97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
地球の太陽面通過
月曜夜の部分月食は、都内では南東方面が曇りで観測できなかったが、今朝の金星の太陽面通過も空は雨模様で観測不可能だった。今度観測できるのは105年先。残念ながらもう生きてないなあ。

もっとも日食グラスがあったとて、肉眼では相当目が良くないと、あの小さな点は判別不能なのでは。

惑星の太陽面通過は、地球でだけ観測できる訳ではなく、例えば火星からは、地球が太陽面を通過する光景を見ることができる。地球の日面通過のページがWikiにあり。

この現象については、昔、A.C.クラークが短編集「太陽からの風」収載の、「地球の太陽面通過」で扱っている。

事故により壊滅した火星基地。たった一人だけ生き残った火星探索隊員は、救助が来ない事、自分ももう基地には戻れない事を知りながら、自分に課せられた地球の太陽面通過を観察するミッションに出発する。まだ人類が一度も目にしたことにない光景の映像が、自分の命と引き換えに地球に送信されることを信じて。

上記Wikiによると、火星で観測できる地球の太陽面通過も頻繁に起こる訳ではなく、前回が1984年5月11日、次に地球の太陽面通過が起こるのは、2084年11月10日なのだという。

クラークの上記短編は、人類の月面到着後の1971年に発表されているから、おそらく1984年の現象を題材にしたのだろう。宇宙開発の進展に沸いた当時は、人類の火星到達もすぐそこと思われたのだ。もちろん実際には1984年の時点で人類が火星に到達することはなかった。

2084年には火星に恒久的な基地が建築され、人類が今まで一度も目にしたことのないこの「地球の太陽面通過」が観測されるだろうか。実に壮大なロマンに満ちた話。72年後の世界というのも想像つかないところがあるが、ひょっとして、ロボットが火星の大地に立って空を観測しているなんてこともあるかもしれない。


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コメント
この記事へのコメント
金星と地球の太陽面通過
岡山はよく晴れていたので、金星の太陽面通過はバッチリでした。
3倍の日食観測用双眼鏡で見る限りでは、面積のある黒い円に見えていましたね。

「地球の太陽面通過」は、人工惑星を飛ばして、地球と同じ平面上で地球より遠い軌道を回らせれば、数年に一度の割合で見られると思いますが、やはり火星に降りたって観測しないとダメですかね。
2012/06/07(木) 18:22:11 | URL | はせぴぃ #ANjhXykE[ 編集]
>はせぴぃ先生

そうですか、岡山では晴れてましたか。よかったですねえ。

次は105年先とのことなので、肉眼でもしも判別できないにしても、せっかく買った日食グラスを使いたいものでしたが、残念。

地球の太陽面通過は、軌道が地球に近ければ、日食として観測されると思いますが、小さい点として通過するにはだいぶ遠い軌道を回らないといけないでしょうか。

やはり、火星に降り立って観測するのがロマンありますがねえ。

2012/06/07(木) 20:46:28 | URL |  Y. Horiucci #-[ 編集]
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