97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
高倉健「あなたへ」
土曜日は、高倉健の「あなたへ」を鑑賞。邦画観るのは久しぶりだが、高倉健久々の主演と聞いて、一度観ておきたくなったのだった。

刑務所で働く刑務官が、亡くした妻の遺言に従って遺骨を妻の故郷の海に散骨するために旅をする。旅先で出会う人々全てにドラマがあるなど、実生活ではありえないが、まあそれがロード・ムービーという奴だ。

高倉健も既に81歳。しかしそんな年齢とは思えない、ぴしりと背筋の伸びた長身。
歩く姿だけで映画の絵になる存在感というのは比類がない。ただ演じる役柄は、定年した後嘱託で働いてる刑務技官という設定だから、65歳くらいだろう。実年齢との差は若干埋めがたいものがあるかも。

妻役の田中裕子は、以前にも何かの映画で健さんと共演していたが、実直に生きて来た武骨な男の恋女房として見事に成立していた。劇中で歌う「星めぐり」の歌も実に印象的。作詞作曲が宮沢賢治だとはエンドロール観るまで知らなかった。

そして日曜夜は、TVで録画したまま放置していた、9/10日放送の「仕事の流儀」、「高倉健スペシャル・インタビュー」もついでに観賞。無骨で、しかし現場の誰にも気を使う銀幕伝説の老優。映画制作の現場では、スタッフにも俳優にも気を配り、きさくに声をかけるのだが、謎めいた私生活には、やはり深い孤独が影を落としているように思える。映画を昔から愛し続けたこの歴史的大スターは、実に内省的で、孤独の陰影に満ちている。

もう少し高倉健を観たくなり、「駅 STATION」をAmazonで発注。昔のヤクザ映画の頃を含めて、200作以上に出演してるのだそうで、その全盛期は実は知らないのだが、やはり日本が誇る名優の一人である。


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