97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「プロメテウス」DVD 未公開シーンのお話
リドリー・スコット監督の「プロメテウス」は、劇場で見た時に過去日記でも感想書いたが、リドリー・スコットの手馴れた演出。映画は「エイリアン0」にして「プロメテウス1」。そしてこのパラレルワールドは、「プロメテウス1」を出発点に「エイリアン」とはまた違った方向へ進んで行くのではと思わせるもの。

興味深かったのは、特典映像の未公開シーン。完成していながら最終段階でリドリー・スコットの判断で削除したシーン多数が収録されている。

例えば映画の冒頭、「エンジニア(異星人)」が過去の地球に立つシーン。最初は、周りに集まって儀式を行う長老エンジニア達のシーンがあり、彼が環境にDNAを残すための生贄であることを説明しているのだが、謎を増すためということで劇場版では削除に。

また宇宙船で冷凍睡眠していたエンジニアが覚醒する場面。劇場版では、コミュニケーション無しで巨人のエンジニアがいきなり暴れ出すのだが、削除シーンでは、これに先立つ会話のシーンがあった。また救助ポットにエンジニアが侵入する場面では、地球からの音楽に聞き入るシーンが撮影されていたのだが、これもオクラに。全体に、この削除は、映画の進行を早めたのは事実だが、知性高いはずのエンジニアが、なぜか知性無い単なるゴリラであるという印象も高めてしまっている。

これら最後の段階の削除は、説明を排除して、映画の謎を深める方向で行われており、確かに効果も上げているのだが、映画内でもうちょっと説明してもよかったなあという感あり。

もっとも商売上手なリドリー・スコットのことだから、将来「プロメテウス2」が公開されたら、そのストーリーと整合するように、豊富な素材を編集して、「プロメテウス ディレクターズ・カット」を出す予定になってるのかもしれない。そして「3」まで来たら、「ファイナル・カット」を公開。CGデジタルで製作されたシーンは、追加や編集が容易になったし、劇場公開だけではなく、人気シリーズになると、DVDで様々なバージョン出して、ロング・テイルの売り上げを狙える。映画ビジネスもずいぶんとテクノロジーの恩恵を受けている。

関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック