97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
ハマコー逝去
国会の暴れ者「ハマコー」死去

過去日記に、ハマコーの遺言「YUIGON」の感想を書いたのは昨年の5月。この本は昔の著作との重複も多いが、政界も引退し何ひとつ気兼ねしない立場になったハマコーが好き放題書いた、実に興味深い本だった。

「木更津のダニ」と呼ばれた若い日、組織暴力と関係を持ったこともあったが、選挙に出て代議士となったハマコーの破天荒な成功譚。しかし当選7回にして閣僚歴無し。金丸の奥さんに気に入られて口利きしてもらい就任した予算委員長も「宮本顕治殺人者発言」で10日にて辞任。

街で肩を風切って歩けば「暴れ者」として皆恐れるが、魑魅魍魎が跋扈する政界ではそんな脅しは通じない。単なる異端児であって、政界で影響力を持った人物ではなかった。

皇民党事件では、モメ事はまかせとけとばかり日本皇民党に単身乗り込んで顛末を金丸に報告するも、金丸は「あ、そう」と気のない返事。実は金丸は裏で暴力団稲川会の石井会長に仲介を既に依頼していたのだ。ハマコーは、「石井会長はヤクザ時代の私の兄貴分だったのに、なんで私に言ってくれなかったのか」と憤慨しているのだが、要するに金丸信自身がハマコーをあまり頼りにしていなかった。

青嵐会にも一時所属したが結局ここでも浮いた存在に。「同じ議員バッチはつけてるが、あれはもともと町のゴロツキ。オレ達とは違う」という差別意識が、やはり同じ国会議員にもあったのでは。

自分がこうだと思ったら辛抱が効かない、ハタ迷惑で回りを振りまわす粗暴な人間。しかし妙なところで愛嬌があり、憎めない男ではあった。異彩を放つ政治家であったが、こんなタイプはもう現われないかもしれない。まあしかし、好き放題やって何の悔いもなくあの世に旅立って行ったのではないか。


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