97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
あれよあれよという間に解散まで
14日の国会党首討論で野田首相がいきなり解散に言及してから、あれよあれよという間に本当に衆院解散まで。政界も一寸先は闇ですな。

解散は首相の専権事項と言われるが、憲法の条文では、「天皇は内閣の助言と承認により衆議院を解散する」となっており、形式上閣議書に大臣全員の署名を得る慣例に。もしも署名しない大臣がいても、首相には閣僚の随意の任免権があるから解任すればよい。閣議決定後天皇陛下が詔書に署名、本会議で議長が詔書を読み上げ、国会議員が全員で万歳三唱の手はず。解散の都度、嬉々として万歳三唱を唱えている国会議員を見ると、政治家というのは、なんだかんだ言っても血沸き肉踊る選挙が大好きなんだなあと感心する。

どじょう総理も「うそつき」と呼ばれて相当腹に据えかねたのだろうが、8月に自民党党首に対して約束してから、ずっと知らん顔を決め込んでいたのだから、まあ「うそつき」とか「食言デブ」と呼ばれてもいたしかたないところ。玄葉外相は「バカ正直解散」と呼んだそうだが、個人的には「どじょう逆噴射解散」と名付けたい(笑)。

政権を取ってから3年余だが、マニフェストに記した改革は何も進まなかった。やったことというと消費税増税のみ。民主の退潮は決定的。しかしだからといって、どれだけの国民が「どうか自民党戻ってきてくれ」と待望しているだろうか。

今の日本の腐敗、その温床を作ったのは全て自民党。その政治には飽き飽きしている。今回の選挙で勝ったなら、自民党の古いセンセイ方が戻ってきて官僚の肩を叩き、「いや~留守中は苦労かけたな。またお互いに利権にありついて、うまいことやろうぜ。ぐへへへ」となるだけの話。中央官僚支配と土建国家、利権国家の再来だ。しかも親玉の自民党総裁は、お腹が痛いからといって総理の座を一度放り出した男。口だけは勇ましいが、国家存亡の危機に直面してリーダーとしてそれを乗り切る胆力が無いことは既に証明済み。どじょう総理が解散をいきなり口にした党首討論で泡を食ってたのを見ても分かる。

小選挙区制はアメリカのような2大政党制を前提にしたもので、日本では自民、民主以外に公明という勢力があったから、2大政党間で政策論争が起こるというよりも、公明がキャスティング・ボート握って漁夫の利を得るだけに終わった感あり。特定の宗教を背景にした政党に日本の政治が牛耳られるというのは本来異常な事態。

今回は民主が衰退、自民は盛り返すも単独過半数にはゆかないと目されるから、小党林立の第三極が政界再編の鍵を握ることになると思うが、今行われているのは政策に関係のない数合わせの集合離散に過ぎない。日本維新への追い風は既に止まった。みんなの党も新鮮味は薄れた。太陽の党は年寄ばかり。選挙の結果は、果たしてどうなるか。結局のところまた大混乱という気もするのだが。久しぶりの国政選挙なのだが、投票する選択肢が無いのが残念。焦点は自民党がどれだけ戻すか。第三極はどれだけ票を取るかということか。

菅直人と鳩山由紀夫、2人の総理経験者が落選する可能性あるというのも見逃せないところ。


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