FC2ブログ
97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「未踏 あら輝 日本一予約の取れない鮨屋」
先週は熱が出てダウンしてたので、運動も久しぶり。土曜は久々に、「体幹力を上げるコアトレーニング」の後でランニング。汗をかくのは気持ちよいのだが、それにしても早くもう少し暖かくならないか。しかし、暖かくなると花粉が飛ぶしなあ。

午後は銀座に出て、教文館で本を物色。飲食関係コーナーで、「未踏 あら輝 日本一予約の取れない鮨屋」発見して早速購入。

「あら輝」に関しては、上野毛時代に、「江戸前「握り」 (光文社新書)」という新書が出てるのだが、これは銀座移転後もフォローした新しい本。帰宅して一気に読了。

私自身が、当時は上野毛の住宅街にあった「あら輝」を初訪問したのは2002年の3月で、まだ開店から2年くらいの頃か。しかし、凛とした雰囲気のあるよい店だった。

当時はまだ厳密な2回転制にもおまかせだけにもなっておらず、最初からお好みで握りだけのお客もいた。開店と同時に入店すると、後は遅いお客さんとのことで、「たまには、のんびりしゃべりましょうよ」と荒木親方に言われて、あれこれ寿司雑談しながら飲んでたこともあったなあ。上昇志向で豪放磊落にも見えるけれど、話してみると実に繊細な人柄。やはり細かいところに気が付く心性がないと、職人としても親方としても成功しないのだろう。

その後、店の営業もだんだんと変化。開始時間を揃えた2回転制になり、更に人数を絞った営業になったところまでは通っていた。しかし、二度目の米国駐在が決まったあと、バタバタしてなかなか予約して上野毛に行く時間が取れず、そのうちアメリカに引越し。寿司屋というのも、一度行かなくなると、やはり敷居が高くなる。アメリカ駐在中に、銀座に移転したと聞き、その隆盛を喜ばしく思っていたのだが、結局残念ながら帰国後も一度も訪問していない。もはや「日本一予約の取れない寿司屋」になったそうなので、席は取れないかもなあ。

寿司種については、昔から、数は置いてないが常に品物は厳選されていた。いつも最初にツマミで出る白身の質には感心したし、塩蒸しやアジ、夏場のカツオなども印象に残っている。マグロについては、いくら金積んでも、駆け出しの寿司屋に「はい、どうぞ」と一番の物を回す仲卸はいない。よい物をよい物をと値段に糸目をつけずに通って買い続けることで、仲卸の中の階梯を一段一段登ってきて、今の地位に達したということなのだろう。この本によると、昨年は2200万円をマグロの仕入れだけに費やしたとのこと。まあ、凄い話だよなあ。そして酢飯は、確かに昔から素晴らしかった。この本によると「きよ田」伝来というのだが。

銀座が最後のゴールではなく、今度はNYかロンドンに進出するとのこと。まあ、海外での寿司種事情については、私自身は悲観的だが、「あら輝」なら、なんとかやるかもしれない。今までの寿司屋とはまったく違った形で。そんな気にさせるところが、なかなか凄いとも思うのだった。


関連記事
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
あらま、銀座に移転したことも知りませんでした。ご一緒させて頂いた当時、寿司屋って素人には恐怖の対象でしかなかったんですが、あら輝ではそういう恐怖が溶け落ちる体験させてもらったのに、思いっきりメジャー(手の届かない)になっちゃったんですねぇ。
2012/02/12(日) 14:19:38 | URL | taka #xJy3ruYo[ 編集]
そうでした、一度ご一緒しましたよねえ。歌舞伎座の向いあたりにおととしに移転したんですかね。移転の経緯やお弟子さんの教育などが、TVのノンフィクション番組でも取り上げられており、以前興味深く見ました。

一度訪問しないといけないんですが、こうブランクが空くと、なかなか電話するのも億劫になるんですよねえ。
2012/02/12(日) 14:48:14 | URL |  Y. Horiucci #-[ 編集]
落語家の春風亭小朝の日記にこのお寿司屋さんのこと書いてありました。
来年、イギリスに引越し(支店ではなくて移転)だそうですね。
娘さんが今、イギリスにいるので、そばにいてあげたいからだとか。

またブログ主様の訪問記読みたいような。
でも、銀座で、東京で、日本で成功してるのに、異国の地で一からお店始めるなんて…すごいですね!
2012/03/17(土) 08:58:07 | URL | maru #pcqW7CJ.[ 編集]
>maru様

ちょっと前にTVのドキュメンタリー番組で、この「あら輝」が取り上げられてまして、娘さんがイギリスに留学した事が描かれてました。

その番組内でも、「銀座は通過点に過ぎない、いずれはNYかロンドンに進出する」と荒木氏は言ってたのですが、そうですか、ロンドンに決めたのですかねえ。

高級寿司屋としては、NYでやったほうが採算取りやすいようにも思いますが、ロンドンではどうなんでしょう。

仕入れも大変でしょうが、成功してもらいたいもんです。しかし、荒木氏はきっと誰にもできなかったことをやるとは感じるんですよね。
2012/03/17(土) 13:00:56 | URL |  Y. Horiucci #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック