97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「ロスト・モダン・トウキョウ」
「ロスト・モダン・トウキョウ (集英社新書<ヴィジュアル版>)」読了。

レトロにくすんだ表紙写真が何故か気になって購入。昔の白黒写真に後で色つけたような実に古臭くもなんだか懐かしい感じ。説明読むと、これは幻の帝都東京、なつかしの東京を、昔の絵葉書で振り返るというもの。ああ、だから手作業で彩色したような写真なんだ。

関東大震災で壊滅した東京の街は、明治の街並みから「モダン東京」へと変わった。そして太平洋戦争の焦土から、現代の東京が再び立ち上がる。

しかし、街並みには街並み固有のDNAのようなものがあり、例えば銀座の昔の絵葉書を見ると、個々のビルは今とは若干違うのだが、それでも全体として、ああ、銀座は銀座だなあと思うのだった。ちょうど小津安二郎の映画に出てくる銀座や、東京駅周辺のオフィスビルが、今と若干違っても、ああ同じだなあと懐かしく思えるように。

まあ、銀座の場合、自己規制で超高層ビルも建たなかったし、三越や松屋などランドマークが同じ場所にあることも大きい。教文館書店のビルも古いんじゃないかな。そういえば、タクシーで「銀座四丁目の交差点」というと、ちゃんと昔の都電、今は無き「銀座四丁目」駅のところに到着することになっている。街の記憶というのは、実物が変わっても長く人の記憶に残り続ける。

日本橋、上野、浅草などの街並みも、私自身はまったく昔を知らないが、実に興味深いもの。昔の写真は、まさに居ながらにして昔の街並みに時間旅行をさせてくれるタイムマシンだ。特に東京生まれの人が見たら、実に興味深いのでは。



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