97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
ストーカー被害はもっと防げるはず
山下さん「黙って殺されろと言われたのと同じ」

ストーカーがつきまとっていたのが分かっていたのに、むざむざ殺されてしまったというのは実に痛ましい話で、警察の怠慢は糾弾されてしかるべき。

しかし、この件に限らず昔から同じ事は何度もおこっており、そもそも日本の警察はストーカー被害の予防についてはどこもあまり積極的ではない。スピード違反の検挙やら検問やら、余計な事はやかましくやっている割に、これはどういうことだろう。「警察は民事不介入」というのは、実は法律的な根拠が無いと聞いたが。

アメリカならば、例えばドメスティック・バイオレンスでも、すぐに警察が家に踏み込んできて、暴れてる親父を逮捕して留置場に連れてゆくのが当たり前。この件のように、被害者が住む家のドアを叩き続けて近隣から通報があれば、不審者として手錠がかかって当然。誰が正しいかを警察は関知しないが、逮捕だけはするので、あとは裁判で決着つけてねという姿勢。

年少の子供だけで留守番させてはいけないという法律もあって、知らずに子供だけ残して短時間外出した日本人が、隣人に警察に通報され、戻ってきたら逮捕などという話も有名だ。これも警察は事情を斟酌しない。とりあえず法律違反を現認したら即逮捕で留置場。保釈金払えば外に出れて、最終の決着は裁判でどうぞという姿勢。

この事件の経緯を見ると、アメリカでなら既に逮捕されてるだろうポイントがいくつもあるように思う。ストーカーは明らかな犯罪予備軍。日本の警察も、ストーカーに関しては微罪の段階で予防的にどんどん捕まえればよいと思うのだが。自転車泥棒を捕まえるよりもずっと社会によい影響を与えるはず。

まあ、日本の警察が、予防的逮捕に消極的なのは、ひょっとすると警察による逮捕がすでに刑罰化していることと少しは関係あるかもしれない。

日本では、推定無罪の原則は無いも同然で、逮捕されたら悪人としてボロカスに叩いて構わないことになっている。新聞、雑誌などの大手メディアもそんな扱い。民間企業の勤め人なら逮捕されたら普通は懲戒解雇。刑事事件の裁判での有罪率が極端に高いのも日本の治安維持機構の特異な面。しかし、ことストーカー犯罪については、明らかに犯罪被害が出るまで逮捕しないという警察の慎重な姿勢が、無用な被害を拡大し続けている気がするのだが。
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