97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「情熱大陸」 貴乃花親方
日曜の「情熱大陸」は、大相撲の貴乃花親方の回。録画で見た。

現役時代に妙な洗脳騒ぎに巻き込まれたり、年上のアナウンサーとできちゃった婚したり、父親の死後に実の兄貴を「花田勝氏」などと呼んだ頃の言動は、何か眼がうつろで、発言も実に防御的に能面のような自分を作ってるというか、実に奇妙な印象だった。

相撲界最年少理事になった後、大相撲を震撼させた八百長騒ぎがあったが、最近の様子は、前より若干落ち着いて明るくなったものの、逆に尊大さもちょっと増したような。まあ、元大横綱で相撲協会理事とはいえ、まだ40歳前なのだから下っ端としての苦労も絶えず、ある程度意識して重々しい印象を与えなければならないのかもしれないが。

しかし最後のタイトルバックが流れるシーン、宮崎にいる相撲界入り志望の少年に会った時の貴乃花の表情は実に清々しかった。「うちの部屋が嫌だったら他の部屋を紹介してやるから。とにかく相撲界に入れよ」と紅顔の少年に語りかける貴乃花の眼は、まるで自らも少年のように輝き、実によい笑みを浮かべていたのだ。

相撲界の大スターの息子に生まれ、同じく自分も相撲界に入り、猛稽古の末に実力者として横綱にまでなったのだが、様々な軋轢も多かっただろう。

最初のアメリカ駐在時、大相撲のサンノゼ巡業が行われ、ハワイに向かう大相撲一行とサンフランシスコ空港で出くわしたことがある。三々五々集まって仲良く騒いでいる相撲取り達の群れから離れて、当時大関の貴乃花は、付き人と2人でゲートからずっと離れたバーで時間をつぶしており、出発時間ギリギリになって搭乗。誰とも話していなかった。実に孤独で隔絶した印象。相撲界でも周りから完全に浮いていたのでは。

しかし、そもそもは、昔から父親のいた大相撲が本当に大好きだった少年が、そのまま大人になったような人間なのだ、きっと。

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