97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「しみづ」訪問
1月7日は春の七草の日だったが、昼過ぎに電話したら席が確保できたので、フラフラと今年2回目の「しみづ」訪問(笑)。

お酒は常温の白鷹、お通しは菜の花からし和え。5時にカウンタは満員の盛況。正月特別営業は終了してほぼ平常営業に。

ヒラメはやはり寒の旨みあり。珍しくシマアジが。東京湾口で揚がったとのことだが、天然独特のプルンとした食感。脂に癖がなくサッパリした旨味。タコも柔らかく香りあり。サヨリ、ミル貝、青柳。平貝は軽く炙って供される。

そういえば、昨年のフジTV「ザ・ノンフィクション」で瀬戸海の平貝漁師を取り上げた回あり。漁師は12月から4月の漁期に1年分を稼ぐ。宇宙服のような潜水服を着て、水深20~25メートルの海に何時間も潜って平貝を獲り、船に上がると潜水病を避けるためすぐに与圧タンクに入り、数時間タンク内に横たわり、徐々に大気圧まで減圧。高圧の海底で長時間作業すると窒素が血液に溶け込み、急に減圧すると血管に気泡が生じて命の危険まであるのだ。自宅にも調子が悪くなった時のために予圧タンクが備え付けてあるという、実に過酷な仕事なのであった。

白子ポン酢。サバの後で赤貝ヒモ。この赤貝は、宮城県名取市河口、閖上の産。あの地震と津波の日、徒歩帰宅する途中で「しみづ」に寄り、あの津波の様子では閖上の赤貝は何年も復活しないのではと清水親方と心配したのを思い出す。

しかし、閖上の赤貝漁場は奇跡的に引き波による瓦礫の被害がなかった。漁港と漁船の被害が大きく復活に手間取ったが、昨年末から再び築地に出荷が始まっているのはニュースにもなった。「しみづ」で仕入れたものは、初回はあまり感心しなかったが、今回のは質もよいとのこと。復興支援で今後も仕入れると。なかなか香りがよい。

現在の海の放射性物質拡散を見ると、福一よりも南、福島、茨城の海は結構セシウムの汚染が厳しいが、海流から言っても宮城の海にはあまり顕著な汚染はない。石巻などもきちんと復興してもらいたいなあ。

つまみはウニとイクラで終り。握りに移行。

マグロは赤身、中トロ、トロと3貫。いつもながら実に安定したしっとりとした旨みあるもの。コハダもしっかり〆たこの店のやりかたが合うほどに脂が乗っている。アナゴは端境期の一時期を除いて基本的にある一定のレンジに常に入ってるのが仕入れと仕事の妙。カンピョウもいつもの通り。

帰りに向かいの「P.M.9」に寄り。マティーニとラフロイグ一杯。女将さんにも新年のあいさつして退散。

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