97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
柔道の審判にはびっくり
週末は時間が空くとオリンピック観戦。昨夜見た、柔道男子66キロ級準々決勝の判定にはびっくり。延長終了後の判定で、まず韓国選手の青旗が3本挙がったが、中央席の審判委員(ジュリー)が物言い(物言いっていうのかなw)。審判は審判委員に呼ばれてなにやら言われている。また位置に戻って再度旗を挙げたら、今度は白が3本で海老沼の勝利という前代未聞の迷走ぶり。中学生同士が練習で審判やらされてるんじゃないんだからさ。審判の権威はどこにも無く、ジュリーからストップがかかるたび、一体何事かと不安げに見守る選手が一番の被害者。

まあ今回のオリンピックに限らず、柔道国際大会の審判は今までも実にレベルが低く判定も不可解。国際競技柔道の判定や採点システムについては、日本もあれこれ意見言ってるようだが、日本側には国際派もいないし、英語で議論できるような人材もいない。あれこれ文句言っても「なんかまた日本が変な事言っとる」 としか認識されないと聞いたことがある。一応競技の元祖として、少しは敬意払われてるので、チョットだけ意見を容れてもらえるようだが。まあ柔道が国際化の道を歩み出した時に、柔道は既に日本の手を離れたのだ。


「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」には、戦前の日本にあった当て身や寝技を重視する実戦主体の柔道流派が衰退し、立ち技、投げ主体の講道館競技柔道が主流となってゆく歴史が描かれていた。

総合格闘技のグレイシー柔術は、戦前の実戦派柔術がブラジルに渡ってそのままに保存されたものだが、もしも日本柔道の保守本流があの流儀になってれば、今頃はオリンピックでもグラウンドが勝負。寝技主体で、締技や関節技を狙い続ける競技となっていたかも。

投げ技、立ち技主体の講道館柔道を基本に虚心に試合の勝敗だけ考えれば、力で相手を振り回し、小技で得点したら後は技を掛け捨てし、自護体で腰を引いて逃げ切るのが得策。外国選手はみんなそうやっている。日本流に背筋伸ばして自然体で、柔よく剛を制して一本で勝つという戦法は、なかなか通用が難しくなってるのだろう。


高校時代の思い出だが、同じ市内他校との運動部定期戦というのがあった。たまたま柔道部同士の対抗戦を観戦していたのだが、組み手争いでお互いに相手の引き手を嫌ってなかなか組みあえない。それを見ていた我が校柔道部の怖い顧問が、我が校の選手に「相手に引き手を取らせてやれ!」と一喝。選手はしばしためらったが、袖を相手の目の前に突き出して、敢えて相手に引き手を取らせた。

回りの観客からは、「オオ~ッ」と深いどよめきが起こる。わざと相手十分にして戦うとは男だ、とばかり大声援が。これでキレイに勝ったら一躍ヒーローだったのだが、さすがに相手十分の組手では分が悪い。たちまち相手の投げ一閃。彼は畳にぺターンと叩きつけられて負けた。ま、ヒーローになるのは実に難しいのですな。

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コメント
この記事へのコメント
あの、青一色から白一色への変わりっぷりは、実に実に衝撃的でしたね!
結果は「それで当然」なので何の文句も無いですが、審判の間違いっぷり、存在感の軽さに驚きました。立行司だったら進退伺い出すまでもなくハラキリやわ、と思いましたです。
2012/07/30(月) 22:06:38 | URL | 夢吉 #-[ 編集]
青3が正反対の白3ですから、あっけにとられました。有効にはなりませんでしたが足技で一度倒してるし、優勢でしたから当然ですが、ジュリーに言われて全撤回するのなら、審判の最初の判定は一体なんだったのかと。
2012/07/30(月) 22:49:19 | URL | Y. Horiuchi #-[ 編集]
力道山と木村政彦
「力道山と木村政彦」で私もブログに書きました。今後ともよろしくお願いします。
2012/08/28(火) 12:28:03 | URL | 戦後史の激動 #JyN/eAqk[ 編集]
確かにあの本は、あまりに木村政彦崇拝に偏ったところも感じられましたねえ。全盛期の鬼のような強さは、もう力道山と戦った時には残ってなかったとも思いましたが。
2012/08/29(水) 20:21:05 | URL |  Y. Horiucci #-[ 編集]
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