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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「スノーホワイト」を見た。
「スノーホワイト」を見た。



以前劇場で見た予告編では、鏡が液体金属のようになる場面や合戦シーンなど印象的だったが、シネコン内では一番小さなハコで観客はまばら。公開からまだ間が空いてないと思ったが案外に観客の減少が早いような。

原題は「Snow White and the Huntsman」。「Snow White」はいわゆる「白雪姫」だが、グリム童話の原作を素材として活かしつつも改変し、魔法と剣のダーク・ファンタジーの世界に移植したという興味深い作品。

この物語での白雪姫は、単に継母にいじめられる女性ではなく、実父を殺した魔女へ復讐を図る王女。誰でも知っている童話の美人を演じるというのは女優にとって実に困難な仕事だが、クリステン・スチュアートはなかなか健闘している。

ただ、物語の中での存在感は、シャリーズ・セロンが何倍も上。戦乱の世に、女としての美しさだけを武器に男を餌食にして生きよと呪いをかけられた少女が、魔力により王から王国を簒奪する。そして自らの美しさを維持するために若い女性の精気を次々と吸い取り、魔女女王として君臨する。この邪悪で冷血、しかし怜悧に美しい女王役がセロンには実にはまり役。アンジェリーナ・ジョリーも候補だったというが、やはりシャリーズ・セロンで正解。ただ、印象的に成立しすぎて、若干主役を食ってしまった感あり。若さを吸い取って美貌を回復する場面や、老けや回復を行き来する容貌など、メイクとCGでよくここまで出来るなと感心した。

ちゃんと7人の小人も登場するし、復讐譚としてのカタルシスもあり。フェアリーの住む森の映像は実にスタイリッシュで美しい。最後の城砦攻めの場面は、「エクスカリバー」を思い出した。

単なる「白雪姫」だと思って見たら、剣と魔法と復讐が交錯する壮大なファンタジー。2時間ちょっとの上映時間を飽きさせない、なかなか面白い映画に仕上がっていた。

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