

ただ、オウム事件後の、麻原の子供達に対する就学差別や、事件当時五歳だった四女が中学校に入学した際、校長に「あなたは死んだほうがよい」とか言われたというヒステリックな虐待はまったくの別問題。事件に関与しなかった残された信者や麻原の家族を叩いても、同じような事件の再発を防ぐ効果は無いだろう。

人生において「救いを求める」人間の心は普遍であって、思い惑う時に心にストンと入って来る「救い」があれば、それがたとえ人からカルトと呼ばれる宗教でも、あるいは「トンデモ」と呼ばれる考えでも、それを信じてきってしまう人間は、古今東西どこにでもいる。ホメオパシーなどの代替医療、占いやスピリチュアル、怪しい健康食品やユダヤや911陰謀論、水からの伝言に至るまで。人の心にとりつく「トンデモ」は枚挙にいとまがない。誠に困ったものだとは思うけれども、これもまた我々が生きてゆかなくてはいけない世界の現実の一面だからなあ。

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コメント
この記事へのコメント
死刑で妥当
どうせ麻原はブサメンでおまけにめくらなんだから生きてる意味ない(笑)

視覚障害者は死んだ方が幸せ。
てか、税金無駄だから麻原早く殺せよ。(笑)
2012/03/20(火) 00:57:22 | URL | 名無し #-[ 編集]
携帯からそんな過激なことを書かれてもねえ(笑) まあ、死刑は妥当ですが。
2012/03/23(金) 00:04:24 | URL |  Y. Horiucci #-[ 編集]
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